田中靖浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
イタリアからイギリス、アメリカへーー会計の歴史500年の旅。
3つの名画、
3つの発明、
3つの名曲
を切り口に、エピソードを交えながら、会計の歴史を楽しくおもしろく学ぶことができます。
レオナルド・ダ・ヴィンチやレンブラント、メディチ家に始まり、
スティーブンソンやハドソンといった産業革命の立役者、
さらにケネディ、スタンフォード、カーネギー、ロックフェラー、J•P•モルガン、ゴールドマン、リーマン、マッキンゼーといった時代を動かした人物たち、
そしてルイ・アームストロング、プレスリー、ビートルズ‥
数々のアート、経済、音楽界の有名人がでてきて、引き込まれました。
時代ともに、会計も「帳簿を作る(簿記)」から「決算書を読む(財務会計)」、そして「未来を描く(管理会計&ファイナンス)」へと進化していく流れがとても興味深いです。
「私たちは歴史を学ぶことによって、あらゆる物事が『普遍的、絶対的な存在ではない』ことを知ることができます。」
常に、今あるものが当たり前だと思わずに、変えるべきところについては『変える勇気』」をもつ大切さに共感しました。 -
Posted by ブクログ
「不自由であることは創造を生み出す土壌」
絵画に限らず万物への名言だと思う。
ただ、悲しいかな画家の力量があってもゴッホのように時代や商業に乗れないと成功できない。
カトリックの宮廷画家として成功したルーベンスとプロテスタントのフリーランスとして没落したレンブラント、対照的な二人の画家だけど、レンブラントの絵の方が好きだ。
自分の描きたいものと世間が描きたい商業作品の板挟みになりちな作家だけど、ルノワールはどちらも両立させた世渡り上手だと思う。
ターナーの「蒸気機関車」と産業革命の下りが現代のAI時代と一致する。産業革命時のイギリスは、庶民は機械化した工場での長時間労働と不衛生な環境によって平均寿命が15歳までに縮んだ。まるで蒸気機関車に追いたてられる野ウサギのように、社会の変革期には小さくか弱い存在が犠牲となる。
写真が登場した産業革命は、画家たちにとっても試練の時代だった。それでも、写真で表現できない「色彩」を突き詰めた印象派の画家たちや、見えないものまで描こうとターナーが挑んだ研鑽に敬意を抱く。
AIという新技術が市場を席巻しても、人が魂をこめて創作する執念は機械を凌駕するはずだ。 -
Posted by ブクログ
会計×歴史がこんなに面白いとは!最初簿記はイタリアで生まれ、自分たちの商売がどういう風に儲かったのかを知るためのものだった。それが時が経つにつれて他者との分け前を把握するものへと変わり、最近では社会に健全な企業として存在価値を示す道具になった。その変遷が面白い。そして、時代ごとに時々出てくる豆知識も良い小ネタが多い。例えば、ハイボールはイギリスの産業革命の時代に鉄道が走り、事故を防ぐ目的でボールをぶら下げた機械を作った。ボールが上がると進め。下がると止まれの役割を果たす。これが後の信号になるのだが、高く上がったボールで進めの意味を表し「さあ、飲もう!」ということになるらしい。その他にはビートルズの著作権の問題など、知ったら誰かに話したくなるようなものばかりだった。私は普段経理をしているので、理解しやすい部分もあると思う。会計に馴染みがない人には少し難しいかもしれないが、小ネタを楽しむつもりで読んでみて欲しい。
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Posted by ブクログ
決算書オンチのための、数字が読めると年収がアップという言葉に目を惹かれ購入。
とある映画をオマージュしたキャッチーな構成で、安定の会社、歩合制の会社、起業とさまざまな視点から理解すべきお金のことが書かれており、かなり読みやすい。
ちょうど仕事に求める自分軸を探していたところでもあり、安易な行動をする前に出会えて良かったと思える一冊だった。
またお金以上に大切なこととして、理不尽なこと、嫌なこと、ストレスを感じることに学びを得るチャンスが潜んでいるということ。目を背け楽な方に行きたい気持ちもある中で、心を病まない程度に歯を食いしばって向き合ってみる。その上でも払拭されないのであれば、環境を変えること(転職)もアリかなと感じた。 -
Posted by ブクログ
世界経済の視点から西洋絵画を読み解く
切り口が、とても斬新で、筆者の語り口が、
講談師のように面白く、分かりやすい言葉に
置き換えられ、楽しく世界史と西洋美術史を
同時に学ぶことができた良本。
油絵やキャンバスの誕生秘話
ルネッサンスは、実はペストからの再生。
宗教画は、中世のパワポ。
なぜ、アメリカ人は、印象派が好きなのか
等詳しく解説。
個人的には、
美術館に行って誰もが名画を観る事ができるようになったのは、ナポレオンがルーブルのお宝を
市民に一般公開したのが、はじまり。
またナポレオンの登場によって、
絵画が、王族や貴族、教会の私的所有物から、
市民の公共財となり、画商は、パトロンから
ビジネスマンになった変遷が面白い。
また、ゆっくり再読したい。