あらすじ
いわば〈大義〉に殉死したジェラルド。スエレンとウィルの結婚後、ウィルクス夫妻はスカーレットと共にアトランタへ戻り、メラニーは「古き良き南部」の象徴的存在となっていく。一方、製材業に邁進するスカーレットにある日事件が起きる。KKK会員として復讐に立ち上がるフランクとアシュリー。そしてレットは…。(全六冊)
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Posted by ブクログ
アシュリーへの好感度が巻数を重ねるごとに下がっていく。そもそもメラニーと結婚した時、スカーレットが完全に諦めてくれるようにスカーレットを完全に拒むべきだったし、そうでなければスカーレットと結婚すべきだった。そして何より、メラニーほど優しい妻はいないのだから、メラニーを溺愛し、スカーレットを拒絶することだってできたはず。過去に囚われ前に進めないくせに男のプライドも完全に捨てられない、なよなよした性格に苛立ってしまう。そしてこのアシュリーに対する苛立ちはまた、レットの発言によってより強固にさせられるのである。
もちろんスカーレットもアシュリーが自分のせいで苦しんでいるということになぜ気がつかないのか。なぜ自分から身を引かないのか、というのもあるのだが..
レットがいつでも正論を言い、常にスカーレットを含め全ての南部人の見解を上回る観察力で行動していることが、レットの言動のせいで気づかれておらず、然るべき賞賛を集められていないことにももどかしさを感じる。レットは言動が不適切なだけで、最初からずっと正しいことだけを言っている。
レットと結婚し、共和党の人たち(ヤンキー勢)とも仲良くしようとしているスカーレットにメラニーが考えの違いを初めて爆発させて吐露するシーンがかなり印象的である。嗚呼、スカーレットがチャールズと結婚してしまったばかりにメラニーが不幸になってしまうのが嘆かわしい。
レットと結婚してからのスカーレットの方が何百倍も魅力的に見える。
Posted by ブクログ
この巻は父親 ジェラルドの死から始まり、スカーレットのアトランタでの暮らしに焦点を当てて描かれています。世間からの批判を気にせず、スカーレットは3度目の結婚をし、貧困や飢えからは遠い暮らしを始めます。しかし、莫大な富を得た果てにスカーレットの性格がこんなにも変わるなんて。
でも、この人間臭さが読んでいて刺激的です。
Posted by ブクログ
我が道を行く。
スカーレットは行動力があり、やるべきことをやったのだけど、やり方がまずかった。
スカーレットとレットの関係は変わっているけど、どうなるのか。
実際にスカーレットみたいなのが近くにいたら、何なのこのひと!って思うかもしれない。
だけど、メアリー目線だと、そんなことも言えない。
でも、スカーレットは突き詰めれば自分のためにメアリーたちを助けていたのだけど…
簡単な登場人物紹介、地図、解説、年表、注釈付き。