香月美夜のレビュー一覧
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目次
・神殿の巫女見習い Ⅳ
・フリーダ 貴族街訪問
・ジルヴェスター 騒ぎの後始末
・アルノー 私とフラン
・ベンノ 仕事を減らそう
・フラン 神殿長の側仕えになるために
・エーファ 前を向いて
・ベルーフの資格
・領主のお忍び
いつかは貴族の養女にならなければ、生きていけないマイン。
身食いの平民が生きのこるためにはそれしかないので、あえて生き残らずに家族との時間を優先したはずのマインだが、彼女の持つ魔力があまりに強大なため、家族を巻き添えにしないために貴族の養女となることを選んだ。
でもそれは、貴族院に入らなければならない2年後、のはずだった。
しかしマインを憎んでいる神殿長の手引きで、他領の貴族がマインを強奪するためにエーレンフェストに乗り込んで乱暴狼藉をはたらくに至って、一刻の猶予もなくマインは上級貴族のローゼマインになることを選ばざるを得なくなるところまで。
今回、アニメではさらっとしか触れられていない部分までしっかり書かれていて、いろいろと腑に落ちた。
貴族の家に生れながら、もって生まれた魔力量が少なかったことと後ろ盾が弱かったために、幼いうちに神殿に入れられ、貴族となる道を断たれた神殿長という背景が見えたので、なぜあれほどまでにマインを嫌うのかがわかった。
貴族になれなかったから余計に、貴族扱いの平民であるマインが厭わしかったし、何より莫大な量の魔力を持っていることが許せなかったのだろう。
マインを見るたびに、思い出したくないコンプレックスが蘇るから。
しかし、領主の叔父という立場を利用して、仕事はしない癖にやりたい放題の神殿長は、神官長からも領主からも疎まれていたわけで、神殿内における他領の貴族によるマイン強奪事件は、新田町排除の絶好の口実を領主たちに与える結果となった。
ご近所の人たちには、マインは死んだことにする。
これだけで、うまくいくのか?と思っていたけれど、ちゃんと近所の人たちとお葬式を行ったんだ。
死体ないけど。
「他領の貴族に殺された。遺体は貴族に持って行かれた」と言えば、それ以上の追及はない、という世界。(貴族絶対社会)
元々体が弱くて外に出ることが少なかったマインなので、近所の人たちにはマインとの思い出もさほどなく、わりとあっさりと納得されたのだった。
神官長の筆頭側仕えのアルノーが、フランに抱いていた昏い思い。
それが、マインの命を脅かしたかもしれない小さな出来事を頻発させ、それを知った神官長はアルノーを処分した。
筆頭側仕えと言ったって所詮貴族ではないので、あっけないものです。
平民身食い仲間のフリーダは、成人したら貴族の愛人になる契約をしている。
その貴族の弟がダームエルだったので、今後もフリーだとマインの繋がりはかろうじて残るのかな?
領主の養女と下級貴族の愛人との接点をどこに持ってくるかという問題はあるが。
アニメでは、突然レストラン関係者としてギルド長が出てきたので、どういうことかと思ったら、ベンノさんの仕事を楽にして、責任と儲けを分かち合うためだったのね。
納得。 -
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目次
・神殿の巫女見習い Ⅲ
・神殿の昼食時間
・グーテンベルクの称号
トロンべ討伐の際、護衛の騎士に傷つけられたにもかかわらず、強大な魔力で土地を癒したマインの姿は、貴族社会に衝撃を与えた。
身食いの平民と言っても、魔力はたかが知れていると思われていたからだ。
そして、平民の娘であるマインが生み出した商品や経営する工房は、下級貴族の収入より大きな利益をもたらしている。
そのため、目端の利く貴族たちの間でマインの利用価値が高まり、マインや家族への危険が高まるのだった。
家族を守るため、神殿で冬ごもりをすることになったマインの生活。
来年の豊作を祈念するために魔術具に魔力を込める奉納式、春の訪れの前に農村等を回ってその魔術具を渡す祈年式等の巫女見習いとしての仕事と、活字印刷を進めるための工房の仕事で忙しい日々を送るが、家族と離れた寂しさはぬぐえない。
どうしてそんなに家族といることにこだわるのか。
基本的にマインは本が読めればいいので、神殿で本の読み放題は喜ばしいはず。
けれど、以前の人生で本を最優先した結果、大切な家族との時間を蔑ろにしてきたことに気づいたマインは、「家族との時間」は決して譲れない大切なもの。
今回は新たに弟・カミルの誕生もあり、マインの心はいよいよ家族に向かうのだが。
短編は、マインの護衛失敗の処分として、一年間マインの護衛を騎士見習いという降格された身分で行わなければならないダームエルが、フェルディナンドと昼食を食べながらマインについてや騎士の心得について語らう話と、金属加工職人として金属活字を作成したヨハンにグーテンベルクの称号を与えた話。
これからは本好きから少し離れて、貴族社会の話になっていく。
その中で、本と家族がマインの核なんだとこの巻を読めば理解できる。 -
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大事で好きな箇所。
家族との別れはつらいけど。
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長い冬を終え、瑞々しい春が到来したエーレンフェスト。神殿内では、巫女見習い・マインの今後について様々な動きが加速していた。彼女を嫌う神殿長の画策もあり、街は不穏な空気に包まれていく。それでも、マインの毎日は何も変わらないはずだった。弟の誕生、インク開発による新しい本作り等、これからもずっと家族や仲間との愛おしい時間を過ごすはずだった。だが、世界は彼女に残酷な決断を迫る――。マインは今、大切な人々を守るため、家族への愛を胸に新たな道を歩き始める! ビブリア・ファンタジー第二部、感動の完結編! 衝撃の結末後の人々を描く書き下ろし短編集+番外編2本、さらには椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録! -
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ネタバレローゼマインが「先生」になっているのが面白い。子供部屋で子供たちに教える姿を見ると、いつの間にかこんな立場になったのかと感慨深くなる。
そして、冬の主討伐は熱い! これまでの本作とはまた違った迫力があり、ローゼマインの桁外れの魔力も存分に発揮されていてワクワクした。討伐後の幻想的な素材採集も楽しく、この世界ならではの魔法や生き物の描写に惹き込まれる。
一方で、ハッセの話では、この世界における貴族と平民の圧倒的な身分差を改めて実感。華やかで楽しいだけではない世界の厳しさもしっかり描かれている。
「本を読みたい」という少女の願いから始まった物語が、教育、討伐、領地運営へとどんどん広がっていく。そのスケールの大きさがますます面白くなってきた。 -
無料版購入済み
作画等は達者です
ただ、個人的には試し読みでいきなり第4部から読みだすのはどうかという感じはしました。作品世界に入り込むのにやや時間がかかったので、仕切り直して読もうと思います。
内容はむろん悪くはないですよ。 -
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目次
・神殿の巫女見習い Ⅱ
・青色巫女見習いの側仕え
・神殿の料理人見習い
なるべく青色神官である貴族と接触しないように、神殿で暮らすマイン。
孤児院の子どもたちの生活改善も軌道に乗り、通いの青色巫女見習いとしての生活に慣れてきた頃、母さんの妊娠がわかる。
春になったらお姉ちゃんになる!
冬の間に赤ん坊のための絵本を作る決意をするマイン。
ところが、神殿の冬の儀式にマインの魔力が必要と言われ、長い冬を神殿で暮らさねばならないことになる。
そして儀式の前に、トロンべ討伐に駆り出される。
マインは荒れた土地を魔力でよみがえらせるために必要なのだ。
そこでマインは初めて、直接貴族からの悪意をぶつけられることになる。
平民のくせに、生意気な。
今回は単純な差別意識がもたらした悪意だったけれど、これからだんだん貴族同士の権力争いに巻き込まれていくわけだ。
それにしても、マインの魔力が突出しているのはどういうわけなのか。
貴族であってもさほど魔力を持たない人がたくさんいるというのに、平民の身食いであるマインはなぜ。
麗乃の意識を取り込んだことが、何か関係あるのだろうか。 -
ネタバレ 購入済み
フェルディナンドの呪い返しって、ローゼマインが、過ぎたる神々の御力で、瀕死の時に、助けようと行った物だったような。それが、後から、脆い部分の糸が切れて、20年分の歴史とフェルディナンドが消えそうになったって事?けど、まぁ、ローゼマインが、切れた糸を繋ぎ直して、フェルディナンドも助かり、ローゼマインも無事帰って来たから、良し。しかし、ジギスヴァルトの悪巧みは、叩き潰さないとね。ハンネローレとケントリプスは、頑張れ!
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面白かった。
騎士団が出てきて、本格的に貴族と関わっていくことになる…感じかな。
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青色巫女見習いとして、忙しい毎日を送るマインに朗報が届く。母親が妊娠したのだ。生まれてくる赤ん坊への贈り物として、絵本作りを開始する。一方、神殿内では慣れないことばかりで、自由に動けない。巫女としての教養を身につけさせられたり、新しい側仕えの管理に追われたり……。孤児院長としての仕事も山積みだ。相変わらずの虚弱な体も何のその、本への愛情を武器に全力疾走を続けるマインが、念願の一冊を手にする時、貴族世界への扉が開き、物語は急展開へ突入してゆく! 近付く冬を前に、風雲急を告げるビブリア・ファンタジー! 書き下ろし番外編×2本収録! -
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ネタバレローゼマインが「本を作る人」から「人を動かす立場」へと、さらに一段階進んでいくのが面白い。自分で何かを作り出すだけではなく、人を育て、役割を与え、組織を動かしていく。その変化が、ヴィルフリートの教育問題にもよく表れていて、単なる異世界ファンタジーではなく、教育や人材育成、さらには貴族社会の仕組みまで見えてくるのが楽しい。
そして、冒頭の家族との再会にはやっぱり沁みる。身分が大きく変わってしまったからこそ、以前と同じようにはいかない距離感が切なく、それでも家族との絆がちゃんと残っていることに胸を打たれる。
一方で、性格が悪い私はハッセの一件がかなり好き(笑)。ローゼマインが「力を持つ側」になったことで、その力をどう使うのか、そして相手にどう責任を取らせるのかが見えてくる。可愛らしい少女の成長物語だったはずが、いつの間にか領地の政治や人間関係まで楽しめる物語になっている。巻を重ねるほど世界が広がっていくのが本当に面白い。 -
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・神殿の巫女見習い Ⅰ
・今はまだ遠い場所
・側仕えの自覚
具体的な巫女見習いの仕事はまだだが、マインが神殿に通う日々が始まる。
神官長のもと、身なりを整え、青色巫女見習いとして貴族のふるまいを覚え、巫女見習いとして神様の名前や属性、その時々に適した祈りの言葉などを覚え、神官長の事務仕事の手伝いをする。
思ったより読書時間は少ない。
なので、限りある読書時間を惜しんで、昼食も食べずに読書に耽ったのだが…。
まず、巫女見習いの食事の余りが、側仕え、そして孤児院の子どもたちへと順々に下げられていくので、マインが食事を抜くと、大勢の人が食事抜きになってしまう、という常識を知らなかったがために、やらかしてしまったわけだ。
マインは働かない側仕えに「神様からの恵み」を与える気はない、と言いながらも、孤児院の実体を見て、なんとかしなくてはならないと思うのだ。
なんとかというのは、王国における政変のため、神殿から青色巫女が減少した結果、「神様からの恵み」がとても足りていないというのなら、孤児院の子どもたちが食事を得られるための仕組みを創らなければならない、ということ。
マインはまず、孤児院全体の清掃と、子どもたちの清潔、そして働いて職を得るということを教える。
具体的には、自分たちで野菜スープなどを作って食べる、ということ。
森に出かけて食べられる食材をとってくること。
孤児院にマイン工房の分室を作り、植物紙つくりをさせること。(働きに対する報酬あり)
ずっと、本物のマインは死んでしまって、代わりに麗乃(うらの)の魂がマインの体に入ったのだと思っていたけど、というか、作中でマインは自分のことをそう思っているけれど、作者によるとマインの心は生きていて、麗乃の記憶と知識がマインの心に影響しているというのが本当らしい。
だから本当は大人だったくせに、ずいぶん子どもっぽいな(「ぎゅーってして」とか)と思っていたけど、心が7歳の子どもならしょうがないね。
知らない世界に飛び込んで夢をかなえようと必死の努力を続けるマインやルッツの姿を見て、トゥーリも一流のお針子になるために、自分を鼓舞する〈今はまだ遠い場所〉。
最初はマインに反発ばかりしていたけれど、常識がないからこそ孤児院の環境改善に奔走するマインの姿を見て、マインにとってかけがえのない側仕えになりたいと思うギル〈側仕えの自覚〉。 -
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アーレンスバッハのお馬鹿なディートリンデの後ろで、赤い唇でニヤーっと笑うゲオルギーネが、とても恐ろしい。フェルディナンドは、ランツェナーヴェの姫君と、王族との間に産まれた子供では、無いだろうか?トルークも、そこから出ているんじゃないかな?闇が深くなる。
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貴族の女性の結婚が、あまりにも夢も希望も無くて、ゲッソリする。自国の利益を得る為の道具としてしか、扱われていない。ゲオルギーネ、シュラートラウムの花、不穏な者、物が、動き出したようだ。
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をいをい!
ヴィルフリート、大丈夫?身内でも、側近でも無くて、ただの読者だけど、未来の領主としての資質に問題が有ると思う。ローゼマインが、余りにも優秀過ぎるせいで、存在が霞むのだが、本当に、考えが甘い。ヴェローニカが、甘やかして育てた弊害だな。 -
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う〜ん
アーレンスバッハのディートリンデは、お馬鹿で、その母親のゲオルギーネの存在は、不気味。
ダンケルフェルガーのディッター馬鹿の父子も、頭が痛い。
周りに毒され、ヴィルフリートまで、だんだん黒くなっていく。
話が、だんだん黒くて、ドロドロしていって、息苦しくなる。