法村里絵のレビュー一覧

  • ほんとうの名前は教えない

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    アメリカ ルイジアナ州が舞台。
    エヴィ・ポーターは恋人であるマイケルと付き合い始めて4ヶ月。
    同居することになり幸せいっぱいの恋人同士にみえるが、実はエヴィは本名ではなくその経歴も嘘だらけ。
    エヴィ=ルッカの正体はミスタースミスをボスとする組織からマイケルの裏稼業を探るために送り込まれたスパイだった。
    そんな中マイケルの友人が自分にそっくり、名前もエヴィの本名、経歴もエヴィ自身の過去を語る恋人を連れてきた。
    彼女の正体は?マイケルの本性は?そしてミスタースミスとは??

    ・感想
    先の展開が気になって一気読み。面白かった!

    語り手であるエヴィも信用ならない語り手だし、そもそもミスタ

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    2024年10月08日
  • ほんとうの名前は教えない

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    ネタバレ

    読もうかなって思ったらあらすじは見ずに読んだ方がいいと思う。
    ほとんどネタバレされて美味しいとこ残り少なかったのが残念

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    2024年09月20日
  • 失踪当時の服装は

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    ネタバレ

    「自由研究には向かない殺人」で紹介されていたので気になって読んでみた。警察捜査小説というジャンルを立ち上げた作品。
    18歳の少女が寮から突然姿を消し、死体で発見される。自殺かと思われた事件を、警察署長のフォードと部下のキャメロンが地道な捜査で真相を明らかにする。最近ではスマートな警察小説が多いなか、フォードたちの捜査はとにかく泥臭い。わずかな可能性を追及し、少しずつ真相に迫っていく過程は読み応えがあり引き込まれる。
    捜査過程のみが淡々と書かれているようでいて、フォードの犯人に対する怒りや、少女の死に対するやるせなさなどが垣間見える、実は人情味のある作品だ。
    ヒラリーウォーの他の作品も読んでみた

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    2024年06月07日
  • 失踪当時の服装は

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    熱い警察官のお話。ある登場人物のセリフ。「警察の仕事がどういうものかは、わかっているだろう?歩いて、歩いて、歩きまくる。そして、あらゆる可能性について調べ尽くす。一トンの砂を篩にかけて、ひと粒の金をさがすような仕事だ。百人に話を聞いて何も得られなければ、また歩きまわって、もう百人に話を聞く。そういうものだ」
    この小説には結果的に事件に関係ない情報が多く語られる。途中まではそういうのを読むのが面倒くさく感じるが、やがてそれらが物語のリアリティを高め、読者と物語の警官たちとの一体感を生んでいることに気づく。天才探偵や伏線はりまくりトリックなどに食傷気味の方は一読を。

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    2024年03月09日
  • 英国屋敷の二通の遺書

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    南インドのニルギリ丘陵にある呪われた館が舞台
    館で起こる殺人事件と資産家一家の秘密をあばく。

    ・感想
    犯人は分かりやすかったかなーピンときた

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    2024年03月02日
  • カラス殺人事件

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    ネタバレ

    なぜ「カラス」なのか最後まで分からずにいたら解説で解決。ネルの酷い目にあってきた過去と殺人の嫌疑をかけられている状況とで憤りを感じる。最終的に真犯人が判明して安堵した。が、ネルをめぐるジェームズとアダムのことはウヤムヤのまま物語が終わりどういうこと?と思っていたらやはり解説で既にシリーズが四作も刊行されていることが分かり読まねばと思う。そのあたりのロマンス展開はお菓子探偵ハンナシリーズみたいなのかなと思った。

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    2024年01月20日
  • 失踪当時の服装は

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    1952年に出版された「警察ミステリーの嚆矢」らしい.警察署長が主人公で,派手さはないものの,グイグイ読ませる.

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    2023年10月30日
  • 林檎の樹(新潮文庫)

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    望まれない恋愛をしている女性に読んで欲しい。これを読むと男が自分を決して選ばないとわかる。

    アシャーストは、現実を見て怖気付いた。
    ミーガンは健気だったが自分の思いを貫いた。
    アシャーストは望んでも辿りつかない理想を追い求める。弱くて堅実さを求める男の心理がよく表れている。

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    2023年09月21日
  • 林檎の樹(新潮文庫)

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    今もイギリスに根強く残る階級意識のもと、上流階級出身の青年の身勝手によって引き起こされる悲恋のストーリー。

    今はつかの間の夢と消え去った青春時代の、純で甘美な記憶を思い出さずにはいられなくなる名作。

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    2023年04月22日
  • 英国屋敷の二通の遺書

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    事件が色々な方向に展開していくのが面白い。目の前のインドで起きた事件から過去のウィーンで起きた事件まで。そして結末が少し物悲しいところはどこか日本のミステリー小説ににている。

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    2023年02月23日
  • 英国屋敷の二通の遺書

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    久しぶりに、ミステリらしいミステリを読んだ。
    途中間を開けてしまったのと、少し錆びついて来ているせいか、人物名が時々???となってしまったのが味わいを損ねてしまい、勿体なかった。

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    2023年02月10日
  • 英国屋敷の二通の遺書

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    舞台はインド。世界遺産にもなっているニルギリ山岳鉄道に乗り、風光明媚なクーヌールへ。イギリス以上に土地勘も何もなく、ネットで調べて雰囲気だけでも味わいました。ストーリーはオーソドックスな探偵小説で、タイトルにもあるようにイギリス的。もっといえばクリスティ的。どこかで読んだような印象は否めない。でも読みやすかったし、楽しく読めました。

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    2023年01月24日
  • 生まれながらの犠牲者

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    タイトルが怖すぎて、書店で検索するがちょっとためらわれた。でも、内容はいつものフェローズ署長シリーズ。
    毎度ながら地道な捜査のために、部下に作業を指示する署長、かっこいい。お仕事って大変ね。
    ヒラリーウォーさんの作品がもっと翻訳されるといいなぁ…。

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    2022年11月11日
  • 英国屋敷の二通の遺書

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    主人が非業の死を遂げるという呪いの屋敷、グレイブルック荘現主人のバスターは、命の危機を感じ二通の遺書を作った。それは、彼の死に方によって選ばれるものであり……。南インドにある英国屋敷で起こる事件の真相とは。→

    バリバリ英国ミステリ!!でも舞台はインド!登場人物もインド人!脳がバグる〜(笑)
    私は大好きです。クリスティを思い出す演出(解説に明記あり)最高!!探偵役のアスレヤがめちゃくちゃいいんだよ〜!シリーズ作品みたいで、次も発表されているみたい。翻訳希望ですー!!

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    2022年10月02日
  • 英国屋敷の二通の遺書

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    主人公のアスレヤが素敵!
    細身の紳士、冷静沈着で観察眼が鋭い、行動力がある
    穏やかで優しいし、絵も書いたりする
    人脈も広いし、威張ったり怒ったりしない
    完璧すぎる…
    北欧ミステリーの破天荒だったり病んだりしてる主人公が続いていたので、アスレヤに癒やされた

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    2022年07月28日
  • 英国屋敷の二通の遺書

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    現代インドが舞台ではあるが英国クラシックを彷彿させる。大財産家の当主が作成した二通の遺言書が物語の導入。いかにもな舞台設定と濃い霧が印象的。探偵役の元警察官アスレヤの無色透明クセのなさが物語をサラッとさせている。

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    2022年04月09日
  • 英国屋敷の二通の遺書

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    ネタバレ

     植民地時代に英国人が建設し、代々の主が非業の死を遂げると言われているグレイブルック荘。

     元警察官のアスレヤは現代の主人であるバスカーに招待されて、屋敷へ。

     財産家のバスカーは何者かに命を狙われていた。そのために数々の事件を解決したアスレヤの助けを求めたのだ。

     そして、彼は2通の遺言書を準備していた。その死に方によって、効力変わる遺言書。
     
     その遺言書を巡って、一族と隣人の間に流れる不穏な空気。

     その中で誰からの好かれている画家が惨殺される。
     彼の遺体の側にはバスカーが使っている電気車椅子があった。
     狙われてのはバスターだったのか?
     
     一見、平凡な一族と隣人の裏の顔

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    2022年03月24日
  • 幸運は死者に味方する

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    女性バディ物が読みたいな、と思ってたので嬉しい一冊。全編、女性たちの絆が物語を動かすので「女の敵は女」など如何に前時代の言葉か思い知らせてくれる。

    進行性の難病を抱えた女性探偵ミズ・ペンテコストと元サーカス団員の新人助手ウィルが難事件に挑む。聞き込みや資料収集、ピッキングで侵入しての証拠集めと地道な作業で事件解決に進むミステリーが好きな人にオススメだ。

    推理小説であると同時に、作品の底にマイノリティや社会と戦わねばならない人々への温かい視線を感じさせる点も評価が高い。ウィルの回想として描かれているので、登場人物たちの今後――とりわけラストで明らかになる黒幕との戦いがどうなっていくのか、次回

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    2022年01月30日
  • 生まれながらの犠牲者

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    ネタバレ

    やっぱり確固たる評価を得ている古典ミステリはおもしろいなあ(評価を得てるんだから,あたりまえか).
    犯人は最初から目星が付いているのだが,終盤で一気に謎が明らかになる.あとは動機だが....確かにこれは刑事たちには想像が付かないし,現代の我々にも想像が付きにくい.

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    2021年07月22日
  • 幸運は死者に味方する

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    女性がメインの作品だから著者も女性と勘違いしてた。ミステリとしての土台作りや地道な聞き込み、読みながら応援してた。私は好きだった。

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    2021年05月30日