あらすじ
箱根駅伝を4度制し、箱根駅伝2019では劇的な猛追で堂々の復路優勝、
総合で準優勝を果たした青学駅伝選手たちのメンタルの強さを徹底解析!
2015年に青学史上初の箱根駅伝総合優勝に導き、2018年まで4連覇、
そして箱根駅伝2019では大会新記録のタイムで復路優勝を成し遂げた
青山学院大学の名将、原 晋監督の独自のマネージメント論と
国内外のトップアスリートのアドバイザーも務める根来教授による科学的なメソッドをまとめた一冊。
テーマは『勝てるメンタル』。
箱根駅伝2019では往路6位、復路のスタート時点で5分30秒差
という局面から区間賞3人の驚異の追い上げで堂々の復路優勝。
復路大会新記録で総合準優勝を飾った青学駅伝選手たち。
彼らの強さの秘密はメンタルにあった。
駅伝に必要なメンタル、青学のメンタル強化の取組みなど、具体的なメンタルトレーニング術を公開します。
●目次
【第1章】 対談 原 晋×根来秀行『勝てるメンタルの正体とは』
SECTION1 勝てるメンタルを作るには、科学的根拠が必要である。
SECTION2 勝つための実践・マインドフルネス
【第2章】 原 晋 アスリートに必要なメンタル
・失敗した選手に、勝メンタルを取り戻させるためには
・明るく、前向きな人材を育てる
・箱根駅伝の勝ち方
【第3章】 根来秀行 科学的にメンタルを強化する
・勝てるメンタルは、「精神力」の強さだけでなく
「体を制御する力」との連携プレーから生まれる
・勝負の一瞬を決めるのは、気持ちの持ちようではなく
「自律神経」をあやつる知識
・「呼吸」を味方につければ
自律神経をラクにコントロールできる
・睡眠はおろそかにしていると、
「勝てるメンタル」は絶対に手に入らない
など
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人体の「二大制御機構」
自律神経系とホルモン系
「メンタルは鍛えるものではなくあやつるものでありスキルが存在する」
自律神経系でコントロールできるのは呼吸なんですよね。
僕は小学生の頃合気道をやってたので腹式呼吸についてはこだわりがあります。
4秒吸って
4秒止めて
8秒で出す
合気道でも同じようなタイミングでやってました。
呼吸がコントロール出来たら落ち着くんですよね。
科学的には
「毛細血管」
を開くことが大切だそうです。
呼吸でリラックスすれば毛細血管の扉が開いて全身にくまなく酸素が行き渡るそうです。
「呼吸」を味方につければ自律神経は楽にコントロールできるとのことです。
5分前行動
「人が設定した流れの中で自分の時間を作る大切さ」
僕も確かに余裕を持って行動したいタイプです。
やれば楽になるとは分かってはいるのですがσ^_^;
気合と根性で育って来た僕ですが今風に言うと
レジリエンス
と言うそうです。
耐える力
これは体育会系でやってきました。
理不尽に耐えるのもアリかもしれませんが本書を読むと理屈が理解できます。
今流行りの呼吸法
面白く読めました。
Posted by ブクログ
青学駅伝部は生活のリズムから全てを整えて、コンディションを作っていく。
またそれを選手自身が理解をして、自分のコンディションを把握し仲間や指導者に伝えられるレベルにまで落とし込んでいる。
原さん自身が選手に声をかけるときの意識や、過去の失敗談などにも触れられており、それを根来先生が専門家的な立ち位置からフィードバックしたりとなかなか面白かった。
Posted by ブクログ
青学がいかにして駅伝で連覇しているのか、よくわかりました。ただ走ってタスキを渡すだけの競技かと思っていましたが、その奥深さに感服しました。1分1秒を縮めるために、何を考え何に取り組んでいるのか。単純な競技ほど難しいこともよくわかりました。勝つための飽くなき執念。日本トップのレベルを実践するのは難しいですが、まずは呼吸法を参考にさえてもらいます。
Posted by ブクログ
年明け青学駅伝優勝を受けて原監督すごいなと、仕事始めスイッチ入れるために読んだ一冊。
ほかにもっと専門書はあると思うが、中ででてくる眠りにつくための呼吸法は実践してみたが今も継続してるほど、自身にとって効果ありで10分以内に寝落ちできる。