大鐘稔彦のレビュー一覧

  • 孤高のメス 神の手にはあらず 第1巻

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    孤高のメスの続編。このシリーズ何故かなかなか見つからず、1ヶ月越しでようやく。やっぱりカッコイイ。爽快な気分になる。

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    2010年09月02日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第6巻

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    無事に手術を成功させたものの、内外からの激しいバッシングにさらされる当麻。

    旧弊なシステムにがんじがらめの日本の医療、人の成功を喜べない陰湿な風土……。天才外科医の孤独感が否応なく伝わってくる。タイムリーにも新たな臓器移植法案が施行されたこともあり、けっして他人事ではない脳死について深く考えさせられた。

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    2011年07月07日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第3巻

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    肝移植に話が進み、段々と盛り上がりを見せる展開です。どんな病気になっても、それを治療する医者によってその後の経過に歴然とした差が出ます。著者の伝えたいメッセージの詰まった巻。

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    2010年07月25日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第5巻

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    社会的コンセンサスが得られていないなかでの脳死肝移植へ向けて、外科医・当麻が動きだした!

    やっと話がここまでたどり着いたか、というのが正直な感想。日本のお寒い医療の現状をつぶさに伝えようとしてなのか、話が横道にそれがちなのが残念。さらに、本筋とは関係ない医師たちの色恋沙汰に関する描写もいただけない。とはいえ、困難から目を背けずに患者にとっての最善を尽くそうとうする当麻の姿には感動をおぼえる。

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    2017年01月31日
  • 孤高のメス 神の手にはあらず 第4巻

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    サブタイトルの「神の手にはあらず」がクローズアップされる巻だった。どんなに優秀な医師でも、まだまだ直せない病気がある。

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    2010年11月04日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第4巻

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    生体肝移植の手術自体は成功したものの、次から次へと現われる合併症に翻弄されて……。

    患者とどのように向き合い、快復に望みをつないで共に闘っていくべきか。外科医・当麻のゆらぐことのない姿を、医療に携わるすべての人に読んでもらいたい。

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    2011年07月07日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第3巻

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    日本初の生体肝移植が実川助教授により行われることに。当麻はその腕を見込まれてドナーからの肝臓摘出を担当する。

    登場人物たちの思惑が交錯した複雑な展開だが、むずかしい専門用語にもすっかり慣れてお医者さんになった気分で読める。

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    2016年01月19日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第3巻

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    第3巻は、これまでになく主人公のプライベートな部分が満載でした。
    高校時代の恋(それが、医師として活躍中の今に至るまで後を引いている)、母の看護。興味深いのは、看護士の患者に対する接し方へのメッセージを感じたのが10巻中のここだけだったということです。患者の身内として、現場に求めるものが何かをはっきり伝えてくれているシーンがありました。
    もちろん、医師としての活躍も進みます。本邦初の生体肝移植へ!

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    2010年07月12日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第2巻

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    この巻は、主人公当麻のフラストレーションを何度も感じました。
    アメリカでは何度も経験してきた脳死肝移植が日本では叶わないこと、未熟でいばり腐った他の医師がしでかす、手術ミスとその隠蔽、実母の病気が自分の専門外であること・・・・
    医療の現場、当事者である患者や医師・看護士たちの思い。ページを繰る手を止められないほど面白いと感じながらも、だんだん気持ちが重くなってきている自分に気づきました。

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    2010年07月12日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第2巻

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    アメリカで肝移植を学び、抜きんでた力量をもつ外科医・当麻が、日本の片田舎の私立病院で働いている理由が明らかに。

    それにしても、医師とは名ばかりのお粗末な人が次々と作中に登場するのには参ってしまう。病院と医師は選ばなければ!と心から思った。

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    2011年07月07日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第1巻

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    作者は現役の医師ということで、医療の実態に鋭く切りこんだ内容となっている。

    患者に優しくない傲慢な医師、たいした実績もないのに名誉や栄達に固執する医師、未熟な技術しかもちえない医師による手術等。これが現実であるならば本当に恐ろしいことだ。だからこそ、主人公の天才外科医・当麻鉄彦の医療にかける高い志と情熱が胸を打つ。専門用語が飛び交う手術シーンはとてもリアル。

    2010年、映画化(主演:堤真一)。

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    2017年01月31日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第2巻

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    当麻先生のプライベートにも話が展開していく第2巻。張っていた伏線が繋がったかと思いきや、新たな伏線が出てきて飽きさせません。相変わらずの専門用語なので、医療従事者は本当に楽しめる内容になっています。

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    2010年07月01日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第6巻

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    とうとう終わってしまった~っと思ったら、まだ続編があるようです♪
    明日は本屋へGo!!

    おっとその前に、「告白」by湊かなえ を読み始めます♪

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    2010年06月26日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第5巻

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    まずちゃちゃだけど、本書、単行本が出たのが2005年。そのわりには恋愛の進行速度がどうも昭和4、50年代の感じがある。片想いにしても登場人物がピュアに過ぎる感じがする。そうした点で「作り物」感を持つ人もいるだろうな。

    また、このシリーズでは「伏線なのかな」と思わせておいて、実は「伏線ではない」というサイドストーリーが多いように思う。それで4巻は少々冗長な感じがしてしまった。

    ただこの五巻ではいよいよクライマックスに向けてスタートという感じ。面白く読むことができた。

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    2010年05月31日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第3巻

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    1巻を読み終わったときに話が1巻完結じゃないことに不安を感じた。でもここまでのところは面白く、一気に読めている。

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    2010年05月30日
  • 孤高のメス 神の手にはあらず 第1巻

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    なんとなく購入。チームバチスタ以来の医療系。
    専門用語が多く、自分は医療系なので抵抗なく読めたが素人には無理な文章だろうと思った。(だからレビューが少ないのか)

    甦生記念病院を追われた当麻と矢野は台湾の病院で引き続き外科のオペ中心の生活を送っていた。追われた病院へは新任の外科の医者が就くが評判が良くない。甦生記念病院へ当麻がいると思い、就職願いを出した静岡の医者大塩は当麻が台湾へいってしまう情報を掴み、がっかりする。そんな大塩のもとへ「エホバの証人」(輸血を禁じられている宗教)の患者が来院する。自分では輸血なしで到底できない手術だがあの当麻ならできるかもしれないと患者へ当麻を紹介したいと思う

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    2010年03月30日
  • 孤高のメス 神の手にはあらず 第4巻

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    死亡肝移植によって一命をとりとめた大川が拒絶反応を起こし再手術のため台湾へ来るが、難なく成功。
    しかし、最愛の人もまた病魔に侵されていることを発見。
    古巣の病院が鉄心会の傘下に納まり、紆余曲折もありながら、当麻も戻ってくることになって、とんとん拍子に話は進むが、最愛の人を侵す病魔は、現代医学では救いようのないものであった。

    なんかお話としては、スラスラ読めて、それなりの感動もあったんだが、煩わしい世俗を全部都合よく(?)片付けて、神様のような人に仕立て上げしまっているところが、どうもなぁ。。。

    (2010/3/2)

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    2010年03月13日
  • 孤高のメス 神の手にはあらず 第3巻

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    古巣の病院で盲腸の手術中に起こった麻酔事故で患者が脳死、ついには訴訟問題に発展。院長はアルツイマーと、転落の一直線。とうとう身売り。。。ということなんでしょうか。

    それにしても、「一時間そこそこの麻酔で4万円弱の手当てが入る。それに当直料3万円で計7万近くを一晩で稼げる。」(本文より引用)というのがお医者さんの収入水準のようです。お医者さんの質というか品格のようなものが、本書で登場するキャラクターのように、ここまで善悪の区別がはっきりするのなら、保険点数の一律何点でなく、もうちょっと格差のつけようを考えてもらいたいものですが、現実世界では、良い医者と悪い医者、そうは簡単でないんでしょうね。

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    2010年01月31日
  • 孤高のメス 神の手にはあらず 第2巻

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    天才外科医の当麻鉄彦を失った病院が、デフレスパイラル的に凋落著しい。とうとう、院長までが、、、

    ただ、悪役以外の誰もが、当麻鉄彦を褒めちぎる様は、少々鼻に付くようにはなりました。

    (2009/12/23)

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    2009年12月28日
  • 緋色のメス(下)

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    前作「孤高のメス」の印象から、どうしても優秀な外科医を軸にし、医学界の暗部をリアルに織り交ぜた小説という感触が有ったが、本作はあくまで末期がんを患った女性の許されざる愛を中心に描いたヒューマンドラマであるといえる。以前のレビューでも書いたがそういう意味では今回の本のタイトルは大失敗だと思う。

    前作では大学病院の腐敗部分を背景に臓器移植という先端医療を緻密に描写することで物語の世界観をリアルに作り出していた。 それ故に登場人物は否が応でも人間臭く、読み手は自然に嫌悪感を抱いたり、好意を抱いたりした。

    本作品では乳がんという女性としての尊厳を奪う病気を中心に据えることで、医学的な側面が物語

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    2009年10月04日