英国屋敷の二通の遺書

英国屋敷の二通の遺書

1,298円 (税込)

6pt

植民地時代に英国人が建築し、代々の主が非業の死を遂げたと伝えられるグレイブルック荘。元警察官のアスレヤは、現主人であるバスカーの招待でこの屋敷を訪れた。財産家の彼は何者かに命を狙われており、数々の事件を解決へ導いたアスレヤの助力を求めたのだ。バスカーは、二通の遺書を用意していた。どちらが効力を持つのかは、彼の死に方によって決まる。一族の者と隣人たちが集まり、遺書が彼らの心をざわつかせるなか、ついに惨劇が! アスレヤは殺人事件と屋敷をめぐる謎に挑む。インド発、英国犯人当てミステリの香気漂う精緻な長編推理。/解説=三橋曉

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英国屋敷の二通の遺書 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最近インドミステリがよく翻訳されているが、これは英国統治下のでなく、現代もの。ブルーシティならこんな場所だろうと屋敷も想像を膨らませてくれた。まず登場人物の個性がしっかりしているし、主人公アスレアがより魅力的な紳士に描かれていて、さながらポアロ復活といった感じ。クローズモノだが、ありがちな設定でない

    0
    2022年09月19日

    Posted by ブクログ

    死因によって選ぶ二通の遺書を用意した富豪に招待された元警官アスレア。インドの山奥に建つ霧深い屋敷は、代々の当主が非業の死をとげていた。到着早々、土砂崩れによりクローズドサークルとなったり、舞台設定がとにかく惹きつけられる。その富豪の遺産をめぐる殺人か…?と思ったが、事件は思いもよらない展開へ。フーダ

    0
    2022年06月19日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃおもしろかったよ!
    代々の主が非業の死を遂げる資産家の大屋敷、その資産を狙う親族たち、現れた切れ者の探偵(元警察官)、土砂崩れで閉ざされてしまうその屋敷、遺書…
    もうアガサ・クリスティでしょ〜
    でもなんと…
    舞台は南インドのニルギリ丘陵に植民地時代に建てられた洋館〜
    しかも電動車椅子やら

    0
    2025年03月06日

    Posted by ブクログ

    事件が色々な方向に展開していくのが面白い。目の前のインドで起きた事件から過去のウィーンで起きた事件まで。そして結末が少し物悲しいところはどこか日本のミステリー小説ににている。

    0
    2023年02月23日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに、ミステリらしいミステリを読んだ。
    途中間を開けてしまったのと、少し錆びついて来ているせいか、人物名が時々???となってしまったのが味わいを損ねてしまい、勿体なかった。

    0
    2023年02月10日

    Posted by ブクログ

    舞台はインド。世界遺産にもなっているニルギリ山岳鉄道に乗り、風光明媚なクーヌールへ。イギリス以上に土地勘も何もなく、ネットで調べて雰囲気だけでも味わいました。ストーリーはオーソドックスな探偵小説で、タイトルにもあるようにイギリス的。もっといえばクリスティ的。どこかで読んだような印象は否めない。でも読

    0
    2023年01月24日

    Posted by ブクログ

    主人が非業の死を遂げるという呪いの屋敷、グレイブルック荘現主人のバスターは、命の危機を感じ二通の遺書を作った。それは、彼の死に方によって選ばれるものであり……。南インドにある英国屋敷で起こる事件の真相とは。→

    バリバリ英国ミステリ!!でも舞台はインド!登場人物もインド人!脳がバグる〜(笑)
    私は大

    0
    2022年10月02日

    Posted by ブクログ

    主人公のアスレヤが素敵!
    細身の紳士、冷静沈着で観察眼が鋭い、行動力がある
    穏やかで優しいし、絵も書いたりする
    人脈も広いし、威張ったり怒ったりしない
    完璧すぎる…
    北欧ミステリーの破天荒だったり病んだりしてる主人公が続いていたので、アスレヤに癒やされた

    0
    2022年07月28日

    Posted by ブクログ

    現代インドが舞台ではあるが英国クラシックを彷彿させる。大財産家の当主が作成した二通の遺言書が物語の導入。いかにもな舞台設定と濃い霧が印象的。探偵役の元警察官アスレヤの無色透明クセのなさが物語をサラッとさせている。

    0
    2022年04月09日

    Posted by ブクログ

    インドの風が薫るような雰囲気たっぷりのミステリ!
    まず、舞台背景が最高。世界遺産にも登録された最古の山岳鉄道を使って自然あふれる山奥へと入って行く。見渡す景色は茶畑と濃霧!紳士な退役軍人とお話ししたり、魅力たっぷりな若者たちに地元案内してもらったり。
    そして、豪商一族の頂点に立つ老人の遺産争い。問題

    0
    2024年01月03日

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