【感想・ネタバレ】孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第4巻のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

評価は5.

内容(BOOKデーターベース)
実川は一躍マスコミの寵児となり、母親と一緒に映る幼児の元気な姿が新聞を賑わした。だが喜びも束の間、容態が悪化していく。この手術の成功に定年後のポストがかかった卜部教授は、最悪の結果となった場合、当麻の手術に原因があったと発表しろと実川に言い渡す。折しも幼児の心臓が停止した。果たして、この小さな命を救うことはできるのか。

0
2017年12月08日

Posted by ブクログ

子供の移植手術で、他の人の色々な思惑の中一度は成功するけど……。
今回は、子供の移植手術を中心に、人々の思惑などが絡み合っていたなと思った。

0
2014年03月30日

Posted by ブクログ

一気読みしました。まだあと2冊あるけど、もう2冊しかないの~~!?
面白すぎて、終わって欲しくない!
こんなカッコいい外科医は反則ですよん!

0
2010年06月12日

Posted by ブクログ

でもふと考えると、、、高校1年のときから付き合い始めた今は亡き恋人とはキスを1回交わしただけ。その後好きになった女性はいなく、、、したがってずっと独り身、そんな当麻先生、確かもうすぐ三十路。・・・え?!もしかして当麻先生って・・・((((;゜Д゜)))

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

生体肝移植の予後は、残念な結果となってしまったが、結果的には日本の医療の大きな一歩となったのではないでしょうか。
実川教授も選考試験のことで頭がいっぱい。
やはり、医師って地位とかに魅力があるんでしょうね。

0
2012年10月10日

Posted by ブクログ

生体肝移植、問題も多く抱えるが、それしか治療法がないのならそこに賭けるのが、医師であり患者であり家族だと感じた。間違いなく訪れる緩やかな死と、わずかな可能性の生。そういうことを深く考えさせられる巻。

0
2010年09月10日

Posted by ブクログ

生体肝移植の手術自体は成功したものの、次から次へと現われる合併症に翻弄されて……。

患者とどのように向き合い、快復に望みをつないで共に闘っていくべきか。外科医・当麻のゆらぐことのない姿を、医療に携わるすべての人に読んでもらいたい。

0
2011年07月07日

Posted by ブクログ

天才外科医当麻鉄彦が、外国での研鑚をつみ帰国し、田舎の総合病院で執刀する中、いろんな軋轢等になやみつつ新医療に取り組む。大学病院の実川と生体肝移植を試みる。実川への風当たりが強くなる中、まだ日本では法令化されてない脳死の肝移植を当麻は成功させ一躍脚光を浴びるが、昔からの肝移植学会とかの偉い面々からは四面楚歌となる。そんなおり母親の知人から台湾の病院に是非にと請われる。第四巻

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

本邦初の生体肝移植は成功したものの、臓器の拒絶反応が原因で次々と合併症を引き起こし、術後3ヶ月に満たずあえなく絶命。手術技法上の問題はなかったものの、勝てば官軍、負けたので賊軍とされてしまうのは、日本ならではのお国柄か。臓器移植に関しては、30年も遅れた後進国になってしまった日本と違って、アメリカならば、さっさと再移植手術で命を救えたかもしれないのにという、現役医師の作家ならではの無念がひしひしと伝わってきます。
(2007/7/13)

0
2009年10月07日

Posted by ブクログ

いよいよ、医療小説っぽさが満開。臨床医療云々を差し置いて、学閥・派閥・ポスト争い…。色々な人間の思惑が絡み合ってて面白い。

0
2011年09月04日

Posted by ブクログ

シリーズ第四弾。生体肝移植手術が行われた。ドナーの手術を任された当麻鉄彦。しかし術中に母危篤の連絡。肝移植を受けた患児は術後合併症が続き、二度目の拒絶反応のため死亡してしまう。

0
2024年04月13日

Posted by ブクログ

間違って後編シリーズの4を読んでしまったので、買い直しての購読。一番最後に繋がる話題が幾つも出てきて「成る程な」と言うところ(^^;
生体肝移植が失敗に終わったが、脳死移植が倫理的に難しい日本では、健常人からの移植が第一選択ではあるが、医療の世界も先陣争いが酷い。失敗を陰では喜び、表立っては足を引っ張る。世間的には良くある話しだが、人の生死を考えると医師に聖人君子を求めるのは無理な事なのだろうか。
先輩医師の癌に伴う自院の経営問題や、恋愛話しもあるが、医師が書いた医療小説なので、どうしても医療技術の内容が中心に見えてしまう。

0
2022年09月30日

Posted by ブクログ

 手術自体は成功しても、その後予断を許さない状況は続くことがある。この第4巻は幼児への生体肝移植を巡る医療従事者たちの一喜一憂と、それに対するマスコミの対応が印象に残る。
 我々は報道されたものが真実と捉えてしまうが、必ずしもそれが正しいとは限らない。そこには報道者側の捉え方が大きく左右しているからだ。画期的なことが起きた場合、肯定的に捉える向きもあるが、やはり状況が芳しくないと否定的に捉えられてしまう。最善を尽くしたにも関わらずそのように捉えられてしまうと、尻込みしてしまいなかなか後が続かない。
 本巻は、そういう意味ではタイトルにある当麻鉄彦が主人公というよりは、寧ろ生体肝移植を行った第二の主人公とも言うべき実川剛がメインに描かれている。

0
2022年05月09日

Posted by ブクログ

実川は一躍マスコミの寵児となり、母親と一緒に映る幼児の元気な姿が新聞を賑わした。だが喜びも束の間、容態が悪化していく。この手術の成功に定年後のポストがかかった卜部教授は、最悪の結果となった場合、当麻の手術に原因があったと発表しろと実川に言い渡す。折しも幼児の心臓が停止した。果たして、この小さな命を救うことはできるのか。

0
2018年06月12日

Posted by ブクログ

実川は一躍マスコミの寵児となり、母親と一緒に映る幼児の元気な姿が新聞を賑わした。だが喜びも束の間、容態が悪化していく。この手術の成功に定年後のポストがかかった卜部教授は、最悪の結果となった場合、当麻の手術に原因があったと発表しろと実川に言い渡す。折しも幼児の心臓が停止した。果たして、この小さな命を救うことはできるのか。 (「BOOK」データベースより)

感想は最終巻に。

0
2014年10月20日

Posted by ブクログ

4巻まで来てしまった。
文章力も上がってきていて読みやすくなってきているんだけど、いくつかのテーマが放置されたままに話が進んでいくので、読み手としてはちょっといろいろ不安なところが多々。ここがプロの作家とそうでない人たちとの違いなのかな?と思いつつ、海堂尊さんはプロの作家でないけどその辺抜かりないよなぁとかいろんなことを思ってしまったり。
何れにしてもあと2冊、最後まで楽しみましょう。

0
2013年01月20日

Posted by ブクログ

孤高のメスも4巻目に突入。
国内初の生体肝移植がついに敢行された。初の快挙に象牙の塔ではやはり、それぞれの思惑が渦巻き、足の引っ張りあいが始まる。医者といえども1人の人間。出世欲ももちろんあることは理解できるが、そのヒラエルキーの頂点に立つことによる多大な権力、利権の集中が、一般的な常識とはかけ離れた欲望を生むのだろうか?
手術があれば親の死に目にも会えず、他人の命を救うために努力する医師がいる一方で、欲望に生きる医師が自分の技量を磨かず、権力を追い求める姿が、医療不信を募らせる。

0
2012年10月27日

Posted by ブクログ

空也ちゃん合併症、実川が批判をあびる。あららぎはリザーバーから抗がん剤治療受けながら痔の手術復帰するが、癌の勢力のほうが強い。生体肝移植か脳死ドナーからの移植か、オーストラリアで移植か、台湾か、アメリカか。CBA先天性胆道閉鎖症など肝移植しか助からない命多い現状についても書かれている。

0
2011年12月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この作品は最初「外科医 当麻鉄彦」という漫画をつくり、それを上下2巻の小説にしたものに、その後 加筆して単行本 全6巻にしたものだそうです。

クライマックスから とっても 面白くって一気に読みました。
最後は本当に感動でした。
信念を持って働く当麻医師の周りにはその世界が広がり、みんなに愛されています。

この作品の中にはとても多くのテーマが入っていました。
脳死問題、大学病院の医局体制の問題、地方病院の医師不足の問題、大学間の勢力問題、男女・親子の人間関係 等・・・。

この作品はずっと手元においておきたい作品でした。

0
2011年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

内容(「BOOK」データベースより)
実川は一躍マスコミの寵児となり、母親と一緒に映る幼児の元気な姿が新聞を賑わした。だが喜びも束の間、容態が悪化していく。この手術の成功に定年後のポストがかかった卜部教授は、最悪の結果となった場合、当麻の手術に原因があったと発表しろと実川に言い渡す。折しも幼児の心臓が停止した。果たして、この小さな命を救うことはできるのか。

0
2010年12月08日

Posted by ブクログ

第6巻まで読み終わりました。

くだらない人間関係が多々ある中で、
光る生き方がちゃんと存在していると思いました。


どんどん人間の質がよくなっていくといいなと思います。

0
2010年08月09日

Posted by ブクログ

「生きている、てこと、いや、生かされている、といった方が適切かな?とまれ、細々ながらもこうして外科医の端くれにつながり、オペを終えた後ささやかな幸せを覚え、一杯のビールをこよなくうまいと感じ、飯も食べられる、この幸せ、生の喜び、これがいつまでも続いて欲しい、サマセット・モームじゃないが、不死の妙薬を得るためだったら、どんなことでもしたいと考えるようになるーーーーーー人間て、浅ましい限りだね」

0
2010年02月03日

Posted by ブクログ

 成功をおさめたと思われた生体肝移植だったが、容態は日々変化を繰り返し、 そして願いむなしく幼児は亡くなってしまう。そしてまた、当麻の母親・峰子も・・・。 それを機会にマスコミの実川に対する態度は一変、手術は勇み足だったのではないかと責められることになり、実川は窮地に立たされる。一方、当麻を頼ってきた蘭(あららぎ)の検査結果が出た。なんという運命のイタズラか、彼の病気は彼がずっと専門として患者を治してきたはずの大腸がんであり、すでに転移も認められた。

 一旦は成功したと思われた手術。その時にあれほど実川を賞賛し、もてはやしたマスコミも、幼児の死亡が知れるやいなや、どこも手の平を返したように態度を豹変。どんな事柄にも”初”はあるはずなのだが、医療の現場での”初”がいかに大変なことであり、また、こういった対応に医者達が苦悩し、2度目が遠ざかるというのがよくわかった。

0
2011年10月19日

「小説」ランキング