田中靖浩のレビュー一覧
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会計×歴史がこんなに面白いとは!最初簿記はイタリアで生まれ、自分たちの商売がどういう風に儲かったのかを知るためのものだった。それが時が経つにつれて他者との分け前を把握するものへと変わり、最近では社会に健全な企業として存在価値を示す道具になった。その変遷が面白い。そして、時代ごとに時々出てくる豆知識も良い小ネタが多い。例えば、ハイボールはイギリスの産業革命の時代に鉄道が走り、事故を防ぐ目的でボールをぶら下げた機械を作った。ボールが上がると進め。下がると止まれの役割を果たす。これが後の信号になるのだが、高く上がったボールで進めの意味を表し「さあ、飲もう!」ということになるらしい。その他にはビートル
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決算書オンチのための、数字が読めると年収がアップという言葉に目を惹かれ購入。
とある映画をオマージュしたキャッチーな構成で、安定の会社、歩合制の会社、起業とさまざまな視点から理解すべきお金のことが書かれており、かなり読みやすい。
ちょうど仕事に求める自分軸を探していたところでもあり、安易な行動をする前に出会えて良かったと思える一冊だった。
またお金以上に大切なこととして、理不尽なこと、嫌なこと、ストレスを感じることに学びを得るチャンスが潜んでいるということ。目を背け楽な方に行きたい気持ちもある中で、心を病まない程度に歯を食いしばって向き合ってみる。その上でも払拭されないのであれば、環境を変 -
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世界経済の視点から西洋絵画を読み解く
切り口が、とても斬新で、筆者の語り口が、
講談師のように面白く、分かりやすい言葉に
置き換えられ、楽しく世界史と西洋美術史を
同時に学ぶことができた良本。
油絵やキャンバスの誕生秘話
ルネッサンスは、実はペストからの再生。
宗教画は、中世のパワポ。
なぜ、アメリカ人は、印象派が好きなのか
等詳しく解説。
個人的には、
美術館に行って誰もが名画を観る事ができるようになったのは、ナポレオンがルーブルのお宝を
市民に一般公開したのが、はじまり。
またナポレオンの登場によって、
絵画が、王族や貴族、教会の私的所有物から、
市民の公共財となり、画商は、パトロン -
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まるで海外旅行時に観光がてら美術館を案内されているかのような楽しい読書。絵画も複数掲載されており、文章と共に眼福を得る。で、それに纏わるエピソードを学びながら、結果、世界史に触れる事になる。
登場するのは、レオナルドダヴィンチ、ヤンファンエイク、ピーテルブリューゲル、レンブラントファンレイン、フランソワブーシェ、ジャンフランソワミレー、マネ、モネ、ルノワール、ウィリアムターナー、カナレット、ウィリアムホガース…
宗教画からキリスト教の歴史を学んだり、ルネサンスについて理解を深める。
例えば、黒死病(ペスト)による感染を恐れたベネツィアでは、船を40日間港に留め置き大丈夫であると確認するま -
Posted by ブクログ
ルネサンスからはじまる西洋美術、絵画の歴史を辿るところは、一般的な美術史の本と共通していると思うけれど、
この本は、西洋美術において大きな動きのあった地域とメインとなる画家に焦点をおきつつ、さらにタイトルのとおり、その時代の経済史的な背景についても説明してくれるものになっている。
こう書くと、すごく堅苦しい本に思えるけれど、そんなことはなく、著者自身の感想や趣味もまじえつつ、フランクな語り口で、楽しく読める本になっている。
絵画というと、芸術、文化というイメージがあるが、この本では、それだけでない、画家のパトロンの変化や、商品、投資対象としての絵画のあり方など、絵画には経済的な側面もあると