支援BISのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ引退した老騎士が主人公の異世界グルメ・エピック・ファンタジー第二弾!
前回は「死に場所を探す旅」で、あてどもない旅路の先で土地土地のグルメを気ままに楽しむ旅でしたが、ここから「生きる旅」。旅の仲間も増え、目的地も定まり、グルメからエピックのほうへ比重が傾きます。なので、グルメ描写はちょっと少な目。
その分、増えた登場人物が大いに活躍します。
特にジュルチャガとヴェン・ウリル。最後の章では、ゴドンの領主としての手腕も見逃せません。
目的のある旅で常にあちらこちらへ駆けまわる場面の多い中で、滝壺のそばで修業をしつつのんびり過ごす場面は、この巻では貴重ななごみの場面で、特に好きなところです。 -
Posted by ブクログ
二巻は仲間が集い、思いを交わし、別れを告げる物語である。
語るべきことはあまりない。一巻ですでに、ネット小説では頭一つ抜けた作品だと思っていたが、その評価を修正したい。これは隔絶していると言ってよい。
文句なしの星五つ。おかしみあり、波乱あり、胸が熱くなる交情ありの名作であるが、惜しむらくは次が来年の冬まで飛ぶらしい件だろう。
完結したと聞くネット版に手が伸びそうになる。困ったものだが、そこはグッと我慢することにして、楽しみに待つことにしよう。
まあ、おっさんにとって、一年はさほど長くはないのだから、待てるだろう。が、若人には殺生な間であるとも思う。 -
Posted by ブクログ
「老騎士」って打とうとして予測変換に「労基署」を出してくる我がPCよ……。
でも、もうすっかり「老騎士」を一発変換で出してくれるようになりました!
読んでる途中から「これいいよ!」と宣伝したくなる、楽しいファンタジーでした。
グルメ・エピック・ファンタジーの冠、伊達じゃないです。
全部が全部美味しそうなのですが、わたしは敢えて「炊きプランの卵まぜ」をオススメしたいところ。日本人なら(笑)
異世界ファンタジーでは、衣食住、その世界の持つ当たり前の文化をいかに説明するかっていうのは大事だな、と個人的に思っているわけですが、この小説はその辺すごいです。なんてったって、ファンタジー世界で「グルメ旅」をメインに据えているわけですから。
しかも、ただ行き当りばったりに食べ歩きをさせているわけではない。
老いた騎士の、当てもない半分道楽のような旅路が短編連絡で続くのを追ううちに、実はそれがより大きな物語の一部であることが分かってくる。
骨太な本格ファンタジーであると同時に、エンタメ小説でもあるところが本当に面白いです!
そして主人公の老騎士がまたかっこいい!
老人ならではの達観した余裕のある雰囲気が、食道楽の旅ととてもマッチします。
これが働き盛りの青年とかだったら、食をメインにするなんてまずできないだろうと思います。引退した老人だから良いんです。
ただ、ファンタジーにありがちなのですが、人の名前がずらずらと出て来て、この人がどこの領主で、この人が誰の息子で~……(フリーズ)……と途中で分からなくなってしまいました^^;
分からなくても分からないなりに読めてしまうのですが。 -
Posted by ブクログ
面白い本ほど、よく手が止まり積んでしまうことがある。自分が一番良い状態の時に、思う存分楽しみたいと思うからだ。
この本もそうした類の一冊で、明日続巻が発売されるからと踏ん切りをつけて読み切った。
やはり、面白い作品である。極上のひと時を味わわせていただいた。
ネット小説出身の作品としては異色のハイファンタジーであり、乾いた世界観と、だからこそ映し出される人情味あるストーリーが、この上なく良い。
主人公であるバルド自身が出来事に対して客観視しない、主観の物語であることも、物語により彩りを添える結果となっている。
そのストーリーを支えるだけのディテールもまた素晴らしい。スペイン風の(なのだと思われる)名称が採用された世界観もさることながら、描写の細密さと、省き方のバランスは一級だろう。この世界観に即したイラストも素晴らしい。
文句なしに星五つである。もしかすると、今年一番の一冊かもしれない。
とはいえ、ひょっとしたら明日発売の新刊がこの巻を超えるかもしれないので、その評はとりあえず暫定として「かもしれない」で止めておく。 -
Posted by ブクログ
読み終えて溜息が出るような、涙腺のゆるむような「物語」。表見返しから裏見返しへと老騎士の旅が続いていく感がいい。ウェブ版で何度となく読み返している、現在も「小説家になろう」さんで連載中の物語の、最初の部分の書籍化。連載は7章が終わったところだけど、この本には序章と1章部分が収められている。
冒頭、山から下りてきた姿で登場する主人公と宿屋の娘の会話で、ここが家畜が角をもつ異世界であることが示され、やがて奥深くへ入り込んでいくこの異世界の紹介であり見聞録である導入パートだけれど、この一冊だけでも十分に楽しめる。
主家から離れた流れ騎士バルド・ローエンが旅の途中で様々な人と出会い、野菜売りの少年の将来から一国の今後に関わる大きな問題までを少しずつ変えていく。善と悪の二元論ではない道を選べるのは齢を重ねた主人公ならではの安心感。
各章に登場する食べ物がまたどれも美味しそうなのだけど、なにせ異世界のことだから名前も違うし形もはっきりとしない食材が多い。口に入れた時の味わいや喉ごしの表現から「これはおそらくあれのようなものかな」と想像して楽しむのに、自分の味わった食べ物の記憶をひっぱりだしてひきくらべることになる。読み手の知識と想像力に挑むようなお話。続巻も楽しみ。 -
購入済み
表紙のローエンさん、可愛いい
食い気も大切、そこんところも本作品の魅力。
鳥唐揚げ食べてます。
チューリップじゃあないんだけど、
美味しそうですよね。
お好みで。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったのにこの巻で打ち切りのようです。
なんとヤングエースUPで待ち時間ゼロで、全巻無料で読めます。
原作が小説家になろうのウェブ小説ですが、そちらは180万文字ぐらいの大ボリュームで、思った以上に長編で驚いた。
漫画の最後のコマでコミック版完となってて、続きは小説でってあるので、漫画が3巻しか続かなかったので、世界観を気に入った人への小説版の販促ツールとして割り切って無料公開って感じでしょうか。まぁまんまとその作戦でウェブ版だけど小説読んでるので、いい作戦なのかもしれない。
この人の作品は読んだことがあまりなかったけど、なかなか世界観とか人間社会とかが常識的でいいですね。よくあるなろう系と違って、ちゃんと魔法のある世界として社会が構築されてて興味深い。 -
購入済み
年寄りが主人公
ファンタジー系ラノベのコミカライズ。舞台や設定はありふれたファンタジー系なのだが主人公が引退した騎士 という点が異色。魔女と呼ばれている女性も普通の姿は老婆。これも異色である。
絵柄は丁寧に書き込まれていて好感が持てる。 -
購入済み
好きな雰囲気
舞台はファンタジーな中世世界。
引退した老騎士が、以前深い関係にあった人たちとの思い出を踏まえながら旅をするロードムービー的作品。
一言で言えばこんな感じでしょうか?
これって、何かに似てるんですよね。
そう、今話題の「葬送のフリーレン」と似た感じです。
もちろん、フリーレンの方は1000年を生きるエルフであり、本作よりずっと時を隔てた物語ではありますが、在りし日の思い出を拾い集めるという意味では同じ。
(ちなみに、この作品の原作は2012年から連載開始、フリーレンは2020年からですので、本作の方がずっと先であったと付け加えておきます)
という事で、フリーレン好きの私にはドンピシャでした。
過ぎ去った思い出の人たちとはもう会えない…、そういうそこはかとない寂しさが何とも言えない感じ。
一方、本作にはもう1つ、「異世界グルメマンガ」との側面もあります。
今となってはよくあるパターンであり、正直この作品にそこまで盛り込む必要はないんじゃないかとも思えます。
が、本作の連載開始時(2012年)と言えば、「ダンジョン飯」(2014年~)、「空挺ドラゴンズ」(2016年~)より前。
同じく2012年に原作小説の連載が始まった「異世界居酒屋「のぶ」」と並んで、異世界グルメ系ではかなり古い部類に入るでしょう。
そう言う意味では、かなり先見の明があった作品と言えるかも。
今ではあまり知名度は無いようですが、もっと評価されてよい作品だと思います。
(あ、マンガの連載はまだ続いてますね)