辻村七子のレビュー一覧

  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 エトランジェの宝箱

    購入済み

    コミュニケーションに感動

    本編15巻という長い旅路を完結まで並走してきた。だからこそ、この外伝『エトランジェの宝箱(トレジャー・ボックス)』は、単なる番外編ではなく、リチャードと正義が紡いできた時間の「結晶」として胸に響く。
    「メラビアンの法則」を文面で超越する筆力には心を射抜かれる。
    コミュニケーションにおいて言語情報はわずか7%と言われる。しかし、辻村七子氏の文章はその「残り93%」である視覚や聴覚の情報を、読者の脳内に直接流し込んでくる。
    宝石の輝き、風の温度、リチャードのわずかな視線や仕草。
    本来なら「見なければわからない」はずの、作中にも出てくるが、リチャードと正義のやり取り、ノンバーバルな情報が、言葉の選び

    #感動する #深い #カッコいい

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    2026年02月26日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 比翼のマグル・ガル

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    いやー、とにかく優しいお話だったなー。
    ふわふわあったかくて時々クスッと笑えて、最後の二巻くらいはホロリと泣ける所もあって、色々考えさせられるテーマを織り込みつつ、リチャード達のスローな恋模様が進んでいく。
    夢物語のようなシリーズだったなあ。第三部は皆出てきて、幸せの宝箱みたいだったわ。

    読んで良かった。
    本屋さんで何となく手にとった数ヶ月前の自分に拍手をあげたい。

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    2026年02月22日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 比翼のマグル・ガル

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    ネタバレ

    「さよならとカブスボタン」
     なんというか、呆気なかった。やっぱり、生前にどんな事をしていようが、死ぬ時は死ぬし呆気ないんだなと思った。
     みのるくんからすれば、正義の電話しているセリフは訳わからないよな。かと言って、一から説明するのもなあ……。難しい。

    「告白とペンダント」
     真鈴が正義に告白。すごいなあ。私だったら、フラれるのがわかっているから絶対にできない。正義もちゃんと向き合っているのが流石だと思う。こういう人だからこそ好かれるんだろう。
     最後、正義と兄弟、大丈夫だろうか? きっと兄弟は守ったんだろうが、正義が轢かれてないことを願う。

    「セレスタイトは歌う」
     正義が車にはねられ

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    2026年02月21日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 再開のインコンパラブル

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    ネタバレ

    リチャードと正義の関係性がよくわからなくなってきた。上司と部下で、友達で、同居人。一般的に言うと、恋人、という関係性もあるのだろうか? よくわからない。でもきっと、この2人の関係の名前は当人が決めるものなんだろうな。
    ヨアキムさん、特にトラブルがあった訳ではなくて安心した。
    にしても、染野閑がまた出てくるのか……。消息がわかったって言っていたが、あの事件の後から監視していたわけでは無かったのだろうか。気になるが、正義やみのるくん達に迷惑はかけないでほしい。

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    2026年02月20日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 ガラスの仮面舞踏会

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    ネタバレ

    リチャードって貝の種類にも詳しいのか……ちょっと百科事典みたいだと思った。
    仮面舞踏会、素敵だな。楽しそう。本の表紙、とっても素敵で似合ってる。
    エピローグも面白かった。298ページのリチャードと正義の会話が特に面白い。
    最後のヨアキムさん、どうしたんだろう? 次が気になる。

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    2026年02月19日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 少年と螺鈿箪笥

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    ネタバレ

    短編以外ではほぼ初めての正義以外の視点だった。「エトランジェでの宝箱」でネタバレを軽く食らってから、「みのるくん」って誰だろう……と気になっていたので、ようやくわかってスッキリした。
    朝ごはんの歌か……他の歌詞も気になるなあ。また違うバージョンのも出てくるかな。

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    2026年02月19日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 輝きのかけら

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    ネタバレ

    谷本さんが中学校の先生になったら、どんな部活の顧問になるんだろう……と少し思っていたのですが、理科部か。ピッタリすぎる。
    「輝きのかけら」が一番好きだな。

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    2026年02月18日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 エトランジェの宝箱

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    ネタバレ

    「サンタ襲来」や「リチャード先生のお料理教室」が特に好き。
    「新時代」という話は、クラシックのあの曲にまつわる話かな、と想像していたが、違った。(よく考えたら、クラシックの曲は「新世界」だった。)タンザナイト期間の話だった。それにしても、迷惑・申し訳ない・ごめんなさい、と口にするたびに課題図書三冊って……。まあ、気を使わなくていい、というリチャードなりの配慮だろうな。
    「スリランカ中田日記」という話も好き。ブログのコメント欄が面白い。きっと、イギー(正義)の知り合いなんだろうなあとわかるコメントだった。ハンドルネームも凝っている。ただ、Ilovestonesさんしか名前の由来が想像できなかった

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    2026年02月20日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 久遠の琥珀

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    ネタバレ

    面白かった!
    とりあえず、大体の問題はひと段落ついたと思う。よかった。
    129ページのヘンリーさん、びっくりした。下村さんに習ったんだろうなあ。……ヘンリーさんが教えてほしいと頼んだのか、下村さんが使っていたのを覚えたのか、どうなんだろうか?
    正義がリチャードの秘書かぁ、大丈夫かな? リチャードがなんでも一人でこなしてしまいそうな気がする。

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    2026年02月17日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 エトランジェの宝箱

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    ネタバレ

    完結記念の短編集。これまでの短編を改題したりしてきたようだが、正義とリチャードの話は相変わらず正義がリチャードに見惚れて褒め称えているだけという感じ。一部完結編後なので、正義は世界中を飛び回っているようで、スリランカが舞台の話は風俗や風景がよく描かれている。他の国に関してはイマイチだが、空港での描写や異国への旅立ちの心情は秀逸。みのるが出てくる話に関しては、リチャードのみのるへの褒め称えが異常で、気持ち悪い。みのるは本当に小学生みたいだ。作者は男性同士の関係については心情表現といい秀逸であるが、子供や女性の描き方がイマイチで、特に女性は傲慢だったり品がなかったり、頭が足りないと思わせるのが多い

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    2026年02月17日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 邂逅の珊瑚

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    ネタバレ

    こんなに短期間に何ヵ国も渡航して調子が狂わないのだろうか? と心配になってしまった。
    谷本さん、岡山で教師になっていた。いい先生になりそうだな。
    リチャードの水煙草でジュースを飲む発想がすごい。まぁ、発案者はシャウルさんだけど。

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    2026年02月16日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 夏の庭と黄金の愛

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    ネタバレ

    表紙に描かれているボードゲームは知っていたが、ストーン・ソリティアという名前なのは知らなかった。
    最後大丈夫かな? 大丈夫だといいんだけれど……。国家戒厳令、初めて聞いたかも。
    そしてヴィンスさん、何かあったのだろうか?
    続きが気になる。

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    2026年02月14日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 紅宝石の女王と裏切りの海

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    ネタバレ

    2ndシーズン。
    正義はスリランカで宝石商として修行中だった。進路どうするんだろうか?
    正義がジュエリーを盗んだ犯人だと疑われたときにはヒヤヒヤした。無事に疑いが晴れて良かった。……良かったって言っていいのか疑問に思うところもあるけど。にしても、また何かに巻き込まれるのか。

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    2026年02月13日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 転生のタンザナイト

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    ネタバレ

    正義の父親(血は繋がってるが父親とは思えない)が本当に嫌な奴だった。
    中田さんがナイスすぎる。正義達のために有給を取って日本に帰国してくれるの本当にいい人すぎて……。
    にしても、また違法行為にあたりそう(きっと違法行為だと思う)な行動してるんだ、ジェフリー。でも今回はナイス。

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    2026年02月13日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 祝福のペリドット【ミニ小説つき】

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    ネタバレ

    面白かった。
    リチャードとリチャードの師匠との出会いが語られていた。そんなことがあったとは……。
    にしても、「言語大好きびっくり人間」って……。シャウルさん面白いな。

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    2026年02月13日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 導きのラピスラズリ【ミニ小説つき】

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    ネタバレ

    リチャードの家族が出てきて驚いた。
    そんな過去があったなんて……。
    そういえば、サラッと流されていた気がするけど、「あいつを殺せるなら死んでもいいって小学生の頃は思ってました」って……そんな酷い人なんだな、血の繋がってる父親。まあ、殴ってくる時点でヤバいか、そりゃ。
    リチャードの誉め殺し地獄、面白かった。なんかよくわからないけど、とても笑った。

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    2026年02月12日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定: 1【イラスト特典付】

    ネタバレ 購入済み

    言葉の輝き


    この作品の最大の魅力は、二人の対照的な「言葉」にあると感じた。


    感情をそのままストレートにぶつける正義の「真っ直ぐな言葉」と、美しい比喩を幾重にも重ね、多くの語彙で真実を包み込むリチャードの「饒舌な言葉」。


    特に痺れたのは、ロイヤルミルクティーを巡るリチャードの台詞。「これが本物のロイヤルミルクティーです。後は本物ではない」――。


    自分の認めたものへの強いこだわり、そして、それ以外は鮮やかに切り捨てる、そのイギリス人らしい誇りと美学!作者の卓越した言語センスを感じる。
    コミック版の美しい作画によって、その言葉を発するリチャードの表情がさらに説得力を増しており、読んでいるこちらも背

    #カッコいい #憧れる #タメになる

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    2026年01月14日
  • 博士とマリア

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     医療系のSFと思ったら… <ブラックジャック>と<蟹工船>と<攻殻機動隊>だった。
     
     気候変動で、海面が上昇した24世紀の世界が舞台。世界は、超巨大混合企業HAに事実上支配されていた。社会の階層化が進み、教育や医療へのアクセスが困難な地域も多くあった。そんな中でも、偏屈で風采が上がらない博士(ドクター)は、助手のロボットマリアⅡとオンボロのクリニック船で移動しながら、人々の診療を続けていた。

     本書はSFマガジンに連載されていた4編を加筆修正し、書下ろし1編を加えて単行本したもの。最初の2編は、<ブラックジャック>を彷彿させられた。伝説の名医と助手のコンビだし。と思ったら、次はSF版「

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    2026年01月13日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 比翼のマグル・ガル

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    ネタバレ

    とうとう完結。拍手しかない。正義とリチャードの関係も家庭教師、上司と部下、秘書、、、人生のパートナー。時間をかけて変化してきた。様々な人々との出会いと繋がり。全てが二人を成長させてきたんだと思うと感激。また二人に、仲間たちに会えるような気がする。楽しい時間をありがとうございました。

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    2025年12月14日
  • 博士とマリア

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    前編通して面白かった。興味深い、という方の面白いに近い。久しぶりのSF作品。私はあまりSF作品は読まない方なのだが、興味はある。ガンダムだって銀英伝だって雪風だって好きだし。
    そしてこの『博士とマリア』は、それらよりより身近な存在として考えられた。
    中でも一番好きな話は、『殻むき工場船から』である。少女たちの力強い『生きる』意志が印象的だった。私が女だからだろうか。つい、素敵だな、と思ってしまったのは。
    ねぇ、マリアⅡ。あなたも彼女たちに、味方してくれましたよね。(笑)

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    2025年12月11日