原晋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
原晋監督と直接お会いしたことはないが、
その裏表の感じられないストレートなメッセージが、直接、私に語りかけられているかのように
とても、刺さる。
原晋監督の考えかたの大きな特徴として、
「失敗」と「挫折」を明確に区別していることが挙げられる。
「失敗」は避けるべきだが、「挫折」こそ糧になるものであり人を成長させる大切なプロセスだ、
と繰り返し言い続けている。
原晋監督自身の挫折経験を踏まえても、
監督として学生たちの成長を見守ってきた観点からも、
ますます確信を深めている様子が伝わってくる。
私自身は、
挫折も大き過ぎると立ち直れないこともある、
と今でも思っているが、原晋監督は、
「ポキッと折れてしまわないようにフォローすることが指導者の務め」
だと述べ、その上でなお人生における挫折経験の重要性を伝え続けている。
実際に監督から指導を受けてきた選手たちへのインタビューも掲載されていて、
原晋監督がいかによく心を配り、それぞれの選手たちと向き合い続けてきたかが伝わってきた。
正直、原晋監督が勧めることが
万人にとって「そのまま活用できる」ことだとは思わなかった。
原晋監督のもとで修行させてもらえる立場なら、それも可能かもしれないが、
実際に、このような心配りができる指導者が世の中には少ないのが実情だろうし、
そういう環境の中では原晋監督のメッセージに後押しされて動いたとしても続けられなくなる可能性が充分高い、と感じた。
・・・とはいえ、
よくある「成功法則ビジネス書」の類に見られるような
辟易するような“成功自慢”臭さは少しも感じなかった。
まるで少年のような、しかし全体を俯瞰する冷静さも兼ね備えた原晋監督の澄んだ眼差しが
読者を晴れ晴れとした気持ちにさせてくれることは間違いない、と感じた(余程ひねくれた心理状態の人には響かないかもしれないが、そのような人は、そもそもこのタイトルの本を手に取ることもしないだろうと思う)。
個人的には、冒頭から、
原晋監督が語る「挫折」の定義を読み、
「そうか自分は子どもの頃から何度となく挫折し続けてきたけど諦めずに今まで生きてきたんだ」
ということを実感し、
不意に泣かされてしまった。
生きていれば、非合理なことも苦しいことも、
自力ではどうすることもできないこともある。
そうした挫折をこそ糧にして、人は強くなっていくと信じて止まない原晋監督の言葉に励まされる人は多いことだろう、と思う。
私には到底、真似できないが、
このように今を生きている大人がいる世界に私もいる、ということが
とても心強く感じられた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2025年2月に読んだ感想です。
・2016年の箱根駅伝の振り返りに関する内容が多かったです。今は実業団で活躍している選手や引退した選手の名前が出て来たり、そういえばそんなことあったなと思い出したり、と懐かしく感じました
・終章で、陸上界を変えるための提言として「大学・実業団対抗駅伝」の新設を挙げています。まさに約10年経って、2025年3月16日の EXPO EKIDENで実現しようとしていて、なんだか感慨深くなりました。批判を受けることもあるけれど、こうして陸上界を盛り上げようと20年以上頑張っている原監督の勇姿に感動です -
Posted by ブクログ
ネタバレビジネス書にある内容を、陸上に落とし込んだものでした。
ビジネスだとありきたりで、著者のこともよく知らず、分かっていても、なかなか行動に移さないものも多いですが、本書は陸上の話を絡めたのと、あの原監督なので、説得力がありました。エネルギーチャージとして役に立ちますし、目標・行動、書き出すことにします。
ちなみに、原監督就任1年目は、どうやって学生のモチベーションを上げたのか、前から気になっていましたが、以下の記載があり、スッキリしました。
p.101
「目指すのは箱根駅伝出場だが、実現できないかもしれない。しかし、私は10年で優勝を狙えるチームを必ずつくる。そのための礎になってくれ。優勝したときには必ず君たちの頑張りを伝えていく。この一歩がなければ優勝できなかったと」
噓いつわりのない現実と将来のビジョンを本気で伝えられれば、この人は本当にやるんじゃないかという印象を相手に与えられるものです。 -
Posted by ブクログ
どのビジネス書にも書いてある当たり前のことではあるけれど、今の自分に照らし合わせながら読むと、改めて響く言葉がいっぱいあった。
組織だからこそ、コミュニケーションは必須と言うことは改めて言語化の重要性を再認識したし、プライベートの時間でも常に駅伝のことを考えているためメモを手放さない。
そういう、仕事以外の時間でも常に目標に向かって考えている姿勢が仕事の質を上げるのだろう。それくらい熱中できることを見つけることが人生にとっては大切なことなのだと感じた。
とはいえ、ワークライフバランスのことを考えると、何が正解なのか?何が幸せなのか?よくわからなくなってきた。
多くの人は仕事以外の時間はのほほんと過ごしたいような気がするのだけれど、そういう人たちが幸せに生きるにはどうしたらいいのだろうか‥‥‥ -
Posted by ブクログ
原監督の良い習慣(物事の考え方、捉え方)が良く分かります。
良い習慣が良い結果や成果を引き寄せる、それを実践している原監督であり、青学大陸上部です。
読みやすい本ですが、原監督ご本人が書いたものではなく、原監督の発言やインタビューから、ライターが文章を起こして編集されたものです。そのため、やや飾り言葉が多い印象でしたが(なので、星4つ^_^)、原監督が繰り返し学生達に伝えていることや、原監督ご自身が果たしたい陸上への「思い」や「ビジョン」を知ることができます。
目標を達成できる組織を作るための取り組み方や考え方を教えて頂けました。
読んでよかったです。