マーガレット・ミッチェルのレビュー一覧

  • 風と共に去りぬ 第4巻

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    この巻は恋愛模様よりも政治的なメッセージを強く感じる。拝金主義、人種差別、宗教、アメリカの今に繋がっているであろう思想が、スカーレットとその周辺に散りばめられている。

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    2021年03月09日
  • 風と共に去りぬ 第3巻

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    「謎解き」のおかげで、ウィルの登場を心待ちにして読み進めた。何故彼の存在が映画舞台ではないものとなっているのか!彼に肯定されることでスカーレットはますます自信を持ち、タラへの拘りを強くしていくというのに!戦禍の様子、南北のパワーバランスの様子が丁寧に書かれていることに改めて驚かされる。

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    2021年03月08日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    この巻を読むと「だから!アシュリーなんてどうでもいいから!レット!レット!」と言い続ける母に完全同意しか出来ない。恋愛物語の顔をしながら、戦争の表と裏が残酷に描かれていてすごい。

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    2021年03月07日
  • 風と共に去りぬ 第1巻

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    とにかく面白い。映画でも有名なバザーのシーン、スカーレットのプライドの高さと勘違いがやはり可愛い。バトラーとメラニーのさり気ないやりとりに注目。

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    2021年03月06日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    ネタバレ

    2人がもう少しでも素直だったら、別れることは防げたはず。特にスカーレット。好意を持ってるなら「好き」、何かしてもらったら「ありがとう」、自分に非があったなら「ごめんなさい」。何かしら友好的な反応をしていたら、レットは愛されていないと思い悩むことを防げた。


    まあ両者ともプライドが高くて素直さに欠けていたからできなかったのだろうけど。この小説では似た者同士だけが安定した結婚生活を送れる論を推すけど本当か?似た者同士は似たような短所をもつことも意味する。共通の短所を原因とした問題が発生したときにうまく対処することができない。スカーレットとレットはその際たる例。

    作者はこの作品に10年かけた。長

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    2021年03月05日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    スカーレットのことが大好きになった。レット·バトラーのことも。
    いよいよ戦争が激しくなり、窮地に立たされた時の行動力、自分を奮い立たせるその姿になんだか涙が滲んだ。
    これから先、わたしに辛いことや苦しいことがあった時、きっときっと、タラへ戻るために馬車を走らせたスカーレットのことを思い出そう。

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    2020年12月16日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    ネタバレ

    この話はスカーレットとメラニーのダブルヒロインですな、というくらいメラニーの存在感がすごい。そして魅力的。
    もし私が女優で、どちらの役をやりたいか、と言われたら、メラニーを選ぶかな。

    スカーレットもやっと自分の本当の気持ちに気がついて、一気に大団円に行くかと思ったらすれ違い……。
    それにしてもスカーレットの子供に対する愛情のなさはすごい。
    ボニーじゃなくてエラが死ねばよかったのに、くらいなこと言ってるし。
    これはつまり、その子たちの父親を全く好きじゃなかったというところにつながるのかな。
    アシュリへの愛のさめ方がウケる(笑)。

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    2020年03月05日
  • 風と共に去りぬ 第3巻

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    ネタバレ

    アシュレは、割とどうしようもないとこあるけど、愛しているところに気付いて絶望するところが、二律背反感があって好き
    (まぁ、結局は肉体的な観念でしか愛していないのだが‥)

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    2020年01月24日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    風と共に去りぬ、というタイトルの通りの素晴らしさ‥。だが切ない。本当にみんな去っていってしまった。今まで、スカーレットの破竹な感じが痛快で読み進めていたが、この巻は、裏目に出るというか、どうもボタンを幾度もかけ違うように何事もうまくいかない。
    だが‥それでも、タラに帰ってまた明日を考えようとする。この強さが、彼女が主人公たる所以であり、物語を寂しいだけにしない源なんだろうな。

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    2020年01月24日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    スカーレットからみたアシュレとレットの比較が、克明に記載されていて面白い。
    アシュレとレットは、実は勝ち目のない戦争に巻き込まれている現状を把握できている似たもの同士なのだが‥レットは憤然と周囲に立ち向かうけど、アシュレは諦め半分に運面に流されていく夢追い人‥
    そのことを考えるとスカーレットは訳が分からなくなるのだ。

    しかし、なんといっても2巻の、スカーレットの燃え上がるような強さは、読んでいてスカッとする。戦争の外にいるアウトサイダーであるのに、自分のこと、自分の希望、ひいてはアシュレへの想いを第一に考えながら、メラニーを守り、プリシーをこき使い、タラのみんなを取り仕切っていく。

    相変わ

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    2020年01月13日
  • 風と共に去りぬ 第1巻

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    映画を観てから、読むと、バックボーンが頭に入りやすい。映画は、主要4人の関係、心のやり取りの話に焦点をしっかりと当てて纏め上げている。
    原著は、ジェラルド・オハラやエレンを始めとした周囲の人達の背景も丹念に描いていて、より映画にも深みをあたえる。


    あと、昭和に発行された文学の中でも抜群に読みやすい!訳者の力が素晴らしいのか、地の文が平易なのか、どちらの力にもよるものなのか。

    1巻は、やっぱりあのシーンが映えますね。
    金貨で150ドル!
    格好良すぎる

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    2020年01月11日
  • 風と共に去りぬ (六)

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    ネタバレ

    出産後、ウエスト20インチ(約50cm)で太いだなんて(笑)

    スカーレットは考えなければならないことでいっぱい。
    その場で感情で言葉を発すると相手を傷つけたり。
    「明日考えよう」今考えると潰れそうになるから。
    そして、ちゃんとその時その時で反省して考えなかったからこんなことに…感情に任せて突っ走りすぎた。

    自分のための行動だと行動力があるのに、周囲の人たちのことについては無視して行動しない。
    メアリーが感謝していることについても、表面は助けていたように見えるが、結局スカーレットは自分のためにしたことだ。
    (それでも大変な目にあってたのだからスカーレットはよく頑張った。メアリー以外の人にはわ

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    2017年10月28日
  • 風と共に去りぬ (五)

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    我が道を行く。
    スカーレットは行動力があり、やるべきことをやったのだけど、やり方がまずかった。

    スカーレットとレットの関係は変わっているけど、どうなるのか。

    実際にスカーレットみたいなのが近くにいたら、何なのこのひと!って思うかもしれない。
    だけど、メアリー目線だと、そんなことも言えない。
    でも、スカーレットは突き詰めれば自分のためにメアリーたちを助けていたのだけど…

    簡単な登場人物紹介、地図、解説、年表、注釈付き。

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    2017年10月28日
  • 風と共に去りぬ (四)

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    ネタバレ

    スカーレットが間の恋だのは脇へ避けて、今度は金!
    スカーレットは現実的だけど、周りからの目は冷たい。

    バリバリ商売することは、女のくせにはしたない!というわけ。
    妊娠すら恥ずかしいことなんて、今の時代ならばっかばかしい!

    レットも現実を見据えているけど、スカーレットの突っ走りについては諫めることもできる。
    最初は憎たらしいしか思わなかったけど、違う。
    憎たらしいところもあるけどかなり魅力的に見えてきた。

    人種差別についても考える。
    解放しながら、南部の人間と違い偏見をあからさまに持っている北部のヤンキー。

    奴隷になっていた黒人たちは解放されて自由になっても、今まで奴隷として働いてきたか

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    2017年10月28日
  • 風と共に去りぬ (三)

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    2巻まではあまり面白くなかったけど、この3巻からは読み応えがある。面白かった。

    戦争がスカーレットのところまで押し寄せてくる。

    スカーレットは気がキツイし、悪態もつくけど、やるべきことをとにかくやっている。
    とにかく今やるべきことを考えて。

    困難が何度も訪れ、緊迫するシーンもあり、ヒヤヒヤする。

    頑張れ、スカーレット!

    南北戦争については、わかりやすい。

    簡単な登場人物紹介、地図、解説、年表、注釈付き。

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    2017年10月28日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    ネタバレ

    とうとう最終巻。

    えー、ここで終わり!?と思ったが、その先は確かに不要かも。読者の想像に任されたということで。

    スカーレットが、自分は間違っているのかも…とだんだん気づいていく。レットとの新婚生活は満ち足りていて、お金の心配もなく、好きなものに好きなだけお金を使えるのが何より幸せ。
    でも、アシュリとの抱擁を見られたり、スカーレットが階段から落ちて…という事故があったりで、レットとの夫婦仲はおかしな方へ向いてしまう。極めつけに、ジェラルドを思い起こさせる娘の落馬事故。そしてメラニーの死。

    ここまで来て、スカーレットはようやく「自分にはもう頼れる人が誰もいなくなってしまった。でもそうさせたの

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    2017年07月05日
  • 風と共に去りぬ 第4巻

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    ネタバレ

    この巻は、歴史が少しずつ動いて、それに振り回される登場人物たち…という色合いが濃い。時代背景の説明はあるけど、さらっと読んだだけでは全部理解しきれず、もうちょっと理解する必要ありやなと思う。
    今までの中で一番ドッグイヤーも少なめ。

    スカーレットは策略でフランクと結婚して、タラにかかる税金を払って、製材所を買って、どんどん金儲けるぞー!というスタンスで毎日がんがん働く。あくまでもまだ19世紀やし、女性が自分の力で商いをするなんて、フランクが言うように「男勝り」でしかないと思う…笑

    「わたしはこの世で一番大事なのはお金だとわかったし、神に誓って、お金のない生活は二度としないつもりなの」

    でも

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    2017年07月03日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    ネタバレ

    激動の第2巻。ハラハラしながら、読み終わるのが惜しいと思いながら、でも読んでしまった。
    裏ページのあらすじでなんとなく先はわかっていたが、色々と予想外で面食らう展開だった。

    戦争はつらい。いつの時代でも、どこの国や地域でも、あとに残るのは悲しみだけだなあと感じられる内容だった。
    号砲の響くなか、メラニーのお産をなんとかやってのけるスカーレットが本当にすごい。いくらアシュリと約束したと言えど、ミード医師が来てくれないと言えど、放ってひとりでタラに帰るかと思ってた。(それか、お産によってメラニーは母子共々死んでしまうのかとも予想していた)
    それがまさかの、すごい責任感。そして全員連れ出してタラに

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    2017年06月29日
  • 風と共に去りぬ 第1巻

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    アメリカの南北戦争について調べる機会があり、この作品は南北戦争の最中を生きた女性に焦点を当てて描かれたということを知った。ひとまず1巻を購入。
    はじめのうちは、進みが遅い!って思って辛気くさかったけど、だんだん面白くなっていった。スカーレットがアシュリと結婚できると信じてるのがおめでたすぎて、笑える。天真爛漫で、自分に正直で、わがままに突っ走ってるスカーレットがなぜか憎めない。
    南部連合軍からみた戦争の様子や暮らしぶりもよくわかるように描かれており、勉強になる。アトランタにとどまれるようになって、スカーレットはどうなるのか、2巻もさっそく注文したし読むぞ!

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    2017年06月26日
  • 風と共に去りぬ 第1巻

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    ネタバレ

    南北戦争時のアメリカの時代背景がよく分かった。訳も非常に分かり易い。1人の人間の成長の過程を読んでいくのは非常に面白い。

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    2016年04月17日