あらすじ
当麻鉄彦は、大学病院を飛び出したアウトサイダーの医師。国内外で腕を磨き一流の外科医となった彼は、琵琶湖のほとりの民間病院で難手術に挑み患者達の命を救っていく。折しも、大量吐血して瀕死の状態となった「エホバの証人」の少女が担ぎ込まれる。信条により両親は輸血を拒否。一滴の輸血も許されない状況で、果たして手術は成功するのか?
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外科医を目指している人におすすめ。肝移植にロマンを感じた。オペの部分に関しては、実際にオペの様子を見ていないと想像しにくいと思う。でも、ワクワクするし、外科医になりたいなという気持ちにさせてくれる。
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映画を観た後、6巻大人買い。(分冊しなくても~~~)
映画とは若干ストーリーは違うが、小説は小説ですばらしい。
人間関係は非常にわかりやすく、大学病院のドロドロ感がでていて
興味深いし、病状やOPの説明は非常に詳しく、さすが医師が手がけている、という感じ。
大学病院で働く医療従事者としては身につまされる内容が多々あり
感情移入しやすい。
さくっと読める。
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職場の若手の紹介でセレクト。
なかなか面白い言い回しもあり読みやすい。
そして主人公の当麻鉄彦が颯爽としていてカッコいい。個人的イメージとしては「ドクター版 半沢直樹」といったどころか。
内容によっては1巻で終えるつもりだったが、1話完結ではなかったため、次もいってみようか。
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1巻完結と思っていたので最後の展開にはちょっとびっくりで早く続きを読んでみたいです。
当麻という医師がどれだけすごいのか、それがさらにわかっていくストーリーかな
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評価は4.
内容(BOOKデーターベース)
当麻鉄彦は、大学病院を飛び出したアウトサイダーの医師。国内外で腕を磨き一流の外科医となった彼は、琵琶湖のほとりの民間病院で難手術に挑み患者達の命を救っていく。折しも、大量吐血して瀕死の状態となった「エホバの証人」の少女が担ぎ込まれる。信条により両親は輸血を拒否。一滴の輸血も許されない状況で、果たして手術は成功するのか。
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現代版ブラックジャックのような方もお話です。
患者さんを救うことを第一に考えている、当麻先生のような医者もいれば、自分の損得勘定でしか患者をみる事が出来ない野本先生のような医者もいる。
病気の重度にもよるが、どのような先生に当たるかも病気を治すためには必要なことなんだと思いました。
自分よりも少し背伸びし、この小説を読みました。やはり医療用語は難しいです。それでも、続きが気になる。医療用語がわかる人には2倍も3倍もおもしろい小説なのかなと思います。
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当麻鉄彦は、大学病院を飛び出したアウトサイダーの医師。国内外で腕を磨き一流の外科医となった彼は、琵琶湖のほとりの民間病院で難手術に挑み患者達の命を救っていく。折しも、大量吐血して瀕死の状態となった「エホバの証人」の少女が担ぎ込まれる。信条により両親は輸血を拒否。一滴の輸血も許されない状況で、果たして手術は成功するのか。 (「BOOK」データベースより)
感想は最終巻に。
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米国で肝臓移植等の高度医療を学んだ主人公が、琵琶湖の湖西地方にある地方病院を拠点に活躍。学閥や医者同士の人間関係、医療ミス等々医療の世界の怖い面も見え隠れ。第二巻以降にも期待。
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「孤高のメス 第1巻」
当麻鉄彦は大学病院を飛び出したアウトサイダーの医師。国内外で腕を磨き一流の外科医となった彼は琵琶湖のほとりの民間病院で難手術に挑み患者達の命を救っていく。折しも大量吐血して瀕死の状態となった「エホバの証人」の少女が担ぎ込まれる。信条により両親は輸血を拒否。一滴の輸血も許されない状況で果たして手術は成功するのか。
バチスタシリーズを読んだ後に読みましたが、あのシリーズとは全く違う読み応えがありました。バチスタはチームとしてどう医学界や病気に立ち向かうかという所を描写していましたが、孤高のメスでは主人公当麻を中心としたもの。彼が医学にどのような価値観を持っているのか、医師としてどうありたいのかという部分が明確に書かれています。作品の主人公とはいえ、医師としての姿や考え方には深く感銘を受けました。
また、民間病院ならではの大学病院との関連性がしっかり書かれていました。そんな中当麻医師がどのように立ち振舞うのか気になっていましたが、その姿は人間としての成熟さを感じさせるもの。あんな腕もあり信念もありそして人間として出来ている経験値の高い医師が病院にこれば、その職場の医師達が深い感銘を受けるのも当然です。感銘を受けた若い医師達がさらに真摯に医学に取り組もうとする姿はやはり良いものでした。
それにしても野本を始めとする医師にはどうしても苛立ちを覚えてしまいます。作品内の大学病院と民間病院の関係がもし現実の医療、病院界をもとにしたものだったなら、それはとても悲しいことです・・・。
医師も人間ですから色々あると思いますが、ずれてはいけない部分はずれてはいけないだろう?と思いました。
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物語は淡々と進んでいく。
主人公の淡々とした雰囲気に比べ、悪役(?)は妙に
偏ったキャラクター設定。
妙に専門的な描写にかたよってないので読みやすい。
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もうひとつの「白い巨塔」といった感じでしょうか? 病床で、こんな素晴らしい先生に出会えることはめったに無いとしても、その逆だったら・・・。そう考えただけで怖くなった。
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官僚化し腐敗した病院・医学界の中で患者を救うことのみを考えるアウトローの外科医。脳死肝移植の問題を通して医療の在り方についてフィクションを交えて綴っているが、悪役がベタすぎるのと、脳死の問題も一方的な正義感に思えるが、さすが医者だけあって手術の描写はリアルなエンタメ6巻。単純に面白い。
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輸血することが許されない少女へのオペは、出血量が増えるたびにドキドキした。
当麻先生の人柄、実力どちらも申し分ない。
憎っくきは野本。
こんなドクターが、日本のどかかの病院に居座っているのかと考えると怖くなる。
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作者は現役の医師ということで、医療の実態に鋭く切りこんだ内容となっている。
患者に優しくない傲慢な医師、たいした実績もないのに名誉や栄達に固執する医師、未熟な技術しかもちえない医師による手術等。これが現実であるならば本当に恐ろしいことだ。だからこそ、主人公の天才外科医・当麻鉄彦の医療にかける高い志と情熱が胸を打つ。専門用語が飛び交う手術シーンはとてもリアル。
2010年、映画化(主演:堤真一)。
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漫画『メスよ輝け』を読んだのはもう随分昔。懐かしがりながら、活字で読んでみる。神の手と正義の心を持つ当麻外科医。まわりの外科医がダメダメで今の時代には存在不可能。まだまだ続くのでボチボチ読んでいこう。
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全6巻約1900ページの大作。本書はその第1巻。
大学病院という枠を離れ、国内の病院で研鑽を積み、肝臓移植を学ぶため単身渡米した主人公・当麻鉄彦。彼には地域でも都会の病院に負けないような医療を提供するという目標があった。アメリカでも惜しまれつつ帰国した当麻は琵琶湖のほとりの民間病院に空きが出たこともあり、そこに赴任することに。しかし、医師不足からどうしても医局から医者を派遣してもらわなければ回らないという民間病院の状況。派遣された医師のなんともテキトーくさい対応。当麻はそんな中でも淡々と仕事(難手術も含む)をこなし、周囲の信頼を得る。
大学病院と民間病院。この二者の問題を皮切りに日本の医療現場が抱える闇を浮き彫りにする。
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古本屋で纏めてあったので取り敢えず1-3の3冊を購入。医者が書いた医療の本だが、熱い人間ドラマでも無く、医療技術の頂点を目指す内容でも無い。「泣くな研修医シリーズ」に近いかも知れない。
とにかく主人公が淡々としている。外科手術医として高名な医師の後継に望まれても、別な世界を求める。招聘されても医長を望まず副医長となり、また敵対している相手の失敗でも責めていない。目指すのは僻地医療で何でもできる医者。著者の現在を調べると、確かに淡路島の診療所にいる。高度に専門化した現在の医療とは一線を画している。
ただ、最後の章は疑問を残した終わり方で、次の本に続けさせる工夫がされていて読まざるを得ないのがズルい。
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半沢直樹ものに近い感覚。実力を伴わない外科医をぶった切る。移植学会長とのやり取りが正論を押し通していて痛快。
女性にまでもてて、少々かっこよすぎるところが難。
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医療小説を何冊か読んでいるが、ここまで専門用語が連なる小説は初めてか。
並外れた医療手術の腕を持ちながら、地方の民間病院に赴任するという、医者の理想像とも思える主人公。
そんな彼の生き方の原点には、父の存在があるようだが、彼のキャラがすんなりとは立ってこない。
シリーズで刊行されているようなので、続けて読めば、そこら辺ははっきりするのだろうか。
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当麻鉄彦は、大学病院を飛び出したアウトサイダーの医師。国内外で腕を磨き一流の外科医となった彼は、琵琶湖のほとりの民間病院で難手術に挑み患者達の命を救っていく。折しも、大量吐血して瀕死の状態となった「エホバの証人」の少女が担ぎ込まれる。信条により両親は輸血を拒否。一滴の輸血も許されない状況で、果たして手術は成功するのか。
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手術シーンがとてもリアル、専門用語が出てきて凄い事をしてるんだろうなと思う。医局の人事の生臭さ、医者の生態を感じる場面も数々。当麻先生の純粋さが逆にリアリティを感じない、でも応援してます。
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様々なしがらみ、特に、医局や学閥、人間関係などを排除し、徹底的に自分の意思を貫き通したいという、医師の話しであり、ある意味、勧善懲悪的な感じも受ける。
とてもおもしろいのだが、どうしても、医療従事者をテーマとした話になると、「白い巨塔」を超えられない と感じてしまう。
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堤真一が主演で映画化もされた医療ドラマ。
内容はよく知らないでとりあえず手に取ってみたんだけど、小説としての出来栄えは今ひとつとしか言いようが無いですね。なんか無駄にダラダラ長いし、ポイントが抑えられていない文章を読まされている感じ。文章が下手な人が書くとどうしてもセリフ忠信になって心の機微を描けないわけですが、これもそれ。
まぁストーリーはそれなりに面白かったので暇つぶしに続巻は読んでみようかと思いますが。
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孤高のメス 第1巻
現役医師が実体験を小説化したものということだが、第1巻では白い巨棟を飛び出し、地方医療に従事したいという希望を胸に、先ずは自分の腕を上げることが必要と、大学、研修センターとして海外の有名外科医に師事するのだが、本当にこんな方がいるのだろうかと疑いたくなるような、話になっている。また海外の外科医の門戸を叩き、その手術現場に入り込み、手術の技を盗むということが、現代医療の現実の場面なのかとびっくりする。たしかに学校で日進月歩の技を教えることはできないだろう。と同時に、教えられたからといって誰もができるわけでもないのだということを改めて知らされた。
「エホバの証人」も無輸血手術の章では、助けたいという良心の塊のような思いだけで本当にリスクを負う人間がいるのかと半信半疑でもある。
だからこそ自分会社を選ばなければならないのだということについて考えさせられた。
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手術中の解説がすごく細かいと思ったら、本当の外科医が作者さんだったんですね~ 途中裏表紙をみて気がつきましたw
だからなのか、話の内容としてはよくある流れの物語です。 それだけに非常に読みやすいと思います。
人としても技術的にも超一流のお医者様。それだけに爽快感はあります。
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医療をテーマとした現代小説。医者のドロドロした一面を描きながら対照的に主人公の清らかさを際だたせている。一巻である程度完結すると思いきや、ずっと続いていくようで、そう考えると読み続けるのは辛いかなという気になった。
Posted by ブクログ
修練生の時から腕が良く、将来を有望視されていた当麻鉄彦は、周りの期待とはうらはらに、将来は高度が技術が集まるような大病院ではなく、医師が不足しているような民間病院で働きたいと考え、自ら大学病院の出世コースから外れた。本能の赴くままに数年間、外国や国内で興味を持った人物のところに押しかけ様々な技術を学び、少し腰を落ち着けようと戻ってきたのはかつての先輩・島田が院長をつとめる地方の病院「甦生記念病院」であった。
地位や名誉には全く興味がなく、ただ医師が少ないところでも高度な治療ができるようにと切磋琢磨する当麻。ルックスも良いらしい。いずれドラマ化されそうだなぁ。この第1巻では肝臓ガン患者、輸血ができない「エホバの証人」に対して素晴らしい手術をする。専門用語は結構遠慮なく使って書かれているので難しい部分や想像できにくい部分もあるが、リアル感は高い。病院内での地位争いや、病院間での汚い権力闘争、そのあたりもしっかり描かれている。この1巻は、当麻とは逆に、地位や名誉にしか興味のないような野本の誤診&カルテ改ざん発覚、その部下として無理矢理動かされている青木が倒れたところで物語は終わっている。これは早々に2巻以降も購入しなければ。