マーガレット・ミッチェルのレビュー一覧

  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    ネタバレ

    日本の戦争の記憶は太平洋戦争だが、アメリカの戦争の記憶は南北戦争である。アメリカの災厄の時代の物語。


     あいかわらずスカーレットは性格が悪い。でも、体裁はきちんと取り繕っているんだから、実に気高い。
     この巻でスカーレットの良さに気付き始める。子供の頃はただのわがままに見えたけれど、大人になって力や責任を持つようになって、自由になって、その本領を発揮してきたという感じ。



     なにより、この巻の軸はレット・バトラーである。

     スカーレットと名前も似ているが、思想の根源も似ている。女性だから本心を出せていないスカーレットと、自分を自由に表現できている男のレットが良い対比構造になっている。

     スカーレットは自分の鏡であるレットを見て、頭では拒否するが、心が惹かれてしょうがない。合理的な物の考え方は、まさに自分のやりたいことなのである。

     そして、彼の存在がこれからの彼女の在り方に大きな変化を与えるのだろう。

     スカーレットは解放される。



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     どんどん物語に引き込まれていく。

     あと、レットバトラーの戦争観が日本人の共感を呼ぶよね。
     世界のどこでも太平洋戦争時代の日本みたいなことやっていたんだね。ただ、欧米はそういうの近代に終わらせていて、後進国の日本は技術の進んだ20世紀にやっちまったから大惨事になったんだな。南北戦争の時代に核兵器があったらアメリカ南部は焦土と化していたね。

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    2015年12月05日
  • 風と共に去りぬ 第4巻

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    ここまで来ても、まだ飽きさせない!!
    大きな時代の変化にこれだけ対応できる女性って、本当に頭のいい人だったんだろうなと思う。

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    2015年10月30日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    物語が大きく動き出す。スカーレットが小生意気な少女から大人の女性へと変貌していく様が頼もしい。
    戦争の恐ろしさ、そして、絶対に必要のないものだということが改めて思い知らされた。

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    2015年10月15日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    数えてみたら高校生で読んで以来、ほぼ30年ぶりの再読である。数回読んではいるし、映画も観ているし、と思いつつ新訳で読み始め、旧訳・映画から受けていた印象がどんどんずれていくことに驚いた。
    とはいえ、スカーレット像はそのままである。なぜか。スカーレットの心情は包み隠さず、あけっぴろげに語られるからである。誰かが何か示唆的なことを語り、読者も神妙な気持ちになったとたんに、スカーレットは心の中で”何の話をしているのか、さっぱりわからない”とばっさり切り捨てるものだから、私も、小賢しく頷いちゃっていた自分が恥ずかしくなったりもする。
    ということで、高校生にも主人公の(単純な)心情は余すところなく理解できたのだろう。
    スカーレットのお向かいにいるのが「影の主人公」メラニー。対して彼女が本当は何を思い、どう考えていたのかは最後までベールに包まれたままだ。ただし、その行動には嘘がないので、読者もメラニーの人間性を理解し愛する(スカーレットは全く理解してなかったけど)。
    旧訳ではいかにも古い小説を読んでいる”ありがたさ”もあり、それも面白かったのだが、新訳は文章のリズムで読者の心を一気にその場に引っ張り込む。旧訳ではあまり印象に残らなかったスカーレットの「ダサさ」(敢えて言おう!)が際立ったのも非常によかった。
    ところで、映画の印象に引っ張られて当時は気づかなかったが、これは「戦争小説」でもある。最初は絵空ごとのように思えていた戦争が、やがて間近に迫り、わが身のこととして降りかかり、一般の市民すら、戦場でもないのに人を殺めることにもなる。
    背後に多くの物語を含む小説。訳者解説によると作者は「映画化は無理」と言っていたそう。映画はあくまで小説の一部分しか切り取っていない、だからこその傑作となりえたのだろう。語られていない部分を誰かと語り合いたいくなる(しかも熱を込めて)のは、各々の人物造形がしっかりとしているから。わたしが誰かと語り合いたいのはメラニーを後継者とする「聖母」の母、エレンである。

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    2015年08月13日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    レットとスカーレットの結婚生活での二人の気持ちの変化が絶妙に著されている。最後の名台詞も心にとめておきたい一文。

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    2015年07月27日
  • 風と共に去りぬ 第4巻

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    <タラ>や家族を救うため、フランクと結婚したスカーレットが実業家として、活躍する姿が読みどころ。まったく生活力のないアシュリやタラを救うためスカーレットが奔走する。

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    2015年07月21日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    スカーレットがメラニーのお産を援けるシーン、南部連合が敗れ四面楚歌のなか逃げ惑うシーンは、最高の読みどころ。

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    2015年07月06日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    主要4人の心の動き…とりわけ映画では今1つわからないままの最後のレットとスカーレットの、行ったり来たりの心の動きが丁寧に書き込まれていて、あれこれ納得する。もしや「風と共に去りぬ」はストーリーを楽しむ大河小説というよりも、”心理小説”なのかもね。。。

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    2015年07月04日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    南北戦争に翻弄されながら強く生きるものの、何もかも失った女性の物語。
    ありがちな「運命に翻弄されながらも地道に正直にコツコツ生きたヒロイン」とは訳が違う。戦争では敵兵を殺し、戦後混乱期には詐欺まがいの商法で金儲けし、奴隷さえ用いた。正直者はバカを見ると言わんばかりに、伝統や常識というものに唾を吐きかけて行く。
    戦争で既存の伝統・秩序がひっくり返る様の描写は見事というほかなく、是非読むべき長編小説である

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    2015年07月02日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    スカーレットはいつも前向きで凄い!それがこの本の最大の魅力だと思った。
    前向き(ポジティブ)は楽観的ではなくて、彼女は実際現実主義者でもある。ただ、どんな不幸な人生でも前を向くことができると教えてくれるのがスカーレットだった。それも周囲のおかげだと最後の最後に気づくんだけどね。。その2人もいなくなったらどうなるのと思うけど、それでもやっぱり前を向くスカーレットは(周りの心は折れていく中笑)心が折れることを知らないよねえ改めて凄すぎる

    そしてこの本を読んで思ったこともう1つは、人間そんなに変わらないのかもと笑
    多少成長はするけど、生き方は変えられない
    それが環境とマッチしないとほんとに生きるのが辛いだろうなと思った。今はいい時代だ(私にとって)

    物語は終わっちゃったけど、どうかこの先スカーレットが誰かのために行動する人になってほしいと心から願わずにはいられない

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    2026年08月27日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    スカーレットの境遇が次第に過酷になっていく第2巻。最初は時間をかけてじっくり、後半は止まらずに読み進みました。スカーレット、カッコいい!

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    2026年07月29日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    スカーレットの成長が凄い!
    まだたった19歳なんて、信じられない。

    祖先を身近に感じる、自分も誇らしい一族の1人なんだと思う気持ちってどんなものだろう。

    レットもびっくり…
    他の訳でも読んでみたいな

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    2026年07月15日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    ネタバレ

    初めはすごく好きだったスカーレット、戦争の中メラニーの出産を助け、その後のヤンキーたちからタラを守る姿はカッコ良すぎて痺れた。だが、そこからのスカーレットには感情移入できる部分が少なかった。特にレットと結婚した後のスカーレットに対しては作中で最も嫌いなキャラになってしまった。
    ラストシーンではレットのスカーレットへの愛情とレッド以外を失ったスカーレットの対話は素晴らしかった。
    最後の1日はメラニーとアシュリ、レットの最愛の人3人を失ってもまだ明日にはなんとかなると考える。

    スカーレットはきっとこれからも自分を支えてくれた人や自分が愛した人がどんどんいなくなってもそれに気づくことなく人生を歩んでいくのだろう。

    ずっと違和感みたいなのがあって、スカーレットの他者の死への感覚が薄れすぎている。レットのように最愛の娘が死んだ時は酒を飲んで忘れようとしたり、するのが普通なのでは?メラニーが死んだ後もすぐにレットのことを考えている。母親や父親が死んだ時もフランクが死んだ時も、立ち直るのが早すぎる。ヤンキーを1人殺したことが死への考えを薄めてしまったのか?これは戦争の影響も大きい。

    誰よりも大人のようでいつまで経っても子供のままのスカーレットの恐ろしさのようなものを感じてとっても面白かった。

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    2026年04月08日
  • 風と共に去りぬ 第1巻

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    アトランタ訪問を前に、20年以上ぶりに再読。そうそう、スカーレットってこんな感じだった!と思うと同時に、昔は何も考えずに読んでいた南北戦争や奴隷のことなど、歴史を考える描写がたっぷりで、当時のことに思いを巡らせた。とりあえず1巻。スカーレットの波乱万丈の一生、いつか読み終わるかな、ぐらいの気持ちでゆっくり読み進めよう。

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    2026年03月09日
  • 風と共に去りぬ (三)

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    2度目の結婚の理由がお金のためということには驚かされた。しかも相手は妹の婚約者。そこまでしてでも守りたいものを守ろうとする必死さは、いかにもスカーレット。

    南北戦争が終わり、南部側から見た北部の人々の様子が描かれている点も印象的だった。歴史の授業では「北軍が勝利し、奴隷解放が実現した」という流れで学んだが、解放後も北部の人々が黒人を見下していたり、自分たちの都合のよいように利用しようとしていたりする姿が描かれ、単純に「よかった」とは言い切れない。さまざまなことを考えさせられる。

    戦争によって飢えや貧困を経験し、「もう二度とあんな思いはしたくない」という強い思いを原動力に生きるスカーレット。そのエネルギーが、スカーレットを突き動かしている。
    物語を通して改めて感じたのは、やはり戦争は決して良いものではないと思う。

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    2026年02月26日
  • 風と共に去りぬ 第3巻

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    ネタバレ

    スカーレットのタラに対する思いと覚悟がよくわかった。
    スカーレットは現実に向き合い、タラと家族を考えて尊敬していた母親の教え背き、お金を稼ぐために動いてる。
    スカーレットはプライドまで捨てて、レットバトラーにお金を借りに行ったところは印象的。
    レットバトラーはスカーレットに対して何もできない自分を悔やんでいるのかなと思った。

    これからスカーレットがどんな行動を起こし、どんな物語展開になるのかとても楽しみ。

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    2026年02月23日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    ネタバレ

    アトランタでの生活を楽しむスカーレットのそばに戦争という恐怖が近づいてくる感じがハラハラして読み進めた。
    アシュリに託されたメラニー、プリシー、ウェイド、を戦争という人間なら最も恐れるものを前にしながら守り抜いていくスカーレットの姿はカッコ良すぎて、時間を忘れて読み進めてしまった。
    戦争を市民の目線で間近に触れることのできる作品であったと思った。

    続きが気になる。

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    2026年02月11日
  • 風と共に去りぬ 第1巻

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    ネタバレ

    かなり主観的な考えではあるけど、アシュリに振られて、自暴自棄になったスカーレット自身がチャールズと結婚してて決めたのに、未亡人となり、ダンス行けず、チヤホヤもされず、の状態になったのはチャールズの責任であると考えるのは勿体無いなと思った。母親にも早すぎる結婚は考え直せと言われてわけだし。
    反面、そう考えるのも人間らしいスカーレットの魅力が現れたところでもあるなと思った。スカーレットはいっさいチャールズのことを見ていない。それに気づかずに逝けたチャールズは幸せだったのかもしれない。

    そのほかのところはスカーレットが魅力的な女性すぎて、読者である私まで魅了されてしまっているる。スカーレットの彼氏10番目くらいに私もいるかもしれない。

    レットバトラーとスカーレットとの関係がこれからどうなるのか、続きも気になる。

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    2026年02月02日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    この世は立体世界
    だから端と端は一致する。
    スカーレットとメラニーは両極端であるからこそ近しい。

    レットに世の中を語らせ、スカーレットの滑稽さと逞しさに先進性を潜ませ、真の強い普遍な存在のメラニーに“神”を感じさせる。

    立派なひとは一人もいない、アクの強い人たちが繰り広げる壮大なゴシップ物語

    ただ、物語の世界ではおおよそは異端児だったレットも、娘ができた途端に普通の人であることを暴露した。

    やっぱりこの世界は女性のものだ。

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    2025年04月23日
  • 風と共に去りぬ 第3巻

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    南北戦争の影に隠れた本当の戦い、それは「何をしても生きる」というスカーレットの壮絶な戦い

    「明日考えよう」
    ちっともヒロインらしくない、
    憎らしいほどのこの主人公が愛おしい
    さぁ、後半へ突入

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    2025年04月16日