法村里絵のレビュー一覧
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インドの風が薫るような雰囲気たっぷりのミステリ!
まず、舞台背景が最高。世界遺産にも登録された最古の山岳鉄道を使って自然あふれる山奥へと入って行く。見渡す景色は茶畑と濃霧!紳士な退役軍人とお話ししたり、魅力たっぷりな若者たちに地元案内してもらったり。
そして、豪商一族の頂点に立つ老人の遺産争い。問題だらけの男性陣と秘密を抱えた女性たち。
インドが舞台ではあるものの、イギリス被統治下の歴史がそこここに感じられる。推理の仕方や全ての人物を一堂に並べて犯人あてするところなどは本格ミステリの影響が濃い。
惜しむらくは、本格ミステリではないこと。読者にフェアな推理材料を並べてくれてればもっとワクワク読めたと思う。 -
Posted by ブクログ
アメリカの作家ヒラリー・ウォーの長篇ミステリ作品『失踪当時の服装は(原題:Last Seen Wearing...)』を読みました。
ここのところ、アメリカの作家の作品が続いています。
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●宮部みゆき氏推薦──「『捜査小説とはこういうものだ』というお手本のような傑作」
1950年3月。カレッジの一年生、ローウェルが失踪した。
彼女は成績優秀な学生でうわついた噂もなかった。地元の警察署長フォードが捜索にあたるが、姿を消さねばならない理由もわからない。
事故か? 他殺か? 自殺か? 雲をつかむような事件を、地道な聞き込みと推理・尋問で見事に解き明かしていく。
巨匠が捜査の実態をこの上なくリアルに描いた警察小説のパイオニア的傑作!
解説=川出正樹
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1952年(昭和27年)に刊行された作品で、警察小説のパイオニア的作品して認知されている作品です。
1950年3月3日、マサチューセッツ州ブリストルの女子大学からロウエル・ミッチェルという美貌の女子学生が失踪した… ブリストルの警察署長フランク・W・フォードは若手の巡査部長バート・K・キャメロンとともに、長年の経験を頼りに、この雲をつかむような事件に挑むが、行方は杳として知れない――。
失踪か? 誘拐か? 殺人か? 雲をつかむような少女失踪事件を、刑事たちが地道な聞き込みと推理、尋問で解き明かしていく… 捜査の実態をこの上なくリアルに描いた警察小説の代表的傑作、新訳決定版!
思いつく限りの人々から証言を集め、穴が開くほど被害者の日記を読み返し、何度も事実を確認して、推論を巡らし、仮説を立てて検証… その過程で新事実が判明し誤りに気付くと、すぐさま方針を転換し、新たな仮説に基づき捜査を続け、最終的に些細な手掛かりから意外なかいけつを導き出すというシンプルな展開、、、
地味な展開なので、やや冗長な感じがありますが、警察の仕事を細部まで描いたリアルさが印象に残る警察小説でしたね… フォード署長とキャメロン巡査部長の遠慮ないやりとりも印象的、名コンビですね。 -
Posted by ブクログ
ハリウッド作家になる夢があと一歩に迫ったアダムの恋人サラが姿を消した。恋人の足跡を追って豪華客船に乗り込み真相を探るが…
良質なサスペンス。
各章で視点が変わり、核心に近づいていく過程、また、なんのことだかわからない不穏な描写で盛り立てます。ドラマとして楽しいです。
正直、書ききれていないところが多い。それなら半分のページ数でもよかったのではと残念と思いつつ、デビュー作ということなので、今後に期待できるのは間違いない。
23というワード。
オコンネル。
サラ笑。
近々の読書とつながるものがあってこれがまた…
※『乗客ナンバー23の消失』とは読み比べないほうがいいかもしれません。
私は乗客の方が何倍も上だと思いますので。