法村里絵のレビュー一覧

  • ほんとうの名前は教えない

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    ネタバレ

    クライムノベルはまず主人公に共感できなくて苦手、なんだけど、これは割とすらすら読めた。ヤングアダルトなので文章が平易?なのもあるかもしれない。

    最初から癖の強いレイチェルがもっと出てくるかと思ったけどそんなこともなく、デヴォンがなかなか良いお兄さんで好印象だったりもした。ライアンとのロマンス描写が多くて、でも仕事のためとドライに割り切るのかと思いきや、全然割り切らなくてしっかりほだされてて、まあこの辺もヤングアダルトですから、人間の絆を粗末にしてはいけないんでしょうね、という大人の読み方をしました。
    タイトルの「ほんとうの名前は教えない」は結局『ルッカ・マリノ』のことなのかな?信用出来ない語

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    2025年02月04日
  • ほんとうの名前は教えない

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    ネタバレ

    ルッカ・マリノは窃盗の現場を押さえられ、それを見逃す代わりにミスター・スミスなる謎の男の下で働くようリクルートされた。そこでは他人になりすまし、ターゲットに接近して重要な情報を盗むミッションが与えられる。目的を達成すると再び名前を変え、また新たなターゲットに近付いていく。次にルッカがエヴィ・ポーターとして接近したのは、盗品の売買などの裏稼業に手を染める魅力的な青年ライアンだった。ライアンのボーイフレンドとなり彼の動静を監視していたエヴィだったが、とあるパーティでかつての自分であるルッカ・マリノを名乗る女と出会う。ルッカは自分自身なので、これはミスター・スミスによって自分に差し向けられた諜報員だ

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    2024年12月07日
  • ほんとうの名前は教えない

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    なんか昔のシドニーシェルダンの明日があるなら
    を思い出しながら読んだ。
    こちらの方が内面がしっかり描かれているけれど、ふっきれた面白さは明日があるならの方がずっと面白い。

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    2024年11月20日
  • ほんとうの名前は教えない

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    ドメスティックなスパイものって感じか。先への興味で読ませるが、裏の仲間が万能すぎて、”わたしたち、やったわ”と言うほどの読後感は得られないところが。

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    2024年11月14日
  • 失踪当時の服装は

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     1950年代の本格警察捜査ミステリのエポックメイキングとされている作品。
     登場人物の深い心理描写や魅力的な探偵・刑事が出てくるわけでも、突飛なトリックが用いられているわけでもない。行方不明になった女子学生をめぐる警察署長とその部下の刑事たちの執念の捜査。これが淡々と語られる。現代的には、この点で少し物足りなさを感じるが、先が気になる不思議な魅力がある。秋の夜長にぴったりな1冊かもしれない。

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    2024年11月04日
  • ほんとうの名前は教えない

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    ネタバレ

    ずいぶんこってりしているお話し。
    あるところで物語の調子が切り替わり
    デヴォンがスーパーマン過ぎて、都合がよすぎるのでなんだか白けてしまいました。

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    2024年11月02日
  • カラス殺人事件

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    娯楽ミステリー。サスペンスとロマンス。もうちょい主人公の本業の生物生態学を絡ませてほしいところ。主人公はどっちのハンサムと付き合うことになるのか。恋のはじまりはウキウキするかもしれんけど、立場的にどっちと付き合っても上手くいかなくなると思うけどな!と思いながら読む。

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    2024年05月06日
  • カラス殺人事件

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    女性生態学者が主人公のミステリー。偶然犯行現場にいた主人公に容疑者のイメージが高まるが。実は彼女が明らかにしたくなかったのは自身がレディの家柄と言う事。アニメかなと言うほどめちゃ読み易く楽しめた。次作も読みたい。

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    2024年01月28日
  • カラス殺人事件

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    コウモリを調査する生態学者という主人公の設定が珍しくて、彼女が殺人犯の嫌疑をかけられ、逮捕されるところまではすごく面白かったが、そこから一気に、力技で解決してしまった感じ。個人的には美女&美男のロマンス展開はあまり興味なかった。むしろ、あ、これ次作に続くんだなあ、と思ってしまった。ヒロインの彼女が何だかんだ言いつつ、か弱いイメージでもなく、無敵なところも共感薄めでした。

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    2024年01月09日
  • 英国屋敷の二通の遺書

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    インドの風が薫るような雰囲気たっぷりのミステリ!
    まず、舞台背景が最高。世界遺産にも登録された最古の山岳鉄道を使って自然あふれる山奥へと入って行く。見渡す景色は茶畑と濃霧!紳士な退役軍人とお話ししたり、魅力たっぷりな若者たちに地元案内してもらったり。
    そして、豪商一族の頂点に立つ老人の遺産争い。問題だらけの男性陣と秘密を抱えた女性たち。
    インドが舞台ではあるものの、イギリス被統治下の歴史がそこここに感じられる。推理の仕方や全ての人物を一堂に並べて犯人あてするところなどは本格ミステリの影響が濃い。
    惜しむらくは、本格ミステリではないこと。読者にフェアな推理材料を並べてくれてればもっとワクワク読め

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    2024年01月03日
  • 失踪当時の服装は

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    1950年でも全く違和感なく楽しめる。

    でもこの時代の貞操観念って、日本とあまり変わらなかったんだって意外かも。

    いろいろなトリックミステリーよりも、こんな地道な捜査系が好きだと改めて気付かされる。

    旅の電車の中、古典ミステリーはなぜか相性が合う!

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    2023年06月24日
  • 英国屋敷の二通の遺書

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    はじめて翻訳の本読んだ!カタカナめっちゃ目回る〜
    あのときこんなこと言ってましたよね…みたいな描写がいくつかあったけど、そんなところあった?!ってなって読み返すことが多かった
    じわじわ真相に近づくアレスヤと何が何だかわからないがなんか面白い!な私でした
    アスレヤカッコいい!

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    2022年09月08日
  • 失踪当時の服装は

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    ネタバレ

    期待して読んだが、私には合わなかった。ちょっと署長の偏見が強すぎる。あと思い込みが激しすぎる。
    被害者がジーパンで学校外に出てはいけない、ってびっくり。1950年代とは今とは全く違った価値観だったのだ。
    他の方々のレビューでは「署長と巡査部長の掛け合いが面白い」という意見が多かったが、私はあまり笑えなかった。

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    2022年07月02日
  • 失踪当時の服装は

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    アメリカの作家ヒラリー・ウォーの長篇ミステリ作品『失踪当時の服装は(原題:Last Seen Wearing...)』を読みました。
    ここのところ、アメリカの作家の作品が続いています。

    -----story-------------
    ●宮部みゆき氏推薦──「『捜査小説とはこういうものだ』というお手本のような傑作」

    1950年3月。カレッジの一年生、ローウェルが失踪した。
    彼女は成績優秀な学生でうわついた噂もなかった。地元の警察署長フォードが捜索にあたるが、姿を消さねばならない理由もわからない。
    事故か? 他殺か? 自殺か? 雲をつかむような事件を、地道な聞き込みと推理・尋問で見事に解き明か

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    2022年05月14日
  • 失踪当時の服装は

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    結末が予想できないという意味では面白かったけど、わりと淡々と進むので物足りなさもある。
    約70年前の小説なので、最近のものと比べてはいけないとは思うけど。。

    警察の捜査がかなり緻密に行われているのが分かってよかった。
    題名もぴったり。

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    2021年03月14日
  • 失踪当時の服装は

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    ネタバレ

    さすがに、時代が変わっちゃったかなーという印象。
    この町の警察署長は、もはや、警察だか、街を牛耳る(自分は正しいと思い込んでいる)暴力団だかというレベルwで現実味がない。
    とはいえ、たまたまこの本を読んでいた時、TVで「ランボー」をやっていて。それを見たら、少なくとも80年代の前半くらいまでは、「この町では、俺が法律だ/正義だ」みたいな警察はアメリカでは珍しくなかったのかもしれないなーと思った。
    ★3つは、この手の小説の先駆ということで、かなりオマケw

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    2020年02月11日
  • 遭難信号

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    思ったような展開にはならず
    そこが面白かった。
    だけどちょっと長い気がする。
    主人公の決心のつかない
    ヘナヘナ具合にも、やや萎えた。

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    2019年05月30日
  • 遭難信号

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    ハリウッド作家になる夢があと一歩に迫ったアダムの恋人サラが姿を消した。恋人の足跡を追って豪華客船に乗り込み真相を探るが…
    良質なサスペンス。
    各章で視点が変わり、核心に近づいていく過程、また、なんのことだかわからない不穏な描写で盛り立てます。ドラマとして楽しいです。
    正直、書ききれていないところが多い。それなら半分のページ数でもよかったのではと残念と思いつつ、デビュー作ということなので、今後に期待できるのは間違いない。
    23というワード。
    オコンネル。
    サラ笑。

    近々の読書とつながるものがあってこれがまた…
    ※『乗客ナンバー23の消失』とは読み比べないほうがいいかもしれません。
    私は乗客の方

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    2019年05月04日
  • 失踪当時の服装は

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    地道な捜査が実を結び、真相が明らかになる……のはいいのだが、その捜査方法が旧態依然としている。つまりは違法捜査で、なんとも言い難い。

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    2019年03月16日
  • 遭難信号

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    面白かった。
    豪華客船での謎の失踪事件、面白くないわけがないでしょって感じで読み始めました。船旅までの話が意外と長かった('_')
    最後までどうなるのかわからない展開でした。

    ただ、ロマンとコリーンの話は何だったのか?伏線てわけでもなかったみたいで…うーんでした

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    2019年02月19日