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2015年の正月まで、私は一部の熱心な駅伝ファン以外、誰も知らない無名の監督でした。さらに言えば、私の現役時代は箱根駅伝出場、オリンピック出場などという華々しい経歴は皆無。そんな私が、なぜ青学陸上競技部で結果を出せたのか。
それはきっと、営業マンとして実績を積み重ねる過程で、チームをつくり上げるにはなにが必要なのか、人を育てるとはどういうことなのかなど、たくさんのことを学んだからです。そして、それをスポーツの現場に持ち込めば成功するのではないかと思っていたのです。ダメダメだった私だからこそ、今までの常識にとらわれずに、陸上界の常識を打ち破ることができたのだと思います。
ビジネスのグラウンドには、「人と組織」を強くするノウハウがたくさん埋まっています。ビジネスで培われ、青学陸上競技部で醸成された「ノウハウ」が、今度は皆さまのビジネスの現場で一つでもお役に立てられれば、これほどうれしいことはありません。(プロローグより)
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Posted by ブクログ
青山学院大学を箱根駅伝優勝へ導いた原晋監督の、組織づくりや人材育成、目標設定について学べる一冊。
特に印象に残ったのは、「よりよい組織づくりが、よりよい人材を育てる」という考え方だった。
良い種をまくだけではなく、まず時間をかけて土壌を耕す。人も同じで、本人の才能や努力だけではなく、その能力を発揮できる環境をつくることが重要なのだと感じた。
また、人にはそれぞれ性格や得意分野があり、その適性に合った役割を与えること、成功体験を積める機会をつくること、自分で考える時間を与えることなど、人を育てるうえで大切な考え方が多く印象に残った。
「時代遅れは手遅れになる」という考え方も心に残った。周囲や時代が変化しているのに、自分だけが変わらなければ成長は止まってしまう。今までの経験を大切にしつつ、新しい考え方や人との関わりを取り入れ、自分自身も変化し続けたいと思った。
陸上競技についても、目標を明確にして書き出し、そこから逆算してトレーニングするという考え方は、これから1500mや駅伝に取り組んでいく自分にも活かせそう。
この本を読んで、「才能のある人を探すこと以上に、その人の才能が伸びる環境をつくることが大切」なのだと感じた。
仕事でも陸上でも、自分で考えて行動すること。そして自分の得意なことを伸ばしながら、周囲の人の力も引き出せる人間になりたい。
人はどこで素質が開花するかわからない。だからこそ、自分にも他人にも成長できる機会を与え続けたいと思える一冊だった。
Posted by ブクログ
メディアで原監督のインタビューなどを聞き、一度著書を読んでみようと思い手に取りました。
箱根駅伝優勝を最上位の目標に設定しているのではなく、「社会人として役立つ能力を、陸上競技、箱根駅伝というコンテンツを通して伸ばしていくのが指導方針」とあり、選手の先を見据えた指導をしているんだなと驚きました。
また、ビジネスノウハウを駆使していることが書かれており、どの業界にも活用できるツールであることを学びました。
書籍の中で響いたフレーズを忘れないようにメモしておきます。
・「いいね」「それでいこう」と言ってもらえるようにするのが「よい相談」
・「今まではこうしてきた」というのは、考えることを放棄した人が使う言葉
・負けの基準=努力しなかった負け
新時代の教育法
今までの教育界とは、一線を画す指導法ですが、とても合理的で納得のいくものになっています。あれだけ青学が箱根駅伝で継続して結果を出しているのか、よくわかるものになっています。
現在の教育を見つめ直すのに、とても良い本です。
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ビジネス・実用
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