トマ・ピケティのレビュー一覧

  • 21世紀の資本

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    データを集めること。そのためにも各国各企業が透明性のあるようにすること。そして、稼いだお金でなく所有するお金に累進課税をかけるべきだということ。恐慌、大戦のショックで経済に多くの影響を与えたこと。そして持ち直ししたが、19世紀とは比べられないくらいに複雑になったこと。インフレは20世紀に発明されたものであること。数字に細かくならないこと。民主的に解決すべきであること。経済学は歴史学、政治学、人類学、文学などと共に立ち上がらなければならないこと。

    以上、頭に残っていること。

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    2021年06月14日
  • 21世紀の資本

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    長い上に難解で、理解できなかった部分があった。要するにピケティが言いたいことは「過去から現在までr(資本収益率)はg(国民所得成長率)を上回ってきたから、このまま何の手も打たなければ格差はどんどん開いていくよね」ということだと理解した。この「何らかの手」とは、「教育」と「(累進的)資本課税」だとピケティは主張する。しかしこの実現には高度な国際政治的協調が必要で、難しい。それでもこれを目指していくことが大事だという。

    データが豊富で、非常に説得力がある。経済学や金融財政学の知識をもっと増やして、もう一度戻ってきたいと思える一冊。

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    2021年05月23日
  • 21世紀の資本

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    ようやく読み終わりました・・・注釈含めると700Pの大作・・・読破するには覚悟が要ります・・・
    自由な資本主義の行きすぎにより留まるところを知らず拡大した格差。ピケティの主義主張は一貫して、「累進課税」。資本税の導入だという。不労所得にも税をかけること。確かに。寝かせられるだけのお金をたくさん持っていればいるほど、その人は働かなくても食っていける。そうすると富めるものはより富み、持たないものはより細る。ただし、資本税が有効に働くのは、すべての国の銀行口座情報がガラス張りになっていること、これがないと、今横行している税金逃れが続いてしまう。
    コロナで世界中で景気が停滞し、失業者が出る一方で、今までの生活を続けられるものがいる。コロナ中に本著を読むと、同意する点が多い。NHKでたまに報道する資本や経済の特集でいろんな学者が登場するけど概ね同じようなこと言ってるように思う。
    また、気づいたことの一つとして、ピケティはかなりの文学の読書家でもあるということだ。経済学者だから経済の本ばかり読んでいるのかという先入観は持ってはならない。この本にはゴリオ爺さんや、pride and prejudicsといった文学作品が多々登場し、その生活ぶりから当時の貧富の差、貴族の所得等が説明されている。こういう人は多くの間口から学ぶし、実際に「終わりに」では、経済学者は計算ばっかりしてないで、社会や政治にも関わって考えるべきということを述べている。
    結局私はこの本の600pで経済のことはちょっとしか学習できなかったかもしれないが、少しは見識が広まったかな。そうであれば良いな。

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    2020年09月09日
  • 21世紀の資本

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    「資本収益>経済成長」という経済格差問題を超超超絶長い紙幅で論じた本
    リーマンショック後の影響もありこれでピケティが世界的に有名な学者になった
    補足として、『21世紀の資本論』は解説本が魍魎跋扈しているが、
    あまり読む意味のない本が多いのでネットにある訳者解説を見るべき

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    2020年07月12日
  • トマ・ピケティの新・資本論

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    「トマ・ピケティの新・資本論」
    ピケティが日刊全国紙リベラシオンに2005年から2012年まで毎月連載していた時評をまとめたもの。「21世紀の資本」とは違い時事の評論なので短く読みやすく、ピケティの考え方がよくわかる。
    日刊紙に連載されていただけあり、その時々のフランスの問題点がよくわかる。問題点は違うものの政治的に日本とあまり変わらないような気がする。
    問題点の指摘はいろいろあるが、税制の問題、所得格差、社会保障、大学の問題が多い。
    特にフランスでの税制の複雑さと金持ち優遇の税制を指摘し、資産への累進課税を主張している。特に不労所得者に関しては容赦がない。
    確かに、民主主義を主張するのであれば、その個人の努力と能力によって労働の価値を認めるべきであって、世襲で財産を引き継ぐことによって莫大な利益を享受することはかなり問題があると言える。
    また、個人の努力と能力と言ってもどこまでが本当に評価するべき点であるのかは難しい。経営者が会社の増益を自分の能力によるものだと言って莫大な報酬を受けるようにすることに対して有効な歯止めがないように思える。あの、カルロス・ゴーンの莫大な報酬に引きずられるように、日本の経営者の報酬が上がっていることに関してあまり批判的な評論は聞かない。
    その意味では、さすがフランス革命の国の評論だと思う。その一方で、その思想を体現する平等の国アメリカでは格差が大きく、ヨーロッパのようになるまいとして累進課税が課されていたものがどんどん廃止されていくのが矛盾しているように思える。
    民主主義による自由はダメで、やはり、共産主義による恐怖が必要なのだろうか。

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    2015年08月12日
  • 現代思想 2015年1月臨時増刊号 ピケティ 『21世紀の資本』を読む -格差と貧困の新理論

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    この種の便乗本はダメなことが多いけど、これはオリジナル版を読むための補助として、かなり役に立ちます。700ページもある本の内容を大雑把に把握するのにも便利だけど、それだけじゃない。寄稿者は、ケインジアンから新自由主義者、マルクス主義まで異なる経済学派、公共哲学、租税論、社会格差論、環境、文学、フェミニストまで多様にわたっており、それぞれに組みとり重視するポイントが異なっている。こんなふうに多彩な読み方ができるのかという新鮮な驚きは、じぶん一人の読書では得られないものです。
    たとえば諸富徹氏は租税がもつ間接的な政治的効果という観点から、ピケティのグローバル裕福税を実行可能か否かという観点からのみで評価しない、議論のポテンシャルを広げる読み方を示している。もちろん批判の中にはつまらない重箱の隅をつつくようなものもあるけど、足立眞理子氏のフェミニスト経済学からの批判は、ピケティを正当に評価しつつ、それが見えていないものを指し示している。全体としてはかなりよくできてると思います。

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    2015年01月22日
  • 現代思想 2015年1月臨時増刊号 ピケティ 『21世紀の資本』を読む -格差と貧困の新理論

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    浜さんやフェミニズムさんは、何をいいたいのか、全体の流れをぶち壊しているようですが、雑誌の別冊特集なのだから、多面的な編集ということなのでしょう。

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    2018年10月14日
  • 平等についての小さな歴史

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    ピケティの主著はどれもかなり分厚いが、この本はそれを要約し、200ページほどにまとめてくれている。

    18世紀末以降、格差は大きく減少してきたものの、まだまだ平等には程遠く、格差は大きい。

    これまで格差の減少は、革命や社会運動により、累進課税などの制度を実現することでなされてきた。
    しかし、まだまだ教育などの機会は平等でなく、差別や国地域間での格差も大きい。

    歴史的に平等が実現されたことはなく、パワーバランスが崩れた状態をひっくり返すことはまだまだ難しいのではと思うが、ピケティのアイデアをまとまって短く読めるのはいいことだと思う。

    これからの時代、AIなどのデジタルプラットフォームを持つ覇権的民間資本による封建的な格差拡大も現実的で、人類の平等への戦いは課題山積だろうなぁと思わずにもいられない

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    2026年09月30日
  • 平等について、いま話したいこと

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    気になるところをつまみ読み。
    対談と言いつつ、何も噛み合っていない感じ。表層でとどまり議論が深まらない。
    満足できた人いるのかな?

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    2026年06月02日
  • 平等について、いま話したいこと

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    両者の対話形式の本。
    一言、、、ムズい。
    大学入試をくじ引きにすればいい、累進課税を強化すればいいなど極めて簡単に結論を言っているが、その背景を理解する知識と思考が無いと追いつけない。
    ただすげーレベルの会話してそうだなーと理解出来ない会話を読んだ感じ。ドラゴンボールのレベルが高すぎて肉眼で見えない戦いを見てる感じ。

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    2026年05月31日
  • 自然、文化、そして不平等 ―― 国際比較と歴史の視点から

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    世界が過去、現在、どんな所得の人がどれだけ存在しているか、少しのグラフとどうあるべきかを記載している。データなので生々しい

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    2026年04月16日
  • 21世紀の資本

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    非常に重厚な本だが、格差について学びたく読んでみた。最終的には格差とは制度と歴史の帰結として捉え直すことに収斂した気がするが、問題はそう簡単ではないことも自分の課題として残っている。人間が追い求めるのは成長や効率だけでなく、制度設計や富の分配にまで気を配らなくてはならず、それは組織だけではなく個人としても考える必要があると学んだ。

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    2026年01月25日
  • 平等についての小さな歴史

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    21世紀の資本や資本とイデオロギーを綴ったトマ・ピケティによる格差がどのような推移になっているかをまとめた一冊。過去の名著がぎゅっと詰まっている。昔に比べて格差は小さくなっているが、いまだに残っており是正が必要。持続可能な社会を形成していくために、どのように公正な社会を作っていくか、考えていきたい。

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    2026年01月18日
  • 平等について、いま話したいこと

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    2024年5月20日にパリ経済学校で行われた対談の編集本。

    「21世紀の資本」のトマ・ピケティと「これからの『正義』の話をしよう」のマイケル・サンデルの対談ということで大変豪華というか贅沢な布陣に期待は高まったが、対談だけあって新しい視点、新しい学説が展開されるわけではなく、専門分野が異なる一流の人同士が会話すると、こういう感じになるのか、というのが、素直な感想。二人とも大学の教授なので、本職は研究ながら、副業で(?)授業もやっているので、対話を展開するのはうまい。が、関心領域が異なるので、相手の言説を自分の思考を深めるために聴いている、という印象。

    トマ・ピケティが、「所得格差は一対五まで圧縮できれば十分」と比較史的証拠があることを示唆しながら主張するものの、そのエビデンスが開示されるわけではない箇所が勿体なかった。(99頁) 対談は時間制限があったとして、註位つけてくれてもいいのに。

    コミュニタリアンのサンデル氏と、社会民主主義者のピケティ氏の政治的ポジションは、「カネが全てではない」という点と、トランプ大統領(対談時点では再選前)とル・ペンが嫌いである、という点ではよく一致しているよう。

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    2025年12月28日
  • 差別と資本主義――レイシズム・キャンセルカルチャー・ジェンダー不平等

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    フランスのスイユ出版社という出版社が刊行している小冊子シリーズの中から4冊を選んで翻訳したものだそうです。
    レイシズム、キャンセル・カルチャー、極右ポピュリストの政治評論家ゼムール、グローバル資本主義がテーマの評論集です。

    元々フランス国内向けに書かれたものなので、フランスの教育制度や極右政治評論家のことなどが自明のことのように書かれていて、知識がなく理解できない部分もありました。
    最後のグローバル資本主義についての評論が1番面白かったです。
    フォード社の車に重大な欠陥が見つかったとき、死亡者への賠償金とリコール費用を比べて、リコール費用の方が高いのでリコールをしなかったという話が本当に恐ろしい。資本主義は人の命にも値段をつける。
    ジェローム・パシェの以下の引用が深く刺さりました。

    歴史が私たちに教えくれる唯一の教訓は、次の点である──いかなる社会も、いかなる歴史上のシステムも、定義上永遠ではない。しかし資本主義には特有の点があり、その破壊的傾向がすさまじいので、自らの命を長らえるほど、ますます地球上の生命の条件そのものを崩していく。したがって今日の問題は、資本主義が人類を手放す前に人類が資本主義を手放すことができるかどうかである。

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    2025年12月20日
  • 自然、文化、そして不平等 ―― 国際比較と歴史の視点から

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    富の集中は文明の影のように歴史を歩んできた。――経済学者トマ・ピケティは講演でこう問いかける。「成長が続いても不平等はなぜ縮まらないのか」。自然の恵みを共有してきた人類はやがて制度と資本によって分断された。文化は人を結びつける力を持つが同時に格差を正当化する物語にもなり得る。だからこそ彼は「分かち合う知」を強調する。自然を守り、文化を尊び、富を循環させる社会へ――その道を選ぶのはいまを生きる私たちである。

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    2025年10月23日
  • 平等について、いま話したいこと

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    サンデルとピケティによる平等に対話。話はすれ違っている。かんたんにいえばサンデルは共同体にウェイトを置き、ピケティは社会に置いている。それぞれの駆動源は個人と制度設計である。

    しかし、これは単にすれ違いなのだろうか。ピケティは制度設計による再分配で問題は解決すると考えている。最終的な目標は世界政府であり、要はシステムさえ整えれば世界はひとつになるという話だ。それが長大な時間がかかるとしても、である。

    しかしサンデルの考えはその先にあるように見える。そのような話は、システムだけでは成り立たず、アイデンティティ(承認や尊厳、共感や帰属意識など広い意味での個人とコミュニティの精神性である)の問題をクリアしなければならない…だが、サンデルの問題意識に対してピケティはそっけない。このあたり、ピケティは自分では経済学者であることを否定するパフォーマンスをしたがるが、やはり経済学者である。哲学者のマインドは、ない。

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    2025年10月04日
  • 21世紀の資本

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    経済書としては良本だと思うが、読むのに凄く時間がかかる。
    グラフなどたくさん書かれているが、統計していない時代も多いため、正確かといえばそうでもないように感じた。
    経済の用語や見方、資本社会の全体の流れを知るにはいいと思う。

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    2025年06月09日
  • 21世紀の資本

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    読み切った!!!!が素直な感想。
    今まで読んだ本の中で一番文量が多く、他領域の話で読み切るのがしんどかった。
    でも最初に他の解説本を一つ読んでおいて良かった。

    今目の前に起きているお金・経済的なことに対して、長期的な目線で俯瞰して物事を捉えられるようになるかもしれない、いい本だと思えた。

    格差はこれだけ広がっているんだなと。このままいけば、もっと広がるんだなと。21世紀、自分が生きている中で、どういう行動・思考をしたほうがいいかをじっくり考えさせてくれる本だと思えた。

    自分がこの経済をどうにかしようとは流石に思えなかったが、仮に自分が資本的に裕福な状態になったとしても、ピケティが提唱していることに対しては、賛同できるだろうなと思えた。

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    2025年05月28日
  • 平等について、いま話したいこと

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    格差と分断を是正する為に。エリートによるリベラルエリート批判。左派衰退の原因は、経済構造の在り方を問い直してこなかったこと、その経済構造の中で勝者の立場だったこと。雇用創出への左派の鈍感さの指摘はまさに。累進課税の強化、保健医療や教育の「脱商品化」。くじ引き民主主義や富裕税導入などの思考実験は面白いが…

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    2025年04月19日