支援BISのレビュー一覧

  • 辺境の老騎士 III バルド・ローエンと王国の太子

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    ネタバレ

    主人公バルドはお爺ちゃんだし~と毎回思うのだが読みだしたら止まらない。味のあるストーリーとメシウマ描写、味のあるイラストにノックダウンされます。
    もちろん過去のある凄腕剣士のカーズの居ますし、ここぞと云う所で活躍する盗賊のジャルチャガも大好きです。
    要所要所に女性の影もありスキのない物語です。
    今回は辺境競武会での試合や歌にバルドもカーズもドリアテッサも活躍します。新登場のシャンティリオンと水戸黄門の世直し旅もどきもします。魔剣の謎も解明です。
    外伝は『レイリアの恋』ザイッフェルト・ボーエンの息子ティグエルトと、ゴドン・ザルコスの姪レイリアの恋バナです。

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    2015年11月29日
  • 辺境の老騎士 III バルド・ローエンと王国の太子

    ネタバレ

    面白い。続きが早く読みたい。

    バルドって、老騎士なのにバイタリティがあふれてて、壮年期の人に勝ってしまうので凄い。
    バルドの若き日の恋は実らなかったけれど、実ってしまっていたら王太子はいなかったわけだから、彼にとっては爺や(じいや)が今この時にいてくれて助かってるよねぇ。ところでジュルチャガのくだりが少ない。もっとジュルチャガの出番を出してほしかった。

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    2015年07月09日
  • 辺境の老騎士 III バルド・ローエンと王国の太子

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     パルザム王国での諸事を描き、中原に巻き起こる戦乱の始まりを描いた今巻は、一言で言うのなら、大変面白かった。いま現在読んでいるシリーズの中でも屈指の作品だろう。
     文物への深い知識もさることながら、そこでの洞察の鋭さには本当に驚かされる。たとえば、私でもわかるもので言えば、歌が共鳴するものだ、という見解。これ体験でしか理解できないものに思われるのだが、折り返しを見て納得。なるほど、東京音大のご出身だったのか。
     ストーリー展開のテンポの良さと、その裏で働く大きな動きとがよく計算されていて、様々な設定と展開が結びつき、少しずつ物語が披露されていく様は本当に心地よい。

     不動の星五つである。次は

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    2015年06月09日
  • 辺境の老騎士 I

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    古書店の店頭の話題作コーナーに以前から並んでいるのを目にしていて、気になるものの手にとることはありませんでした。
    その日々にちょっと後悔。どうしてもっと早く手にしなかったんだろう、わたし。

    異世界が舞台のファンタジー。
    辺境パクラで、魔獣の脅威を退けつづけるテルシア家に長年仕えてきた騎士バルド・ローエンは、老い先短いと悟って主家へ引退を願い出、財産等はすべて返上したうえで、愛馬スタボロスとともに死地を探す旅へ出た。
    ……のであるはずが、それは後世に残る大冒険のはじまりだった。

    ネットで連載されていたものが加筆修正のうえで書籍化されたのだということは、これを読み始めて知ったことでした。
    「こ

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    2015年05月11日
  • 辺境の老騎士 II 新生の森

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    絵も内容も味わい深く、レベルの高い作品。
    老騎士バルドと仲間の旅の道中。老騎士の他にも超絶剣技を誇るカーズもいて、さらには美女も登場。
    今回も道中の食事風景は秀逸。いかにも美味しそうで、この作者の描写力には花丸を付けたい。

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    2015年03月01日
  • 辺境の老騎士 II 新生の森

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    死出の旅から生き抜く旅へ
    相変わらずの飯テロ級架空グルメから
    老騎士と一行の無双な戦いっぷり、女騎士の一途な思いに
    豪快領主のまっすぐな人柄、寡黙な男の再生の物語等々
    読みどころの事欠かない良作です。
    さらに面白くなっていきそうな続巻が楽しみですが
    1年ほど先とか……何度も読み返して待つとしましょう。

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    2015年02月14日
  • 辺境の老騎士 I

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    最近の好みの軽いノリのライトノベルではないが、読み応えがあって素晴らしい作品と評価できる。
    仕える主家を故有って離れて旅する高名な老騎士バルドが、成り行きで食べ歩きしてるだけのつもりが、後世では多分水戸黄門の世直しみたいな評価をされる旅路。
    旅の途中での食事描写が秀逸で、鬼平を読んでて食べてみたくなるのと同じで、美味しさの表現が多彩。
    各村々での事件解決やら特産品の食事が楽しめる一冊。

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    2015年01月08日
  • 辺境の老騎士 II 新生の森

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    気ままな一人旅から旅の面子が増えた第二巻。辺境の老騎士のささやかな人生が大きな流れに合流し物語がうねり走り出す。亜人たちとの交流もドリアテッサとの出会いもその流れを推し進める力になるが、各話ごとに入る美味いものに歯噛みするのは一巻目と変わらず。全部食べたい。

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    2014年10月19日
  • 辺境の老騎士 II 新生の森

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    ネタバレ

     引退した老騎士が主人公の異世界グルメ・エピック・ファンタジー第二弾!

     前回は「死に場所を探す旅」で、あてどもない旅路の先で土地土地のグルメを気ままに楽しむ旅でしたが、ここから「生きる旅」。旅の仲間も増え、目的地も定まり、グルメからエピックのほうへ比重が傾きます。なので、グルメ描写はちょっと少な目。
     その分、増えた登場人物が大いに活躍します。
     特にジュルチャガとヴェン・ウリル。最後の章では、ゴドンの領主としての手腕も見逃せません。

     目的のある旅で常にあちらこちらへ駆けまわる場面の多い中で、滝壺のそばで修業をしつつのんびり過ごす場面は、この巻では貴重ななごみの場面で、特に好きなところ

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    2014年10月13日
  • 辺境の老騎士 II 新生の森

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     二巻は仲間が集い、思いを交わし、別れを告げる物語である。
     語るべきことはあまりない。一巻ですでに、ネット小説では頭一つ抜けた作品だと思っていたが、その評価を修正したい。これは隔絶していると言ってよい。

     文句なしの星五つ。おかしみあり、波乱あり、胸が熱くなる交情ありの名作であるが、惜しむらくは次が来年の冬まで飛ぶらしい件だろう。
     完結したと聞くネット版に手が伸びそうになる。困ったものだが、そこはグッと我慢することにして、楽しみに待つことにしよう。
     まあ、おっさんにとって、一年はさほど長くはないのだから、待てるだろう。が、若人には殺生な間であるとも思う。

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    2014年10月01日
  • 辺境の老騎士 I

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    「老騎士」って打とうとして予測変換に「労基署」を出してくる我がPCよ……。
     でも、もうすっかり「老騎士」を一発変換で出してくれるようになりました!
     読んでる途中から「これいいよ!」と宣伝したくなる、楽しいファンタジーでした。
     グルメ・エピック・ファンタジーの冠、伊達じゃないです。
     全部が全部美味しそうなのですが、わたしは敢えて「炊きプランの卵まぜ」をオススメしたいところ。日本人なら(笑)

     異世界ファンタジーでは、衣食住、その世界の持つ当たり前の文化をいかに説明するかっていうのは大事だな、と個人的に思っているわけですが、この小説はその辺すごいです。なんてったって、ファンタジー世界で「

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    2014年09月28日
  • 辺境の老騎士 I

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     面白い本ほど、よく手が止まり積んでしまうことがある。自分が一番良い状態の時に、思う存分楽しみたいと思うからだ。
     この本もそうした類の一冊で、明日続巻が発売されるからと踏ん切りをつけて読み切った。
     やはり、面白い作品である。極上のひと時を味わわせていただいた。

     ネット小説出身の作品としては異色のハイファンタジーであり、乾いた世界観と、だからこそ映し出される人情味あるストーリーが、この上なく良い。
     主人公であるバルド自身が出来事に対して客観視しない、主観の物語であることも、物語により彩りを添える結果となっている。
     そのストーリーを支えるだけのディテールもまた素晴らしい。スペイン風の(

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    2014年08月29日
  • 辺境の老騎士 I

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    ここ最近の睡眠不足の要因。webで無料公開されてるのを読み切り、応援と、手元においておきたいという気持ちから書籍も購入しました。
    老騎士の視点を通して、生きるという問いにひとつの回答を与える作品です。

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    2014年06月14日
  • 辺境の老騎士 I

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    老騎士の目的のない旅とグルメ。しかしそこに様々な国の思惑やキャラのドラマが重なって予想外の読み応え。いい物語見つけた。

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    2014年03月24日
  • 辺境の老騎士 I

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    読み終えて溜息が出るような、涙腺のゆるむような「物語」。表見返しから裏見返しへと老騎士の旅が続いていく感がいい。ウェブ版で何度となく読み返している、現在も「小説家になろう」さんで連載中の物語の、最初の部分の書籍化。連載は7章が終わったところだけど、この本には序章と1章部分が収められている。

    冒頭、山から下りてきた姿で登場する主人公と宿屋の娘の会話で、ここが家畜が角をもつ異世界であることが示され、やがて奥深くへ入り込んでいくこの異世界の紹介であり見聞録である導入パートだけれど、この一冊だけでも十分に楽しめる。
    主家から離れた流れ騎士バルド・ローエンが旅の途中で様々な人と出会い、野菜売りの少年の

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    2014年03月16日
  • 辺境の老騎士 バルド・ローエン(11)

    購入済み

    これは叙事詩だ!

    辺境の老騎士 バルド・ローエン
    この作品は全編を通じ主人公の老騎士バルド・ローエンが感じる気持ちを叙事詩で綴られている。
    この愛すべき食いしん坊の老騎士がなんとも言えない共感を呼ぶ。
    この食いしん坊さんは、大変なグルメでありその食レポにもうな去られる。
    ”食徳”を持つ御仁なのだそうだ。
    激しい冒険譚では無いが、奥深いストーリーと確かな画力の秀作だ!
    皆さんにご一読をお奨めする。

    #タメになる #共感する #癒やされる

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    2024年04月29日
  • 辺境の老騎士 バルド・ローエン(11)

    000

    購入済み

    表紙のローエンさん、可愛いい

    食い気も大切、そこんところも本作品の魅力。
    鳥唐揚げ食べてます。
    チューリップじゃあないんだけど、
    美味しそうですよね。
    お好みで。

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    2024年04月20日
  • 狼は眠らない (3)

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    ネタバレ

    面白かったのにこの巻で打ち切りのようです。
    なんとヤングエースUPで待ち時間ゼロで、全巻無料で読めます。
    原作が小説家になろうのウェブ小説ですが、そちらは180万文字ぐらいの大ボリュームで、思った以上に長編で驚いた。
    漫画の最後のコマでコミック版完となってて、続きは小説でってあるので、漫画が3巻しか続かなかったので、世界観を気に入った人への小説版の販促ツールとして割り切って無料公開って感じでしょうか。まぁまんまとその作戦でウェブ版だけど小説読んでるので、いい作戦なのかもしれない。
    この人の作品は読んだことがあまりなかったけど、なかなか世界観とか人間社会とかが常識的でいいですね。よくあるなろう系

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    2024年02月16日
  • 辺境の老騎士 バルド・ローエン(3)

    無料版購入済み

    一つの旅の終わり

    今巻でバルドの旅に一つの区切りが付きました。
    旅の物語としてもこれまでに立ち寄った町でのグルメリポートが特徴的な今作ですが、シリアスな展開が続くからかコミカルな要素は鳴りを潜めます。
    バルドはいわゆる無双系ではないのでヒヤヒヤする場面も多かったですね。話の展開も無理がないし、憎まれキャラがしっかりと仕事をしているし、回りのキャラも良い味を出しているしでとても面白い巻でした。
    新しい展開を迎えて、ますます続きが気になりますね。

    #感動する #ドキドキハラハラ #アツい

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    2023年09月24日
  • 辺境の老騎士 III バルド・ローエンと王国の太子

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    主人公バルドの魅力再発見の巻でした。
    新しいものを受け入れる柔軟さ、そして、歌で皆を魅了するなんて、もう反則技です。

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    2023年05月20日