生まれながらの犠牲者

生まれながらの犠牲者

1,100円 (税込)

5pt

自宅で寛いでいた警察署長フェローズへ、事件の報がもたらされる。成績優秀で礼儀正しいと評判の13歳の美少女、バーバラが行方不明になっていると、母親が電話をかけてきたというのだ。彼女が姿を消した前の晩、バーバラは生まれて初めてのダンスパーティに出掛けていた。だがパートナーの少年や学校関係者を調べても、有力な手がかりはつかめない。家出か事故か、それとも誘拐されたのか? 地道で真っ当な捜査の果てに姿を見せる、誰もが息を呑む衝撃のラスト――。本格推理の妙味溢れる警察小説の名手として名高い巨匠の、鮮烈な傑作を新訳で贈る。/解説=大矢博子

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生まれながらの犠牲者 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この前読んだ「失踪当時の服装は」と表裏一体の作品。
    登場人物は違うけれど、突然少女が行方不明になり捜査が始まる展開は同じ。

    しかしこちらの作品の方がやるせない。
    正直すぐに犯人はわかります。ただ真相が辛い…
    当時の階級社会の暗部を見た気がします。

    生まれながらの犠牲者とは一体誰なのか。
    ぜひ読ん

    0
    2025年04月08日

    Posted by ブクログ

    解説も含めて星5。
    ほんの少しずつしか変わらない。後退したようにしか思えないこともある。
    けれど、戦いをやめることはできない

    0
    2025年04月06日

    Posted by ブクログ


    なんとも陰鬱なタイトルにひかれ読んでみた…

    美人で礼儀正しく成績優秀な13歳の少女バーバラ
    初めてのダンスパーティーに誘われ出かけた後、行方不明に…
    バーバラに一体何があったのか?
    バーバラはどこに行ってしまったのか?

    最後の数ページは圧巻!
    こんなことって…

    なんとも陰鬱なタイトルにひかれ

    0
    2025年03月28日

    Posted by ブクログ

    タイトルが怖すぎて、書店で検索するがちょっとためらわれた。でも、内容はいつものフェローズ署長シリーズ。
    毎度ながら地道な捜査のために、部下に作業を指示する署長、かっこいい。お仕事って大変ね。
    ヒラリーウォーさんの作品がもっと翻訳されるといいなぁ…。

    0
    2022年11月11日

    Posted by ブクログ

    13歳の娘が行方不明になったとの母親の通報を受け、フェローズ署長の指揮の下、警察活動がスタートする。誰もが美しいと認める少女は、家出したのか、何らかの事故若しくは事件に巻き込まれたのか、なかなか有力な手掛かりは得られない。

     一つ一つの情報を追い掛け、その真偽や事件との関係性の有無を潰していく過程

    0
    2020年07月05日

    Posted by ブクログ

    ラストには確かに衝撃的なものがある。着実にそのラストに向けて書き込まれたディティールがきちんと裏打ちしている。そこでタイトルも腑に落ちる。なるほど。

    0
    2020年02月05日

    Posted by ブクログ

    サクサクとあっという間に読めました。二時間ドラマのようなテンポの良い展開。面白かったのですが、結末は何ともはや、、です。人権も何もあったもんじゃありません。当事者じゃないからどんなにひどい状態かわかりませんが、なんて横暴!と言わざるをえません。書かれた時代がそうだから仕方ないとはいえ、かなり前時代的

    0
    2019年12月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最近ハマっているヒラリー・ウォー。
    捜査小説の傑作「失踪当時の服装は」と同じく、失踪した少女の行方を追う物語だが、本作は単なる二番煎じではなく、「失踪当時〜」のその先にある結末(悲劇)を描いた作品。

    捜査小説としてのおもしろさと、フェローズ署長の熱さは健在。地道な捜査が淡々と繰り返されるなかで、フ

    0
    2025年07月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やっぱり確固たる評価を得ている古典ミステリはおもしろいなあ(評価を得てるんだから,あたりまえか).
    犯人は最初から目星が付いているのだが,終盤で一気に謎が明らかになる.あとは動機だが....確かにこれは刑事たちには想像が付かないし,現代の我々にも想像が付きにくい.

    0
    2021年07月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    待望のヒラリー・ウォーの新訳。
    ボズウェルの実話集『彼女たちはみな、若くして死んだ』を読んでいたので、犯人は早くから目星がつくのだが、最後に明らかになる動機が辛すぎる。
    淡々と事実を述べていく実話集も凄みがあったが、小説になるとなんという悲しさだろう。
    読み終えてタイトルの意味するものに気づく。

    0
    2019年11月07日

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