【感想・ネタバレ】実学入門 経営がみえる会計(第4版)--目指せ!キャッシュフロー経営のレビュー

あらすじ

「会計=専門知識」というイメージを打破。従来の会計書ではわからない会計の本質を理解する入門書
最近では,日々の新聞や雑誌,ニュースなどで「ROE」や「キャッシュフロー」といった会計用語が頻繁に登場する。しかし,どれほどの人がこれらの会計用語を理解しているのだろうか。営業利益と経常利益の違いは,と問われたときに,その言葉の意味は理解していても,それが企業会計にとってどのような意味をもつか,答えられない人が大半であろう。筆者は,会計とは,いまや専門家が知っていればよい知識ではなく,ビジネス界の「コミュニケーション・ツール」であり,会計を学ぶことは「ビジネス・ランゲージ」を手に入れることだという。

本書は,単に貸借対照表や損益計算書とは何かを解説するのではなく,不況のトンネルから抜け出さない日本経済の問題点を指摘しつつ,企業会計の本質を平易に解説している。「日産自動車とトヨタ自動車の違い」「マクドナルド100円バーガーの成功」など身近な事例を豊富に取り入れ,全編語り口調でまとめるなど,会計の素人にとっても理解しやすい構成でまとめられた好著である。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

貸借対照表とは
損益計算書とは
キャッシュフローとは
それぞれの役割から内容まで分かりやすく説明されていました。
今度の会社のIRが楽しみになりました。

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2013年08月20日

Posted by ブクログ

2013年にビジネスセミナーのテキストとして一度読んだんだけれど、分かっていなかったぁ。書込みの減価償却が焼却になってたwww。今回は簿記2級勉強中の合間に読み直し。せめて簿記3級は勉強してから読んだ方がいいように思う。ここを避けて何冊も同じような本を読んでも結果遠回りだったというのが実体験。少し知識をつけて読めば「会計を知らない人への説明の仕方」がわかり、分かる実感が得られる分、会計って面白いかも!って思える、そんな本。

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2020年09月20日

Posted by ブクログ

入門書なので簡単すぎた。。収入と利益、支出と費用の違いが説明できる人には簡単、できない人にはいい入門書だと思います。

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2024年08月19日

Posted by ブクログ

初版は1999年ではあるが、繰り返し再版された本である。内容も簡潔でわかりやすい。時代に合わせて取捨選択して、要点をピックアップすれば良い。

数字を読むことができれば、経営が見えてくる。

会社が存続する条件として、利益だけを見ていてはいけないこと。P/L,B/S,C/Fの関係性を理解し読み解く必要がある。

シンプルにまとめると、カネをモノ(ヒト)に投資し、生産し売る。その結果、リターンを得るということ。

収益と収入、費用と支出。言い方も違えば、扱いも違う。では何が違うのか。それを学べる内容となっている。業種によって、固定費用と流動費用に大きな違いが出てくる。マクドナルドの薄利多売戦略などが、成り立つにはいくつかの条件が揃っている必要があった。
漠然と実行していては、失敗してしまう可能性もある。だからこそ自分の会社の会計を見て考えるべきである。管理会計についての認識を正しく持つことは、会社の『儲け』に密接に関わってくる為、本の内容を通して学ぶ。

投資家向けではなく、会社が儲けの仕組みを作る上での管理会計についての教養という部分が強い。

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2021年03月05日

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