大鐘稔彦のレビュー一覧

  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第2巻

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    外科医当麻鉄彦シリーズ第二弾。ライバル、近江大学の実川助教授出現。実川助教授は生体肝移植を目指している。また、町長の娘・大川翔子とあう。

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    2024年04月07日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第1巻

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    漫画『メスよ輝け』を読んだのはもう随分昔。懐かしがりながら、活字で読んでみる。神の手と正義の心を持つ当麻外科医。まわりの外科医がダメダメで今の時代には存在不可能。まだまだ続くのでボチボチ読んでいこう。

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    2024年04月06日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第5巻

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    内容は悪くないが流れが前後したり飛んだりするところがあり、そこがもったいない。
    次で最後、さぁ結末はどうなるやら。

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    2024年02月24日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第2巻

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    当麻の過去が少し描かれたり、
    島田が野本に怒ってくれたり、
    変化のある2巻。
    母親を連れてきた当麻が今後どんな症例にどんな手術を行っていくか、気になる。

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    2023年10月31日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第4巻

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    間違って後編シリーズの4を読んでしまったので、買い直しての購読。一番最後に繋がる話題が幾つも出てきて「成る程な」と言うところ(^^;
    生体肝移植が失敗に終わったが、脳死移植が倫理的に難しい日本では、健常人からの移植が第一選択ではあるが、医療の世界も先陣争いが酷い。失敗を陰では喜び、表立っては足を引っ張る。世間的には良くある話しだが、人の生死を考えると医師に聖人君子を求めるのは無理な事なのだろうか。
    先輩医師の癌に伴う自院の経営問題や、恋愛話しもあるが、医師が書いた医療小説なので、どうしても医療技術の内容が中心に見えてしまう。

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    2022年09月30日
  • 孤高のメス 神の手にはあらず 第4巻

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    生体肝移植の結果を見たくて4から6を購入したのに、最初から随分とストーリーが飛んだ内容だと我慢して読んでも繋がらず。よく見たら続編の完結編である4だった。古本屋だったが、前編と普通に並んで売っていた。今日、別の店でも同様に並んでいるので、他の人も間違って買ってしまうと思う。
    と言うことで、都合6冊を飛ばして結論編だけ見た感想では、随分と医療より恋愛に傾いた印象。当麻先生の婚約者の父親が、再度の肝移植のために妻と娘の適合を検査すると、娘の癌が判明。手術しても完治は困難と思われるが、当麻先生はどうするか。手術は誰がどうするか。最後はどうなるか。純愛物語で、本来は涙が流れるのも当たり前なのに、間違っ

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    2022年08月14日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第3巻

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    周囲のハードルの高さから生体肝移植は無理かと思ったが、意外な理由で許可されるし、倫理審査委員会を作ったのに議題に載せずに超法規的解釈となったり、医療の世界は一般社会と違うようだ。それに加えて同僚の成功を妬み、マスコミにリークするなんて考えられない。そのマスコミを手玉に取る上司。
    このシリーズは一番良いところで「続く」となる。今回も移植の途中で切り上げて実家に向かう当麻医師。移植が成功するかどうか、マスコミ対応がどうか、非常に気になる。ということで、4から6まで購入してしまった。

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    2022年08月08日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第6巻

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     巨編小説最終巻。脳死肝移植を成功させたものの、倫理委員会を通していないなどの理由から、かえってバッシングが大きくなってしまう。
     論文で得た権威ばかりにこだわる制度と、医師はメスを執って目の前の患者を救うことが全てと考える当麻の溝は埋まらない。どちらかというと「実践的でいいものはいい」と考える欧米的考え方が権威主義の強い日本にはまだ定着していない。自分の求める医療はどこにあるのか、当麻はある決断を下す。
     全6巻、非常に読みごたえもあり勉強にもなった。

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    2022年05月16日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第5巻

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     日本ではまだ公に認められていなかった脳死肝移植を巡る巨編小説の最終章。
     大学病院ではなく、田舎の民間病院で実施するまでの人々の葛藤を描いている。脳死認定がまだあやふやな時代背景のため、生体肝移植よりも実施が難易度と言われている。それでも患者を救うにはその方法しかなく、やむを得ず踏み切ることに。ドナーの了解も得ており、一見すると問題ないように思えるが、果たして。

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    2022年05月14日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第4巻

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     手術自体は成功しても、その後予断を許さない状況は続くことがある。この第4巻は幼児への生体肝移植を巡る医療従事者たちの一喜一憂と、それに対するマスコミの対応が印象に残る。
     我々は報道されたものが真実と捉えてしまうが、必ずしもそれが正しいとは限らない。そこには報道者側の捉え方が大きく左右しているからだ。画期的なことが起きた場合、肯定的に捉える向きもあるが、やはり状況が芳しくないと否定的に捉えられてしまう。最善を尽くしたにも関わらずそのように捉えられてしまうと、尻込みしてしまいなかなか後が続かない。
     本巻は、そういう意味ではタイトルにある当麻鉄彦が主人公というよりは、寧ろ生体肝移植を行った第二

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    2022年05月09日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第3巻

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     本邦初の民間病院を舞台にした生体肝移植実施までを巡る人間模様を描く第3巻。移植を受ける家族、実施の責任問題、実施者の立場、その後のポスト、マスコミへのリーク等々、様々な立場の人物から生体肝移植への思いが描かれている。
     更にこの移植手術の直前から主人公・当麻鉄彦の母親の調子が芳しくないという伏線もあり、医師の複雑な状況もうかがい知ることができる。

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    2022年05月06日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第2巻

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     医療行為の是非が問われている内容である。一人の患者を前にしたとき、そこに施されるべき医療は何か。助ける方法の選択肢が一つしかない場合、それを採ればいいと思うが、もしそれが実施例がないものだとしたら。
     成功すればヒーローと崇められるかもしれないが、失敗した場合はバッシングは免れない。バッシングで訴訟問題まで抱え込むと、この世の中、風評が一気に広がることは必至。そうなると訴えられた病院は患者が減り、他の病院は患者が増え、結局は患者へ十分な医療行為が行えない。それを恐れ、保守的な傾向にならざるを得ない理由もわかる。しかし、一か八かでもその方法しか救えないとなると、みすみす何もせずに命をあきらめる

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    2022年05月05日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第1巻

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     全6巻約1900ページの大作。本書はその第1巻。
     大学病院という枠を離れ、国内の病院で研鑽を積み、肝臓移植を学ぶため単身渡米した主人公・当麻鉄彦。彼には地域でも都会の病院に負けないような医療を提供するという目標があった。アメリカでも惜しまれつつ帰国した当麻は琵琶湖のほとりの民間病院に空きが出たこともあり、そこに赴任することに。しかし、医師不足からどうしても医局から医者を派遣してもらわなければ回らないという民間病院の状況。派遣された医師のなんともテキトーくさい対応。当麻はそんな中でも淡々と仕事(難手術も含む)をこなし、周囲の信頼を得る。
     大学病院と民間病院。この二者の問題を皮切りに日本の医

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    2022年05月03日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第1巻

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    古本屋で纏めてあったので取り敢えず1-3の3冊を購入。医者が書いた医療の本だが、熱い人間ドラマでも無く、医療技術の頂点を目指す内容でも無い。「泣くな研修医シリーズ」に近いかも知れない。
    とにかく主人公が淡々としている。外科手術医として高名な医師の後継に望まれても、別な世界を求める。招聘されても医長を望まず副医長となり、また敵対している相手の失敗でも責めていない。目指すのは僻地医療で何でもできる医者。著者の現在を調べると、確かに淡路島の診療所にいる。高度に専門化した現在の医療とは一線を画している。
    ただ、最後の章は疑問を残した終わり方で、次の本に続けさせる工夫がされていて読まざるを得ないのがズル

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    2022年03月19日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第2巻

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    ダメな医者のオンパレードに戦慄を覚える。
    麻酔で過去に痛い経験がある自分としては、手術の際は腕の良い外科医にお願いしたいと切に願う。
    3巻も当然読むのだ。

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    2021年07月18日
  • 緋色のメス 完結編

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    読み始めて、これは完結ということに気づいた…後でこの上下巻を読むことにする。

    でてくる女性は、誰も彼も美人というのが男性作家さんだなと思うが、同じ病院で働く婦人科医の姉といい感じになり、プロポーズを受けてもらう。
    医者の不養生がまさに当てはまるパターン。

    あまりに呆気ないラストで、なんだかしり切れとんぼな感じ。

    でも本で読むドクターは、不倫してる人がどうしてこんなに多いのでしょう?
    フィクションだからだといいけど。

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    2020年11月26日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第1巻

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    半沢直樹ものに近い感覚。実力を伴わない外科医をぶった切る。移植学会長とのやり取りが正論を押し通していて痛快。
    女性にまでもてて、少々かっこよすぎるところが難。

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    2020年03月21日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第1巻

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    医療小説を何冊か読んでいるが、ここまで専門用語が連なる小説は初めてか。
    並外れた医療手術の腕を持ちながら、地方の民間病院に赴任するという、医者の理想像とも思える主人公。
    そんな彼の生き方の原点には、父の存在があるようだが、彼のキャラがすんなりとは立ってこない。
    シリーズで刊行されているようなので、続けて読めば、そこら辺ははっきりするのだろうか。

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    2019年03月13日
  • 孤高のメス 神の手にはあらず 第4巻

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    荒井の医療ミスによる訴訟の顛末が中途半端。当麻が、日本を離れなけばならない脳死肝移植で一旦は回復なったかと思われた大川町長だが、拒絶反応で再度生死の瀬戸際に。かてて加えて翔子に病巣(癌)が見つかってしまった。当麻を諫める王文慶とのやりとりで、未婚の時には結婚して温かい家庭を夢み、既婚となると子どものままならなさに思い悩むという部分に思わず唸ってしまった。既婚者としては後者に納得(笑)

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    2019年02月19日
  • 孤高のメス 神の手にはあらず 第2巻

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    またしても甦生記念病院の窮状から書き起こされる。民間・公立を問わず医師の確保が病院の存続に直結する。この物語は新臨床研修制度以前のものだろうが、医師の確保の主導権を大学の医局に握られ、苦悩する民間病院。本巻末の島田病院長を見るのは辛い。一方、当麻の台湾での医師活動は順調に見える。しかし、彼の地で開催された国際外科学会に参加した天敵・徳武が何かを企んでいるような嫌な予感が……

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    2019年02月16日