あらすじ
美貌の敏腕宝石商・リチャードの店「エトランジェ」でバイト中の大学生・正義。店には様々な人間が訪れる。結婚三十周年記念の指輪のための宝石を探す夫婦、恋人と連絡の取れなくなった女子大学生。そして、とあるオークションへの代理出席を依頼する者も。オークション会場には、リチャードの過去を知る男がいた。正義とリチャード、それぞれの想いはすれ違い――!? 【目次】case.1 求めるトパーズ/case.2 危ういトルコ石/case.3 受けつぐ翡翠/case.4 天使のアクアマリン/extra case. 傍らのフローライト
...続きを読む感情タグBEST3
急展開
リチャードの過去が唐突に明かされ、物語が急展開します。wikiによると第6巻までが第1部とのことなので、ここで日本編が終了というわけではないようです。
谷本さんとの関係に決着がつくかと思いましたが、曖昧なままになってしまいもどかしい気持ちです。
理由も告げず正義の前から姿を消したリチャードですが、物語がどのように進むのか、次巻が楽しみです。
ついに急展開回に…!
アニメでも観ていたリチャードさんの故郷話への第一歩が始まりましたね!正義、頑張れ!
しかしリチャードさんは本当優しすぎる…谷本さんと穂村さんのデート情報、握りつぶしても良かったのに…←酷
早く再会するシーンが読みたいです!!
最高
描かれているふたりの主人公が最高。
そして宝石の知識がまた最高😃⤴️⤴️
読んでいるとまた、主人公と
宝石の美しさにうっとりしてしまいます、
シリーズで読んでいきたいです✨
Posted by ブクログ
今回の巻は、リチャードの過去が少し垣間見えたり正義との仲が段々と深まったり正義の恋の行方が…進展??したのかなんなのか…そこは相変わらず外野からするとさっさとしろ!と言う感じだけど、兎に角話の展開的には石にまつわる事だけではなく人間関係の方に比重が置かれていた気がする。
せっかくリチャードとも仲良くなってきたのに…宝石店のエトランジェが休業!?
ちょっとすぐ次の巻を読もう!
Posted by ブクログ
伝説のバクスチャー先生と山田さん回。めちゃめちゃ笑いましたが、ギャク回ではなく、リチャードの過去をにおわせる何かがあってそわそわもしました。
オークションの話でタキシードを褒めるくだりも好きです。あんなの私あの場にいたら付き合ってるのかな? と誤解してしまう。正義くんのリチャードの容貌に対する「夜明けの空や夕焼けの海を見て飽きたと感じることがあるか」という評価が天才すぎて何も言えない。きれいなものは何度見てもきれいだよね。
そしてやっとリチャードの事情をすこし知ることができた貴重な回…。「こんな些細な情報でも俺にとっては新情報なのだ」と正義くんがかみしめるシーンがなんだか胸に残っている。キスをする前に顔をひっこめる云々のくだりは…もう…いいたとえ話ですね(にっこりにやにや)という気持ちになりました。シリアスだったのに表情筋が気持ちに正直ににやけてしまって悔しい。
でさあそしてフラグどおり本当にいなくなっちゃうんだもんな…一気読みできる巻数になってから出会えてよかったような…この状態で新刊待っていた人たちの心中、察してあまりある。
Posted by ブクログ
続きが気になる終わり方...。リチャードの過去とか正義の恋模様とか気になるところが少しずつ出てきて続きが読みたくなる。前の物語に出て来た穂村さんが出て来て、なんだか好感度上がった。
Posted by ブクログ
下手なBLよりドキドキした。お前ら早くくっついてしまえ!
宝石商リチャードシリーズ3巻。リチャードが自身の出自を少しずつ正義に話し、二人の間に甘い雰囲気が出てきている。超絶美人でストイックで完璧なリチャードが、正義にかかっては甘味大臣の可愛い人になる。正義もリチャードのために自家製プリンを切磋琢磨して作る。リチャードは正義には非常に優しく、他の人には見せない表情を見せる。二人のやり取りを周りの人が誤解してぎょっとするのは1巻からのお約束だが、あながち間違いでもない気がした。促して自身のほめ言葉を言わせ、それに応える方もどうかしている。そんなん恋人同士やないかーい!
幸せな人を見るとわーっ!ってなる気持ちとか、子供のためにあまり家にいない人と再婚したりとか、恋愛がよく分からない気持ちとか、すごく繊細で細やかで良い。ささやかで、幸せな人や世間一般から見ると正論を押しつけられそうな感じのことを、筆者は握りつぶしたりしないで、しみじみと、心に染み渡るように小さく抱えて大切にしてくれる。
顔と遺産のせいで普通の人には理解されない修羅場をくぐってきたリチャードに対し、まっすぐで感情一直線で、人との距離を保つ優しさもあって、ちょっとボケてて一生懸命で、優しくて落ち込むこともあって、そんな正義がそばにいてどうして好意をもたずにいられようか。リチャードの分かりにくい甘えと心を許している感じに甘さを感じる。二人の分かり合ってる感じがすごく、すごくいい。正義は誰かのために一直線で、正論を振りかざすだけじゃなくて、悪ややりきれないことに落ち込むし割り切ってるわけじゃないし、相手を尊重してくれるし、自身なりの気遣いはしてくれるし、ああもうリチャードからしたら惚れるしかないんじゃないか。
リチャードの本当の気持ちは分からないけど、リチャードはそんなこと認めないだろうけど、自分のそばにいたら不幸になるとか思ってるかもしれないし、好きな相手とうまくいって欲しいと思ってるのかもしれないけど、でもやっぱりリチャードと正義の繋がってる感じが好きで、軽口を言い合ったり細やかなところで分かり合ってるのも好きだし、なんだかんだ心の距離は近いし大切に思ってるし心配するししたいし、それがただの上司とバイトの関係だなんて言えないじゃないか!これがBLレーベルなら是非二人の恋を応援したいところなのだけれど、一般向けレーベルだからなぁ。本編はこの絶妙な距離感を続けて正義は谷本さんと付き合って欲しいし、リチャードは心の中でほのかに失礼しつつ正義のそばにいて欲しい。そして是非!同人誌でアナザーサイドを。二人の幸せを見たいです!
宝石がテーマの物語だが、このシリーズの魅力は何よりも細やかで繊細で優しい機微にある。正論を振りかざすような子供っぽいそれではなく、世間の波にさらされて、時には挫けたり泣いたりすることがあっても、それでも生きてきたというか。そんなゴツいものではないんだけど!くそぅ、うまく言えないな。年配のご夫婦が二人で宝石を買いに来るのを普通の幸せではない、と言うような幸福感です。正義達が生きているのは、結婚して子供が産まれて元気に育って老後を夫婦で暮らすような、そんなことが一般的であり当たり前とされるような世間なんだけど、正義達はそれが当たり前ではない。だからといってやさぐれているわけでも恨んでいるわけでもなく、背負った自身の境遇と共に生きていく。世間でいう一般的でないこと、少数派であること、良いこととされていることから外れている人を、ひねくれもせず描くことがうまい。一体筆者はどんな人生を歩んできたら、こんな優しい物語を描けるのだろう。
Posted by ブクログ
相変わらず謎はないけれど、宝石うんちくが面白い。アクアマリンの章では宝石の話が少なく物足りなかったが、人間関係が発展し、リチャード氏はやはり…?と匂わせておいて気になるところで終わってしまった。
・インペリアルトパーズの由来は安価な水晶アメジストを加熱すると黄色いシトリンになり、「ゴールデントパーズ」として売られるようになったので差別化のため。
・白いハウライトに絵の具を塗っただけのニセトルコ石がよく売られている。海外の子供達に売られたら大体これ。
・仏手柑(ブッシュカン)とよばれる柑橘をモチーフとした翡翠は縁起物。
・アクアマリンは航海の安全を祈る石で、天使の石と呼ばれる。
・フローライト(蛍石)は普通にパワーストーンとして買えば光らないものの方が多い。
Posted by ブクログ
小説なんだけど、読んでると宝石の知識が付いてくる本。今回出てきた翡翠もそうだけど、一言で翡翠と言っても色々あるんだなとか。また、主人公の2人、思ったことを真っ直ぐ伝える正義と、眉目秀麗でツンデレのリチャードの掛け合いも楽しい。ぐいぐい読んでしまう。
Posted by ブクログ
アクアマリンのお話もよかったけど(天使とつなげるあたりがステキ)、翡翠の物語には少しドキドキした。キレイな翡翠、見てみたいな。
リチャード、どうしたの?!
Posted by ブクログ
アニメの時も思ったのだけど20年前のスーパー攻様だったら500万円は端金、ポケットマネーだったのに今はそんな大ごとなのかと衝撃をうけた。いや宝石商はBLでもないしリチャードはスーパー攻様じゃないのは知ってますが、金持ち設定でも500万は大金なのか、時代!!
インド系のおっさんの口ぶりから同郷の元恋人は男かと思うやん、あなたこのシリーズで1番偏見なあたんではないか
谷本さんの話は小説でもピンとこない、恵まれてんなとしか…
超絶美形の甘味大王。宝石商リチャードの過去や素性が少しづつ明かされていきます。
宝石店のアルバイト正義のリチャードに対する気持ちだけでなく、リチャードが正義に抱く想いも綴られていくのに、あの終わり方は…。次巻も読むしかない。
Posted by ブクログ
正義くんのある意味「口は災いの元」というのか……鈍感大魔王というのか……おいおい、そこまでしてそれ?というのか。
リチャード氏が不憫……と思った一冊でした。
とろけるような緑色の翡翠、見てみたいです。
Posted by ブクログ
シリーズ第3弾。
「求めるトパーズ」「危ういトルコ石」「受け継ぐ翡翠」
「天使のアクアマリン」「傍らのフローライト」
宝石にまつわる日常の謎系のお話ではあるけれど
一番の謎はリチャードだったりするのだが、
彼の過去がちょっと見えたと思った途端に姿を消すって
どういうことですかぁ~!!
ってことで、次を読まねば!
Posted by ブクログ
1巻2巻と続き、ついに3巻へ。
やっと話がおもしろくなってきた…!
今まで謎だった、リチャード氏の背景がやっと動き出した感じ。
最後ここで終わったら、次が気になって気になって仕方がない(;;)!と言った終わり方でした。
今まで短編構成だったのに、もしかして、これって繋がってる…?という感じに。
Posted by ブクログ
表題にもあるcase.4「天使のアクアマリン」で、まさか終わるのか!?と思ったけど、そうアッサリは終わらなかった。(良い意味で)
様々な方面で、一歩進んだように見えたのに、一気に後退したような三巻でした。
Posted by ブクログ
リチャードの背景が案の定ややこしかったという話。リチャード高飛びしようとしてますが、戻ってきてくれないとタイトルに偽りありになるのできっとどうにかして戻ってくるんだと思いますが、別にリチャードと正義の関係がどうこうは全く期待していない(というかそっちに進んだら怒る)ので、お互いに頼もしい兄弟くらいでお願いしたいです。正義の恋愛事情も、不器用ながら進展しそうでしない感じですが、どうにかして進展させてあげたい。。多分ああいう彼女には優しく普通に寄り添うのが一番なので、リチャード同様餌付けするといいと思います。
Posted by ブクログ
今回も宝石の勉強になりました。
石の中の金属イオンの違いで色が違って、呼び名が違う宝石になるのが面白い。
ストーリーはリチャードの過去が少し分かったり、谷本さんの人柄が深掘りされたりして、それぞれの関係が進んだ感じ。
最後は気になり終わり方で続きが気になる。
Posted by ブクログ
ついに正義が告白を!
うまくなかったけど、正直に精一杯頑張った!
リチャードは正義のことが。。。。
意味深な言葉も次回に期待かな 笑
今回のストーリーも
夫婦のほのぼのエピソードあり
かばい合う気持ちあり
毎回、暖かな気持ちになる
気持ちがリラックスできる本ですね!
Posted by ブクログ
不穏なところで終わってしまって早く続きを読まないと! ただどうしてもどうしても、正義の鈍感というか無神経というか天然たらしというか心の綺麗すぎるところに、ちょっとイラッとしてしまう……(笑)自分がひねくれてるからかな。
Posted by ブクログ
初っぱなから正義の谷本さんにい対する「天使みたい」だとか「たおやか」といった表現がなんとも痛々しく思えた。久しぶりにこのシリーズを手に取ったせいで過去の二人の様子を忘れてしまったからだろうか?
あとは、「~べきじゃないだろうか」という独白。これで解決に向かうのも何とも単調。世の中そんな単純な問題ばかりじゃないはずなのに簡単に解決してしまうのも、相変わらず肩すかし。正しいと言うより独りよがりじゃないの? と意地の悪いことを考えてしまった。
4巻目ともなると、そろそろ中編、長編と一話のボリュームが欲しいところ。
Posted by ブクログ
今回は!リチャードの過去が明らかに!
なのになのに、なんでこんな終わり方?!
海外ドラマのクリフハンガー状態。
だが安心してほしい、次のシーズン(巻)は決定(出版済み)。
正義の遅々遅々として進まない恋にも展開が!
この巻は必読!
「受け継ぐ翡翠」では仏手柑の姿の翡翠が登場する。
カワセミって飛ぶ宝石じゃなかったかなぁ、その名前は翡翠から来てたような、なんておもいながら。
日本の国石でもあったはず。
今ではちょっと宝石としては古めかしいような印象もあるが、なんのなんの、本物はやはり美しい。
本作では代々受け継ぐ、守るということの美しさを感じられた。
表題作「天使のアクアマリン」では、エメラルドとアクアマリンが同じ石、という豆知識を仕入れた。
緑柱石といえばピノコだが、話が逸れそうなので傍に置いておいて。
時に傷ついても、人を信じることの強さ。
色が違っても同じ石…この意味に込められた思いはその時の読者の心で変わるだろう。
だが、ほんの少しで心が軽くなる言葉というものに出会うたび、わたしは言葉の弱さと同じくらい強さを感じるのだ。
Posted by ブクログ
アニメで観た話が多くて内容を思い出しながら読む(熟年夫婦の話だけアニメにはなかったかな?)
リチャードは本当に流暢に日本語をあやつるなと感心し、正義は普段は突っ走りなのに肝心な所で情けないとやきもきさせられる
このまま二人の仲が続いていくと思っていたのに…
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。
謎の多い宝石商の人となりの一片が見えてきた。
人と人の繋がり方の複雑さ。
持つ者と持たざる者の越えられない境界。
渦中の盲目。
渦中の孤独。
大なり小なり、誰しもが抱える課題。
得た気付きを如何に卸すか。
4作目に期待。
Posted by ブクログ
わりと急展開。それはそうと同性愛要素がちょっとしつこい。新刊で読んでいたらこの先が不安になったりするんだろうけれど、続刊が何巻も出ているので、ほんのり楽しみにしつつ次巻へ。危ういトルコ石が好きでした。