支援BISのレビュー一覧
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購入済み
本作品シリーズは、久々に表れた所謂ヒロイック・ファンタジーだ。バルド・ローエンこそ英雄で有りその持つ剣も魔法の剣と言っても良い。異世界の物語でありSFでもある。ヒロイック・ファンタジーの要素全てが詰め込まれている。RPG要素もある、言わば新時代の「ネオ・ヒロイック・ファンタジー」だ。ラノベ好きにも楽しく読めると思う。
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購入済み
旅路は続く、人は往く
個人的には、ファンタジーが実はSFだったと言うのは萎えるのだけど、本書は終始どこかあっけらかんとした空気があり、地の文章も乾き気味なので、それほど気にせず読みきれた。
最後まであくまでも旅と美食に尽くした主人公達のおかげだ。
老人の冒険譚がどれほどかと読み始めたら、すっかり虜にされてしまった。
ややくどいエピローグも、本書にはよく似合う。 -
購入済み
原作を読んでから買ったのだが…
上手い!
冒頭の展開の仕方が、コミカライズのコマ割とインパクトを意識したもので、唸らされた。原作書籍版の後半を担当したイラストレーターさんだけはある。文章と漫画の違いを熟知していると感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレかぎ爪型のエンボス加工が特徴的な、冒険者レカンの一代記物語第二弾である。
ファンタジックな異世界から、また別の異世界へと転移を果たしたレカンは、魔女シーラの元で学びながらヴォーカを拠点に様々な冒険を繰り広げている。
とは言いつつも、この二巻での物語は、弟子に取った(正確にはシーラによって取らされた)エダを中心とした物語だろう。
前巻のような迷宮攻略は今回はお休み、次なる03巻に譲っていて、エダのある才能を付け狙った神殿や貴族との対決がメインディッシュとなっている。
エダという少女は、ティーンエイジャーらしい浅はかさが目立つキャラだが、そうしたキャラを好まない現代の傾向からすると物珍 -
購入済み
面白い
マンガが出ていてそれを淡々と読み。これは続きがあるなら読みたいと思いました。マンガはまだ2巻が出ていなかった。小説を発見しお値段ちょっと高いので少し迷いなからもポチっと押していました。久しぶりに面白くて読んで良かった。読後レビューを書いて迷っている方にお知らせしたくなるくらい。淡々としてるのになぜこんなにおもしろいのか。主人公のあり方が好きだったのかな。文章や話の内容も無駄なくダラダラせずどんどん読めました。
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購入済み
おもしろい
これが面白かったので次が読みたく、
でも2巻がまだ出ていない。
小説で続きを読みました。こういうお話しがもっと読みたい。でもこれ以降他のおすすめ高評価の小説を読んでも不発ばかりです。同じ作家さんの小説を読んでみようか。 -
Posted by ブクログ
老騎士バルド、さらに同行者も増え、活躍も大掛かりになっていくが、バルドはいたって平常モードなところと、プライオリティは美味しいものというところが可愛らしい。そう、可愛らしい人柄が覗いて好ましい。そして、顔に出さずともまだ枯れきっていない部分も見せてくれる。女騎士ドリアテッサから始まる道中、ヴェンが養子になるシーンは嬉しくて泣けた。エングダル絡みの話ではゾイの部族が先日読んだレンジャーの弟子ででてくる、スカンディア族を思い出させる。そう、世界観がアラルエン戦記によく似て、ウィルの師ホールトとバルドが似たキャラなんやねぇ。好きな系統だということですな。
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購入済み
哀悼・笹井一個先生
あれ?と思った。
表紙の感じが違う、と。
挿絵の感じも。
なにか生臭い事情でもできたのかとググってみて驚いた。
笹井一個先生、謹んで哀悼の意を表します。
#3巻に追記とも思ったが、強烈にここに書くべき気がした。
#菊石森生先生、お気を悪くなされたら申し訳ない。
#漫画版、いつも楽しく拝読しています。 -
購入済み
待った甲斐ある一冊
3巻から2年近く経ての4巻。
この巻で遂にバルドは物欲将軍と対峙。神話から抜け出したかのごとき異様に立ち向かうは、バルドを頂点にした3ヶ国連合軍。
いずれ劣らぬ精鋭騎士達はいかにしてこれを撃ち破るのか。
今回食べ物描写は控えめながら、しっかり物語にアクセントを与えてくれていて、骨太な冒険譚に読みやすさを加えている。
前3巻のイラスト担当が亡くなられ、コミック版準拠のイラスト・キャラデザになったのは残念。
そのせいで、間が開いたのかな? -
ネタバレ 購入済み
やはり面白い!
思えば「騎士の誓約」のシーンをニコ静で読んで、この漫画と原作小説を知ったのであったよ。
漫画版で微妙に足らんと思っていたスタボロス成分を、オマケ小説で補ったかな?
こう書くと誤解も生じるかもしれんが、この漫画版が原作を補っている部分は絶対にある。鉈剣のサイズとか、なんとなくもっと大きいと思ってたりした。
料理が美味そうなのも良い。
大傑作。 -
購入済み
なんと見事な!
コミカライズを一気に3巻まで読んだ返す刀で読了。
たまらない様な叙事詩の開幕から序盤である。
続巻は既に買ってある。
早く次を読むのだ。 -
Posted by ブクログ
ウェブ小説からの書籍化ですが、他の作品群とは一線を画する、重厚な騎士道ものです。メシテロ要素が目新しいですが。ベースとなる騎士道冒険譚は、結構がっつり。
従士から騎士になる流れとか、決闘とか、財産の略奪権とか、実際の中世ヨーロッパ史からひっぱってきた設定が巧みに取り込まれているので、世界の重厚感が感じられます。
主人公が年配の男性というのも、好きな設定です。最後まで、一番好きなキャラはバル度でした。
そして、気軽な旅だったはずが、あっちこっちで戦闘をし、後の伝説にと変貌していくドラマがおいしい。
騎士道ものといえば、やはりほしいのは貴婦人とのロマンス、プラトニック、両想いか、両片 -
購入済み
とても面白かった
近年稀に見る傑作です。
原作も良かったが、作画担当がまた素晴らしい。
人の表情を描くのがとてもとても上手い。
原作を一つ上に押し上げている表現力です。
今後も購読するので、是非是非完結まで頑張って頂きたい。
オススメです! -
Posted by ブクログ
久しぶりに、童心に帰ってファンタジィを読んだ気がする。
ひとつひとつのエピソードが、幼い頃に夢見た魔法と冒険の旅を彷彿とさせる。
しかし破天荒&単純な強さで読者を置いてきぼりにすることはない、という安心感を最初に得られた。
ただ才能に頼った強さなんてなくて、あったとしても、そんなものは呆気なく崩れ去るものだという現実を知った今、人間の強さを裏付けるに足るのは経験と実績、培ってきた人間性である。
そして明日も生きていく、その理由には、一途な愛と、美味しい料理が不可欠だ。
大人になった今だからこそ、ジャルチャガの真っ当ではない魅力や強さも理解できる。
大人も満足できるファンタジー、とい