法村里絵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
他人の名をかたって潜入調査をする女性。
謎のボスからの指令を受けて、今は調査対象の恋人になっているが‥?
全米ベストセラー1位になった小説です。
エヴィは、資産家ライアンの恋人。
ライアンと長い付き合いの仲間たちに、品定めされるところから始まります。
彼女たちの方が育ちがいいのだが、ライアンがエヴィを気に入ったのはおそらくそのせい、と考えるエヴィ。
エヴィの本名は、ルッカ。
エヴィという女性は実在し、ちょっと調べれば経歴など身元が確かめられる。ルッカと背格好などはかなり似ていて、細かい点も似せてあるのだ。
信用させておいて、調査対象の内部事情を探り、いずれ依頼者の要望に応えられるように立ち -
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Posted by ブクログ
ネタバレ最近ハマっているヒラリー・ウォー。
捜査小説の傑作「失踪当時の服装は」と同じく、失踪した少女の行方を追う物語だが、本作は単なる二番煎じではなく、「失踪当時〜」のその先にある結末(悲劇)を描いた作品。
捜査小説としてのおもしろさと、フェローズ署長の熱さは健在。地道な捜査が淡々と繰り返されるなかで、フェローズの事件に対する怒りや焦り、必死さがむき出しに描かれており、警察ドラマを見ているよう。
「愛するものを死よりも恐ろしいものから守ってやりたいから、殺すことができる」という犯人の言葉が、とても印象的だった。次々に怪しい人物が現れるため、てっきりフーダニットに焦点を当てたミステリだと思っていたの -
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Posted by ブクログ
なんとも陰鬱なタイトルにひかれ読んでみた…
美人で礼儀正しく成績優秀な13歳の少女バーバラ
初めてのダンスパーティーに誘われ出かけた後、行方不明に…
バーバラに一体何があったのか?
バーバラはどこに行ってしまったのか?
最後の数ページは圧巻!
こんなことって…
なんとも陰鬱なタイトルにひかれ読んでみた…
最後の数ページは圧巻!
こんなことって…
『生まれながらの犠牲者』ってタイトルが胸の真ん中にぶっ刺ささったよ…
苦しいくらいにね…
でも身勝手だよ…
「人の人生を決めつけないで…」
ってまた胸が苦しくなってしまったよ
この作品はヒラリー・ウォーが1962年に発表した作品で警察署長フレ -
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃおもしろかったよ!
代々の主が非業の死を遂げる資産家の大屋敷、その資産を狙う親族たち、現れた切れ者の探偵(元警察官)、土砂崩れで閉ざされてしまうその屋敷、遺書…
もうアガサ・クリスティでしょ〜
でもなんと…
舞台は南インドのニルギリ丘陵に植民地時代に建てられた洋館〜
しかも電動車椅子やらスマホを使うバリバリ現代の設定…(笑)
頭脳明晰な探偵役の元警官アスレヤはあのエルキュール・ポアロとは違い細身で長身…
そしてなかなか魅力的な紳士なのだ!
失礼…ポワロも紳士だね〜♪
とにかく、このアスレヤもポワロのように霧につつまれた謎を鮮やかに解き明かしていくのよ〜
これは続編も楽しみ〜
しかし -
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Posted by ブクログ
ある時間からあの子の姿が見えないな?となり、具合が悪くて診察室にいるのか?と思いきやおらず、じゃあ急用で外出か?と思えば外出届けも出されていないしスーツケースもある。
そしてさすがにこの時間までいないのはおかしいぞと騒ぎが広がり、失踪事件扱いとなり、父親が呼ばれ、警察に通報され、地道な捜査が始まる。
ずっと捜査が続くのだが、不思議と読んでいて面白く、続きが気になる。女生徒の失踪ということで、家庭環境や学業などに問題が無さそうであれば男に決まってる、と虱潰しに、日記内に登場する全ての男の名前を書き出し、分類に分け、当たっていく。
終盤、刑事の推理で犯罪の流れが語られていき、犯人逮捕で話は終わる -
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Posted by ブクログ
秋さんの★5そしてわいの第二の故郷ニューヨークでベストセラー1位とあれば、それはもう読まねばなるまい
なかなか面白かったです
ただね、どうしてもクライムノベルはマイナスからのスタートになってしまうのよね、わいの場合
だってほら結局犯罪者なわけじゃない主人公が
いかに愛すべき人物であったとしても、犯罪行為を応援することに後ろめたさを感じてしまうのよ
そういう純なところがあるのよ
どんどんやれー!とはならないのよ
純なこころの持ち主だけに
まぁ、そこを覆してくる傑作もたくさんあるんだけど
本作はそこまで飛び抜けてって感じじゃなかったのね
エヴィのボスのミスタースミスも早々に正体がわかっち