マーガレット・ミッチェルのレビュー一覧

  • 風と共に去りぬ 第1巻

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    旧訳はもちろん何度も読んでるし、映画も何度も見ているが、やっぱりときめく。やっぱり面白い! 慈善バザーのダンスのシーンは、「胸がすく」と言っていいくらい。それ以降もテンポよく、会話も活き活きとして、スカーレットが目の前にいるよう。

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    2015年04月19日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    この世は立体世界
    だから端と端は一致する。
    スカーレットとメラニーは両極端であるからこそ近しい。

    レットに世の中を語らせ、スカーレットの滑稽さと逞しさに先進性を潜ませ、真の強い普遍な存在のメラニーに“神”を感じさせる。

    立派なひとは一人もいない、アクの強い人たちが繰り広げる壮大なゴシップ物語

    ただ、物語の世界ではおおよそは異端児だったレットも、娘ができた途端に普通の人であることを暴露した。

    やっぱりこの世界は女性のものだ。

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    2025年04月23日
  • 風と共に去りぬ 第3巻

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    最終巻で感想を書く

    南北戦争の影に隠れた本当の戦い、それは「何をしても生きる」というスカーレットの壮絶な戦い

    「明日考えよう」
    ちっともヒロインらしくない、
    憎らしいほどのこの主人公が愛おしい
    さぁ、後半へ突入

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    2025年04月16日
  • 風と共に去りぬ 第1巻

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    ずいぶん前に映画を見た時は、主人公のスカーレットが性悪でキツイ性格だという印象しか残っていなかった。
    なぜ世の中でこれほどまでにスカーレットが憧れの対象になっているのかがわからず、原作を読み始めた。
    1巻は南北戦争前の平和な頃の話。
    ひたすら登場人物の説明ばかりで、少々読むのが苦痛にもなったがレット・バトラーの登場くらいからは今後の展開にワクワクした。
    まだまだ先は長いが、全巻完走したい。

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    2025年03月08日
  • 風と共に去りぬ (三)

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    スカーレットがタラに侵入してきた泥棒男を殺したシーンが、この現状の過酷さを決定的に物語っていた。本書は明らかにこれまでと雰囲気が変わる。

    珍しく長時間レットが全く出てこないシーンが続き、父ジェラルドも頼れない状態となり、母エレンは亡くなってしまう。スカーレットは完全に自分の力で生きなければいけない境地に立たされてしまう。タラを守るために奮闘するスカーレットとアイルランド人としてタラを掴み、地盤を築いた父ジェラルドの人生が重なって見える。

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    2025年03月01日
  • 風と共に去りぬ 第4巻

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    怒涛だった………
    最初から最後までずーっとハラハラしながら読んでいた気がする。
    KKKってなんとなく存在だけは知っていて、「(白装束の姿の白黒写真とか見て)薄気味悪いな〜」っていう印象しかなかったんだけど、まさかここで物語に関わってくるとは。
    無知すぎてKKKが元々は南部の人たちで結成された組織っていうことすら知らなかった。
    4巻は、ただ楽しく読むだけじゃなくて深く考えさせられることが多かった。
    南部でずっと行われてきた奴隷制の是非や、KKKが結成されざるを得なかった当時の情勢とか。
    自分の中では、黒人も白人も関係なく平等だし、就く仕事も誰と結婚するかも、人種というのに制限されずに個人で選択さ

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    2023年05月20日
  • 風と共に去りぬ 第1巻 無料試し読みブックレット

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    感情に迫る作品

    その持ち前の激しい性格さゆえにインパクトを受けるヒロイン・スカーレットが過ごす、当時の国の環境に巻き込まれた運命を描いた作品です。「もし争いがなかったら、彼女はどのような人生を送っていたのか?」という想像が尽きませんし、読者から主人公への感情移入がしやすいと感じます。古のベストセラー作品ですが、特に心情面において優れた描写があると思いました。

    #深い

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    2022年11月01日
  • 風と共に去りぬ 第1巻

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    主人公オハラの芯の強さがかっこいい!女性に制約が多かった時代に、自分の意志を貫こうとする彼女の姿勢は魅力的。自分への自信とあらゆるものへの情熱にも、まさにストレスの多い今を生き抜くための勇気をもらった

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    2022年08月16日
  • 風と共に去りぬ 第1巻

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    私が読んでるのは昭和63年初版のもの。
    訳者も違うからかなり時代を感じる。
    今だったら許されないような差別用語も
    普通に使われている。
    逆にそれが生々しくてその時代を側に感じる。

    風と共に去りぬは有名。一度読んだけど
    途中で止まっていたので再読した。

    今回は面白く読めた(前回はタイミングではなかった)
    ただの恋愛小説かと思っていたけど
    アメリカの南北戦争の話が細やかに書いてある。
    歴史小説は好きだけどアメリカの歴史は興味がなかった。

    大統領の名前を聞けばその時代がどれくらい前か分かる。特にリンカーンは有名。それしか知らないけど。
    名前と有名な演説しか知らないリンカーン。
    その人が大統領の

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    2021年12月05日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    ネタバレ

    とうとうラスト。
    5巻は初めてほぼ全編がスカーレット・オハラとレット・バトラーの話、そして二人の関係が終わりを迎える。

    「風と…」は南北戦争前後の南部を舞台にした男女の愛がベースになっていますが、それはある意味枠組みに過ぎなくて、南部のアメリカの女性に求められた「淑女」としての姿と、そういう「常識」に逆らって自分らしく生きようとする女性の話であり、しかも、その女性が清廉潔白とか、清楚でもなく、ある時は身勝手で、利己的であるにも関わらず、その泥臭さに親密感がある、、、
    レット・バトラーも生き残るために南部の男子の典型からは外れる事を選ぶ男ですが、スカーレットの生き生きとした感じに比べると、いさ

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    2021年07月17日
  • 風と共に去りぬ 第4巻

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    「風と共に去りぬ」全5巻の4巻目。
    南北戦争に敗れた南部は北部のヤンキー達の支配の下で不遇をかこう。
    黒人奴隷達は解放されたものの、手に入れた自由の扱いに困り、労働者として働くよりも、主人に仕え、家族の下僕として暮らしていた頃を懐かしむ者も出てくる。
    南部の白人はどうか。貴族的な暮らしをしていた南部の名家は南軍の敗北と共に没落し、下層の貧困白人層が嘗ての屈辱的な暮らしに復讐するように、お金を武器に南部名家の土地を買い取ろうとする。
    自分の生まれ故郷に戻っていたスカーレットも北軍が課した税金の担保として一族の農園を取られるのを防ぐため、妹の許婚者であったフランクと結婚し、フランクの財産で難を逃れ

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    2021年05月10日
  • 風と共に去りぬ (一)

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    (全6巻あわせての感想です)

    とにかく自由奔放なスカーレットがかっこよかったです。アメリカ南北戦争前後に起こった価値観の変化の中で、女性であることをハンディキャップにせず、激動の時代をたくましく生き抜いていく彼女の半生は読んでいて楽しかったです。後に奴隷制度を肯定しているような記述が問題になったらしいですが、そういう時代だったんだから仕方ないと思います。
    訳に関しては読んでいて特に気になるところはありませんでした。旧訳も新潮文庫版の訳も、もちろん原文も読んだわけではないので大したことは言えないのですが、自分にとってはこの程度の読み易さであれば十分満足です。
    むしろ気になったのは本文以外の編集

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    2021年04月17日
  • 風と共に去りぬ 第4巻

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    波乱すぎー!!
    スカーレットはどんどん気が強くなっていくね。
    この気の強さがフェミニズムには大きな影響を与えたんだろうな。
    もうレットと結婚するしか幸せになる方法はないと思うんだけど。

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    2021年04月08日
  • 風と共に去りぬ 第4巻

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    妹から婚約者を奪うスカーレットにドン引き。
    けど支払い期限が迫っていたから仕方なかったかも。にしてもかなり自分本位。友達にはしたくない笑
    アメリカ南部視点のKKKを知れたのよかった。

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    2021年03月05日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    ネタバレ

    ハリウッド名作映画の原作 全5巻のその2巻目。
    いよいよ南北戦争が佳境に。
    スカーレットが密かに心を寄せていたアシュリーはメラニーと結婚し、衝動的に結婚したチャールズとの間に子どもができたものの、チャールズは南北戦争に出征して、早々に戦わずして亡くなってしまう。

    未亡人となったスカーレットはアシュリーが出征して一人アトランタに残されたメラニーの家に同居することに。

    メラニーに送られてきたアシュリーからの手紙を盗み読みしたり、未亡人として目立たない振る舞いを強制される南部の伝統に息苦しさと退屈さを感じてそれに逆らった行動をとってみたり、傲慢とも取れるようなスカーレットの奔放ぶりは相変わらず。

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    2021年02月27日
  • 風と共に去りぬ 第3巻

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    ネタバレ

    2巻でタラに戻ってきて3巻からはタラ再建に努めるスカーレット。タラへの愛に目覚めなんとしても手放すまいと尽力する。

    3巻では戦争がようやく終わり、スカーレットはタラに戻りアシュリも無事帰還することができた。けど大変なのはここから。タラに重税がかけられ、このままお金を工面できないとタラが他人の手に渡ってしまう。母の死に悲しみながらも再建に取り組んでいたのに。お金目当てでレットに近づくもばれて失敗。3巻ではお金を持っているフランクに切り替え、スカーレットが魅力を振りまいているところで終了。

    3巻のスカーレットは娘時代の彼女とはかなりかけ離れた存在になった。現実主義に磨きがかかり、タラを守るため

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    2021年02月09日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    ネタバレ

    スカーレットとレットは現代だとカップルに見えなくもないけど、この作品だとよくわからない関係性にある。スカーレットはしょっちゅう激怒するし、レットは辛口コメントばかり言う。顔を突き合わせると喧嘩ばかり。

    けれどお互い少しは好感持っているよう。特にレットはかなりスカーレットを気に入ってる。毎回スカーレットに罵倒されてもいざというとき助けてくれる。けど愛してないと言い境界線ははっきりさせている。のめり込んではいない。

    2巻はスカーレットとレットの関係が深まり、2人のやりとりだけをかいつまんで読んでも面白い。甘すぎないが徐々に距離が近くなっていくのが良い。

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    2021年02月09日
  • 風と共に去りぬ 第1巻

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    さすが名著。場景と心理描写が丁寧で想像力がかきたてられる。スカーレットの気の強さと行動力にも感心した。
    この時代の女性は制約が多く主体性はほとんどなかった。けれどスカーレットは世間になにを言われてもかまわないとし、途中から大胆な行動に出るようになった。勇気がないとできない、やっぱりスカーレットはすごい!

    スカーレットはまさに強かな女性。自分の強みと男性が求めるものをよく理解して意図的に媚びる。狙った男性は必ず自分のものにする強い野心をもち、実際成功している。他の女性といい感じになってる男性でもお構いなし。こういう女性は異性にすごくモテるが大抵同性に嫌われやすい。けどスカーレットはほとんどの同

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    2021年02月09日
  • 風と共に去りぬ 第1巻

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    ネタバレ

    言わずと知れたハリウッド名作映画の原作だが、映画と原作は全く別物だそうです。まぁ映画観てないんで関係ないですが。
    アメリカの南北戦争を目前に控えた南部。アイルランドからの移民を父に持ち、大農園の長女であり、周囲の目を惹きつける魅力をもったスカーレット・オハラ。
    南部の娘は毎週の様に開かれるパーティーで男性を見つけ結婚するのが昔ながらの幸せとされる。スカーレットはその容姿でいつも男性たちを虜にしていたが、自分が密かに心を寄せるアシュリには想いが届かず、アシュリはメラニーと婚約を発表する。
    なんでも自分の思い通りにしてきたスカーレットは傷心の中、全く好意も興味も抱いていないメラニーの兄チャールズと

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    2021年01月17日
  • 風と共に去りぬ 第1巻

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    最初はいけすかない気の強い女性とびっくりしたが、次第にそれか彼女の強さと思わされてしまう不思議な魅力がある。情景描写や時代背景の細かさは圧倒的で、映画やミュージカルも見てみたくなった。

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    2020年09月21日