田中靖浩のレビュー一覧
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管理会計についての対話的入門書。固定費と変動費を確認した上で、売上でなく利益(限界利益)をその都度確認する基本的考え方を伝えてくれる。これ一冊で自分で管理会計が実践できるというような内容ではないけれど、(1) 税務会計と管理会計の違いを理解する (2) 管理会計が正確にできると何がうれしいのか理解する (3) 管理会計によって財務状況を改善する時、どのような点(値付け、セール、固定費削減、変動費削減など)に気をつければ良いかの基本的な目星がつけられるようにする といったことは十分に達成できる内容になっていた。
書きぶりとしては、序盤の失敗例としての売上至上主義経営が、読んでいて不安になる恐ろしさ。 -
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花屋の経営者の立場でどうすれば儲かるようになるのかを物語で考えていく本書。
売上と限界利益の違い、意思を持って売り方を考えることの重要性、その辺りが本書の主旨だと受け取りました。
私もECサイトを運営していますが、売上に目が行くあまり限界利益を疎かにしてしまう気持ちは痛いほどわかります。(利益は売上が増えてナンボ。あとから付いてくるもの、と思ってしまうという意味で。)
でも冷静に考えると利益の計算が立った上で値付けをすべきであり、それで黒字になるのであれば広告を出して売る必要も無いんですよね。
分かっているけどわかっていない…。
その具体的な思考をより言語化してくれたのが本書だと思いました。
周りが見えず、売上が伸びなくて焦っている時ほどこの本に立ち返りたいと思います。 -
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前に『会計の世界史』を購入してずっと未読のまま。
しかし、春から社会人になるにあたって今簿記の勉強をしています。
簿記の勉強は特に面白みはなく、そんな時に『会計の世界史』って買ってたなと思い出しました。
その前に漫画版を読んでおこうと思ってこちらも拝読。
今現在の会計がどのように変化してきたのかが分かりました。何事にもはじめはお金がかかるし、そのお金の管理が信頼を集めることになる。
株式会社ができたり証券会社ができたり、それらの起源は読んでいて面白かった。
また、歴史の教科書じゃちょっとしか触れられていない蒸気機関車の周りの話や世界恐慌後の経済の話は非常に興味深かった。
経済や会計に興味を持てば、企業や経済の未来も少しは理解できるかな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレコード(歴史的文脈における表現方法)とモード(時代とセンス)
世界の美術マーケット7兆円 44%アメリカ、イギリス21%、中国19%、日本7%
日本国家予算100兆円
興味(文化レベル)、お金(経済レベル)、買い方(目利き)が足りない
アメリカ パブリック思考、 日本 プライベート思考
言語技術と共通の土台
保税倉庫
標準化(文明)から差異化(文化)
13世紀 ヨーロッパにアラビア文字
経済に金利の導入 簿記がイタリアからオランダ、イギリスへ
日本
江戸時代 数学を解く楽しみ KPIで楽しみや美しさが失われる
キャッシュレスで日本人の暗算力が低下する?
マイナスを△にしたのは書き換え防止のため
電子媒体は原価計算ができない
美術品の評価機構がない
会計の価額=価値
ポップアート
価格から価値を逆算
誰もが知っている素材を自分のコンテクストに引用
40代でもう一度とんでもないことができるのが天才
人生の後半で価値転換は大変だがチャンスでもある
日本人は長所を見つけるのが不得意
会計の公準
貨幣的評価の公準
継続企業の公準
企業実態の公準
なんでも金銭的評価するが、人間はバランスシートに載らない銭
日本の博物館は寺からの寄託作品が多い。
金銭のやり取りはないので貨幣的評価に影響がない。
資産
所有権ではなく、経済的利益を有するものに
誰かに依存していないか?継承する仕組みがあるのか?
美意識
「自分の人生を作品化しようとする志」
商品化と反対側のテンションが高い人のほうが化ける
芸術家の才能
これ以外のことはやることがないという自分を追い込む才能
トーナメントプロ=個人プレイヤーと レッスンプロ=教育者 -
Posted by ブクログ
「会計」知識の入門書。この本では、特に「管理会計」について書かれている。管理会計とは、儲けるための会計知識のこと。
会計というと、そのための専門職があるくらいだから、なんとなく難しい気がしてしまう。
だけど、この本を読む上でそんな心配はいらない。
本書は、社長とすご腕会計士2人の対話形式で描かれている。
思った以上にスラスラと読めてしまうし、物語性が生まれることで記憶にも残りやすい。
会計知識の大枠を掴むにはこれで十分だと思う。
もちろん、より深く学びたい方は専門書が必要になる。あくまでも入門書だけど、高レベルにまとまった入門書なので会計を学ぶにはおすすめ。