香月美夜のレビュー一覧
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中高生のビブリオバトルで紹介された作品です。
あまり最近のライトノベルスは読んでいなかったのですが、転生モノとはいえ、バトルシーンもなく、(無駄な)ハーレム要素もなく、地に足のついたストーリー展開だったように思います。
本が好きな主人公が、本という文化の無い異世界に転生したことで、「本がないなら自分で作る」という固い決意のもと奮闘する(しかし年齢的・体力的な制約もあって思うようには進まない)という設定は、読書が好きな人たちにとっては魅力的だと思います。
本を書くための媒体を作ろうとする際も、実際の古代文明を参考に「パピルス」や「粘土板」「木簡」などから取り掛かる辺り、まるで文明発展の歴史を見 -
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ネタバレ面白かったです。商才を発揮しベンノと対等に交渉するマイン。人の使い方も上手です。
子どもとは思えないマインの博識さに変だと感じるルッツ。
「…お前、誰だよ」
とうとうルッツに訊かれてしまったマイン。事情を説明してルッツが望むなら消えてもいいと言いますが、ルッツは「オレのマインはお前でいいよ」と。くぅぅーとなってしまいましたよ(笑) ルッツ、本当にいい子だ!
そして、マインのことを周囲が怪しまないのは何故かと思ったら、突拍子もない行動をとると思われているギュンターお父さんの子だからなのですね。受け入れられているなら良かった(笑)
すぐ熱をだすマインが実は“身食い”という病気であることが分か -
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ネタバレ再読。
娘が携帯のアニメ動画で観ていた時、音声だけ聞こえてきて気になっていました。だからマイン、ルッツ、ベンノさんという名前は知っていました。
めちゃコミ無料分の漫画を読み、いよいよ原作小説へ手を出してしまいました。
本に囲まれて生きていたいほどの本好き女子大生が異世界の病弱な5歳の女の子マインに転生し、その世界では本が高価で手に入らないため本を作ろうとする話です。
生まれ変わったマインの身勝手さに比べ、病弱なマインの面倒をみる一歳上の姉トゥーリや近所の男の子ルッツがとてもいい子に思えました。
マインは本の為なら周りが見えないところがあって、それがマインの生きる目標になっているからいいのか -
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ネタバレ今巻は少しうるっとしたり泣きに泣けるシーンがいつもよりありました。
(内容)
最初の(37話)にはマインを急いで迎えに来たルッツが(手の怪我を)心配して走って来るシーンで、思わず「良い子だなぁ⋯」とうるっときました。
次の(38・39話)での記憶を探る為の魔術具を使用し、麗乃時代の現代日本の映像や日本食そして麗乃の母が登場します。
マインの姿で、母に謝るシーンでの言葉ですが⋯⋯
「逆縁の親不孝でごめんなさい」そこからはもう涙涙でして⋯⋯⋯そこからは香月美夜先生(あとがき)の言葉ですが「涙なしには読めません」と言葉道理でした。
(40話)ではヨハンがあるコトを(マインとベンノに)頼みに行く -
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ネタバレ前巻でやり込められた、義兄ヴィルフリートの廃嫡回避のために色々と条件が出される。
再教育のためにカルタも活用されたりするが、ヴィルフリートの側近はつい忖度してしまい、発奮にならないので、マインと対戦して向上心をだしてもらうことに。
ユストクス登場。
諜報活動を趣味として、その為なら下町にその装いその言葉使いで潜り込んだり、女装もしたりする変人気質な人。
ハッセの孤児の扱いとかについて情報を得て、どう策を巡らすかマルク中心に画策してみたり。
前神殿長の倣いのまま、マインたちをもてなすハッセの町長。
昼間から酒をドドンってどんな歓待されてたのやら。
銀盃を供されて、「重っ!」ってなるのもさも -
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ランプレヒトはやっぱり浅はかだよなー
貴族的に実妹というローゼマインをそのままの意味で捉えているままだからな
エックハルトは元々フェルディナンド様至上主義で、実妹として振る舞えと言われているのと、自分にはできないフェルディナンド様への貢献を理解している
コルネリウスも最初は第三夫人の娘という意識はあったけど、その虚弱さ、努力家なところ、考えの危うさから親身になって接するようになった
その点、ランプレヒトはヴィルフリートの側近という環境が、ヴェローニカの常識を当たり前としているが故に、現在のエーレンフェストの実態とも乖離しているのも厄介なところですね
領主一族の会議
シャルロッテが眩しすぎ -
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ブリュンヒルデの反省と怒り
ただ単に主の望みを叶える事が側仕えの役目ではない
諫める事も一流の仕事の内という事ですね
活動報告のラウレンツによる女性側近達の評価
ちゃんと見れているんだなという感想と共に
グレーティアに対しては失礼
オチに使うなよ……
本音を言えないフェルディナンド 研究したい=エーレンフエストに帰りたい
貴族表現なのか、フェルディナンド表現なのか判断がつかないけど、分かりづらいよー
領地対抗戦
リュールラディ視点SS
勘違いして盛り上がるリュールラディとミュリエラに冷静に突っ込むフィリーネ
次々と神様表現が出てくる二人にハルトムートっぽさを感じる
いや、エルヴィーラ母様 -
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フェルディナンド様がいなくなってからの貴族院3年生開始
粛清の情報に動揺する旧ヴェローニカ派の生徒
その態度ににキレるレオノーレに乗っかるブリュンヒルデ
やはりライゼガングだと感じる
ブリュンヒルデの怒りはこれまでもあったけど、レオノーレが表に出すのは珍しいよね
あと、リーゼレータは派閥関係ないけど、やはり内心では怒りを感じてたりするんだろうなぁ
オルタンシア登場
知識の番人契約についてWEB版では説明されていなかったので、初読のときには驚いたものですね
このあたりから、「誰か意図的に情報を隠している?」という疑問が湧く
前上級司書は知識の番人契約について説明できなかったのか?
ソラン -
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フェルディナンドのアーレンスバッハ行き準備のあれこれ
ローゼマインの「アーレンスバッハが欲しくなりました」発言
まさかこれがああなるとは、初読のときには思いもよらなかったですねぇ
そして、後に食欲のないローゼマインを気遣ったフェルディナンド様の行動にも繋がってたりと、伏線の要素があったりする
エックハルトの忠誠心が怖い
王命による婿入りなら、王を殺せばという解決方法の思考が危うい
その発想、ミステリの犯人の思考だよぉ
フェルディナンドの引取りのあれこれ
前アウブ・エーレンフェストは時の女神のお導きと言っているけど
時かけ案件ってことで良いのだろうか?
フェルディナンド様が言う、