ユーザーレビュー 林檎の樹(新潮文庫) ゴールズワージー / 法村里絵 望まれない恋愛をしている女性に読んで欲しい。これを読むと男が自分を決して選ばないとわかる。 アシャーストは、現実を見て怖気付いた。 ミーガンは健気だったが自分の思いを貫いた。 アシャーストは望んでも辿りつかない理想を追い求める。弱くて堅実さを求める男の心理がよく表れている。 Posted by ブクログ 林檎の樹(新潮文庫) ゴールズワージー / 法村里絵 今もイギリスに根強く残る階級意識のもと、上流階級出身の青年の身勝手によって引き起こされる悲恋のストーリー。 今はつかの間の夢と消え去った青春時代の、純で甘美な記憶を思い出さずにはいられなくなる名作。 Posted by ブクログ 林檎の樹(新潮文庫) ゴールズワージー / 法村里絵 一言に言えば若気の至りの恋の話なんだけど、きっと多くの人が思い当たるところがあるんじゃないだろうか。 状況は違うとしても、例えばよく知りもしない相手を盲目的に好きになったり、それから突然現実に立ち返って冷めてしまったり、別の人を好きになってしまったりというのは、空想だけのドラマじゃなく、普通に起こり...続きを読む得ることだ。 それだけに、繊細に描かれた青年の心模様が身につまされる。忘れ去られた遠い過去の思い出に、自分の知り得ぬところで、誰しもこんな罪を犯しているのかもしれない。 Posted by ブクログ ゴールズワージーのレビューをもっと見る