法村里絵のレビュー一覧

  • 幸運は死者に味方する

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    女性がメインの作品だから著者も女性と勘違いしてた。ミステリとしての土台作りや地道な聞き込み、読みながら応援してた。私は好きだった。

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    2021年05月30日
  • 幸運は死者に味方する

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    ネタバレ

    富豪の妻がハロウィンパーティの晩、交霊会の後で殺された。
    夫は謎の自殺をしており、警察の捜査は混乱。

    そんな時にニューヨーク一の女性探偵と呼ばれるミズPに事件解決の依頼が入る。

    ミズPの相棒である元サーカス団員のウィルがタフネスでかっこいいですねぇ。

    謎解きはかなり糸が絡まっていて、最後にここにつながっていたのかと。

    続きがすでに楽しみになっているシリーズです。

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    2021年04月13日
  • 幸運は死者に味方する

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    第二次世界大戦直後のニューヨークを舞台に、知的なレディ探偵ミズ・Pと元サーカス団員の助手ウィルが難事件を解決に導く!強くて賢い女性たちが活躍していて楽しかった。
    ただ二人の思い出深い事件として語られるコリンズ事件は切ない結末…。

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    2021年03月22日
  • 秘密だらけの危険なトリック

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    軽い感じのミステリ。続き物の2。非常に感触が良かった。「前作読んでて当たり前よね、だって2作目読んでるんだから」という圧もなく、描写などもうまく読みやすかった。 主人公はマジシャン。久々に同窓会に出てみて「何とか」を温め合う。しばらくして同級生1が死ぬ。2も死ぬ。1の嫁(も同級生)が怪しい。最後に種明かしあり、よくあるーって感じなんだけど、主人公が気のいいやつで、おじさん(もマジシャン)と同居していて、特に家族構成などの説明などないが、全く自分には不必要な情報であり、必要な事柄のみ書かれた、いい本だった。

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    2020年12月26日
  • 生まれながらの犠牲者

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    13歳の娘が行方不明になったとの母親の通報を受け、フェローズ署長の指揮の下、警察活動がスタートする。誰もが美しいと認める少女は、家出したのか、何らかの事故若しくは事件に巻き込まれたのか、なかなか有力な手掛かりは得られない。

     一つ一つの情報を追い掛け、その真偽や事件との関係性の有無を潰していく過程が具体的に描かれており、例えば、もしかしたらという情報が結局本筋とは無関係だったということが判明していく、その辺りが警察活動のリアルさとして大変面白い。そして、全体として、無用に冗長な描写もなく、テンポ良く読み進めることができる。

     本書の時代設定は1960年代初頭であり、その時代だからこその悲劇

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    2020年07月05日
  • 生まれながらの犠牲者

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    ラストには確かに衝撃的なものがある。着実にそのラストに向けて書き込まれたディティールがきちんと裏打ちしている。そこでタイトルも腑に落ちる。なるほど。

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    2020年02月05日
  • 生まれながらの犠牲者

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    サクサクとあっという間に読めました。二時間ドラマのようなテンポの良い展開。面白かったのですが、結末は何ともはや、、です。人権も何もあったもんじゃありません。当事者じゃないからどんなにひどい状態かわかりませんが、なんて横暴!と言わざるをえません。書かれた時代がそうだから仕方ないとはいえ、かなり前時代的な印象です。2020年、女性は強く生きられるはず。

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    2019年12月23日
  • 生まれながらの犠牲者

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    ネタバレ

    待望のヒラリー・ウォーの新訳。
    ボズウェルの実話集『彼女たちはみな、若くして死んだ』を読んでいたので、犯人は早くから目星がつくのだが、最後に明らかになる動機が辛すぎる。
    淡々と事実を述べていく実話集も凄みがあったが、小説になるとなんという悲しさだろう。
    読み終えてタイトルの意味するものに気づく。

    警察小説として優れている。ひとつひとつ事実を積みあげ、曖昧なものを潰していく捜査過程を読むのが好きなので、ヒラリー・ウォーをもっと読みたい!

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    2019年11月07日
  • 林檎の樹(新潮文庫)

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    一言に言えば若気の至りの恋の話なんだけど、きっと多くの人が思い当たるところがあるんじゃないだろうか。
    状況は違うとしても、例えばよく知りもしない相手を盲目的に好きになったり、それから突然現実に立ち返って冷めてしまったり、別の人を好きになってしまったりというのは、空想だけのドラマじゃなく、普通に起こり得ることだ。
    それだけに、繊細に描かれた青年の心模様が身につまされる。忘れ去られた遠い過去の思い出に、自分の知り得ぬところで、誰しもこんな罪を犯しているのかもしれない。

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    2019年09月01日
  • 失踪当時の服装は

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    ある美人女子大生が学生寮から謎の失踪、幾日か過ぎる。地方警察官の地道な捜査といったら、すぐに思い出すのは松本清張さんの初期作品の新鮮さですけどね。
    「構造がいたってシンプル」で淡々と物語が進むのに、読むのが止められない、というのは惹句どおり。清張さんにはにじみ出る暗さがありましたが、こちらは深刻なストリーなのに淡々としていて、しかもその当地の警察署長と巡査部長のキャラクターがだんだんに濃厚になってくるのは、ほほえましいものがありまして、のちの「警察ものの」お手本でもありそうです。アメリカミステリーの古典(1952年)でしょう。

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    2019年06月30日
  • 遭難信号

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    ネタバレ

    トリッキーな逸品。複雑すぎて後から確認の為に何箇所か読み返す必要があった。それくらいラストは驚きがあった。
    沢山の人が亡くなり、犯行も複数、平行するものもあり、過去からの絡みもあり。いくつもの愛があり、真っ直ぐなものも歪んだものも。ただ、あまりに理不尽な死にただただ悲しさが募り、やるせなさに評価を星3つにしようかと思ったが、作品のレベルは高く、この暗さはアイルランドだよなと4つに。
    航海法でアメリカ合衆国だけが認めさせている特権がポイントで、これをミステリに生かすのはとても興味深かった。
    いつか読書の役に立つようにと地中海クルーズに行っておいて良かった。スワイプアウトとかよくわかったし、カード

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    2018年09月01日
  • 失踪当時の服装は

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    警察捜査小説の嚆矢ということですが、時代の違いや、国の違いも有り腑に落ちない所もあった。

    ただ、圧倒的な執念と推理力で、犯人を追い詰めていくフォード署長を中心とした警察官の姿には心を打たれた。

    犯人は早い段階で目星がついたが、この小説は犯人当てより、その過程を描く事に主眼があるので気にはならなかった。

    それにしても、犯人の女性をたらし込む技術は羨ましい。具体的な事は書かれてないがあやかりたい。

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    2018年08月25日
  • 遭難信号

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    ネタバレ

    突然いなくなった恋人サラを探すため自分で調べ始めたアダム。そしてたどり着いた豪華客船。数々の伏線とアダム以外の語り手の意味。サスペンス的な張り詰めた空気ももちろんあるし面白いけれど、それ以上にアダムのサラへの想いが物語にずっと流れていて謎解きだけではなく、そういった感情に訴えてくるものもある。ラストに向けで伏線が繋がりだし語り手も繋がりだし驚きと、さらにそこからの展開と最後まで楽しませてくれる。

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    2018年07月25日
  • 失踪当時の服装は

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    警察小説として名高い本書ですが、宮部みゆき氏の推薦の言葉にある通り「捜査小説」の方がしっくりきます。
    一人の女学生の失踪事件をしつこいほどに徹底的に捜査する過程を、じっくりと楽しむ1冊でした。

    現実的な捜査ですから当然聞き込み、考察、捜査の繰り返しでとっても地味。
    サプライズや派手な演出はなく、個性的な登場人物もいません。
    しかし、ジリジリと真相に迫っていく過程は楽しく、地道に積み重ねたものが結実するラストは気持ちいい。地味ながらしっかりエンターテイメントをしていたと思います。

    途中がたるくなりますし、人間ドラマも何もないので退屈な面もあるんですが、余計なものを全て排してひたすら捜査過程を

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    2016年01月21日
  • 生まれながらの犠牲者

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    ネタバレ

    これは「失踪当時の服装は」と似た雰囲気だが、随分後に書かれた、フェローズ署長が指揮を執る別のシリーズ。衝撃のラストという言葉通りの作品。
    これを先に積んでいたが、初めての作者なので発表された順がいいだろうと「失踪当時の服装は」から読み始めた。

    コネチカット州ストックフォード警察署、フェローズ署長が指揮を執るシリーズ。
    「失踪当時の服装は」とは別なシリーズになるが、よくあるメンバーの私生活や個人的なつながりに深入りしていないので個別な作品として楽しめた。

    続けて読んでよかったのはプロットがよく似ているし混同しそうだった点だが、並べてみるとストーリーの違いが整理できた。
    警察の捜査方法も、書か

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    2026年02月06日
  • 本好きに捧げる英国ミステリ傑作選

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    本に関する短篇を集めたアンソロジーで16篇収録。
    ビブリオミステリって本が謎の中心にあるものと思っていたが、もう少し意味が広くて、本に関わればなんでもOKという感じらしい。このアンソロジーもバラエティに富んだ作品が収録されており、思ってたのとは違ったが逆に面白かった。
    ベストはロイ・ヴィカーズ「ある男とその姑」、ヴィクター・カニング「性格の問題」。

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    2025年12月05日
  • 本好きに捧げる英国ミステリ傑作選

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    少しづつ楽しめるのが良い。忙しかったからか疲れてたからか読むのにかなり時間がかかってしまったが。
    ロイ・ヴィカーズやクリスチアナ・ブランドが特に面白かった。

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    2025年11月15日
  • カラス殺人事件

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    内容はわからず完全にジャケ買いした本作でしたが、思ってもない展開で楽しめました。
    作者自身が生態学者だということで、もちろん専門的な話もありつつ、でもその面白さを存分に伝えようとしている魅力的なストーリーでした。

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    2025年11月09日
  • カラス殺人事件

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    書店でジャケ買いしたのでロマンス要素強めのコージー寄りミステリとは思ってなく、読み始めてちょっと驚いた。(コージーにしては表紙とタイトルが渋い!)事件解決の流れは完全にコージーのノリ。
    主人公が生態学者なのでその知識を交えた話は面白かった。主人公は良い子だけど、恋人候補の2人の男性がどちらも魅力なくて「どっちもやめとけ」って思いながら読んでた。コナーが一番素敵。

    続刊も発売されたら読むかもだけど、この内容で2000円はなかなか高かったなぁ。

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    2025年08月07日
  • 失踪当時の服装は

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    このところ短編が続いたので、ガッツリ集中して読めるものを。
    ということで、『米澤屋書店』で紹介され積読になっていたこちらをチョイス。さらに帯には宮部みゆきさんの推薦文が。うーん私得!

    一言で感想を述べるなら、「警察の執念ってすごい!」。
    よく耳にする「徹底的に洗え」がどんなものか、それをまざまざと見せつけられて恐れ入りました。

    カレッジ1年生のミッチェル嬢はどこへ行ったのか?
    それ一本で書き通すのかと思いきや、中盤からはもう一捻り。しかし、フォード署長らのやることは変わりません。
    歩き、話を聞き、あらゆる証拠を集め、また歩く。
    特に、筆跡のメモをもとにニューヨーク中のホテルの宿泊者名簿を虱

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    2025年07月30日