あらすじ
大学卒業後、岡山の中学校教師として理科部顧問を務める谷本晶子と生徒の日常(「結晶の姫君」)。ヴィンセント梁が香港でリチャードの助手として働きながらもリチャードを裏切り、ジェフリーと通じていた時代(「龍の季節」)。正義とリチャードと下村の他愛ない日常(「楽しい日」)。スイスの全寮制学校に在籍していた頃のリチャードとジェフリーの思い出(「エドワード・バクスチャーの数奇な半生」)。若きオナラブルとしての仮面の下に鬱屈を抱えたジェフリーとヨアキムとの運命的で数奇な出会い(「悪魔を憐れむ歌」)。「宝石商リチャード氏の謎鑑定」シリーズに登場した欠かすことのできない人物たち、それぞれの過去とその後を収めた珠玉の短編集!
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Posted by ブクログ
おぅ短編集かw(゜o゜)wリチャード&正義の話が少なかったのは寂しいけれど、教師になった谷本さんの活躍やジェフリー&ヨアキムの…(#^.^#)が読めて、とっても嬉しいヾ(*≧∀≦)ノ゙
Posted by ブクログ
シリーズに登場した人物たちの過去と未来のお話。
個人的に一番好きなお話は、正義とリチャードと下村の他愛もない日常を描いた「楽しい日」です。
それにしても、ジェフリーとヨアキムさんの出会いのお話は中身が濃かったです。
短編集になっているので読みやすい。
既刊シリーズを読んでから読むのをオススメします!!
Posted by ブクログ
ジェフとヨアキムさんの話がめちゃくちゃ良かった。理科部の話も良かった。
ヨアキムさんのこの言葉好き。
「強くなければ生きていけないけど、優しくなくても生きる資格はあるよ」p.243
輝きのかけら
本編からは少し離れた短編集です。
ヨアキムとジェフの馴れ初めとそれからが描かれているのがとにかく嬉しいです。自罰的な二人が幸せになることを選ぶようになり、中田正義はクレアモント家に良い影響を与えた最高の人間だと涙が出ました。
3部が楽しみです。
Posted by ブクログ
基本的にクレアモント家のお坊ちゃま方はみんなとても心が優しいと言う事が心底分かるお話だった。
ジェフリー兄ちゃんの話とかもう読み進めるだけで心がミシミシとなるくらい切なかった…
本当にヨアキムさんと出会えて良かった…本当に本当に良かった!!
そしてヨアキムさんの事がこの話を読めば読むほど好きになる。
もう本当に素敵な人!!
ジェフリーとの付き合い方の捉え方が本当にかっこよすぎて見習いたい。
Posted by ブクログ
一部と二部の背後にあった物語プラス、二部が終わったあとの短い物語。
ジェフリーとヨアキム、大変だったんだな。と、ジェフリーが頑張りすぎていて、読んでいてかなりしんどい。そのぶん、これからヨアキムと幸せになって欲しいと、深く深く思った。
宝石商リチャードシリーズを読んでいると
「美しい」
という一言では言い表せない、たくさんの「美しい」ものが出てくる。
何人もの人が関わり合う中で、摩擦あり、肯定があり、反発があり、諦念がある。互いに愛し合っていても、正確に伝えられるかわからないし、正しく受け取れるかわからない。
違う人なのだから、すれ違って当たり前で、喧嘩することだってあるだろう。許せないこともあるはず。
それでも、この人と関わり続けたいという気持ちと、それに伴う努力が、人を美しくするのかもしれない。
人は沢山の人との関わりの中で磨かれる、宝石のようなものなのかも?
なんて、そんな事を思った。
Posted by ブクログ
岡山の中学校でのできごとや、意外にもヴィンスの過去、正義と下村くんの関係、ジェフリーとあのヨアキムの出会いの話など、ファンには楽しい1冊。ファンでなくても楽しめる、と書きたいところだが、このシリーズを知らない人が読むと、まずは登場人物の確認から入らないといけないから大変かも。
Posted by ブクログ
短編集。
ジェフリーとヨアキムの出会いが書かれていて面白かった一方、やっぱり最初の谷村先生の授業の話が良かったな〜!
私もビスマスの結晶作ってみたい❄︎
Posted by ブクログ
第二部が終了し、登場人物たち一人一人にスポットライトを当てたスピンオフ短編集。
理科教師、谷本先生。
たまたま今読んでいる『め組の大吾』のヒロインも理科の先生だったな…。
好きなものに邁進できる谷本先生はかっこいい。
自分のやりたいことがあるのに周りを気にして自分の気持ちを押しつぶすな、は、心に刺さる。
大人になっても、それは同じ。
「悪魔を憐れむ歌」は、ジェフとヨアキムの物語。
二人が互いを大切に思うまで。
幸せの形は人それぞれ、とはいうけれど、みんなどこか歪で、だからその歪な箇所が互いを傷つけてしまうことがある。
それを少しずつ整えていくのが、人と人とのつながり、愛というものなのだろうな…
いいね、いいね、みんないいね。みんな綺麗。美しい。
またちょっとだけ自信をなくして、「私なんて」と思っている私を救ってくれる。
大丈夫、そう伝えてくれる物語は、私に輝きを取り戻させる。
Posted by ブクログ
あの話の時のあの人はどんな気持ちだったのかや過去のこと、第二部完結後の様子が読める短編集
谷本さんみたいな先生がいる理科部、とっても楽しそう
そして自分で自分を追い込む人たちの多いこと…ヴィンセントやジェッフィ他、皆に幸あれ!
短編集でした
久々の新刊…!専属秘書になった正義くんとリチャードさんの新たな日々がよめるぞ!ひゃっほー!!…と思って飛び付いたのですが、大半がジェフリーさんの短編でした…これはこれで楽しかったけど、やっぱりちょっとがっかり…(しゅん)
ラスト1話だけ、新たなふたりのエピソードが読めて嬉しかったです。次巻こそは正義くんとリチャードさんのお話たっぷりだといいなぁー…