野田サトルのレビュー一覧
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ネタバレメスの羆の糞を体になすりつけオスをおびき出し、獣姦の夢を果たす支遁はもはやネタ。羆の尻にしがみつき恍惚状態の支遁のドアップには失笑したが、さらに腹上死(正確には腹の上ではないが)という結末には呆れつつも感心してしまった。
中盤はラッコの肉を食った杉元たちが発情し、互いに互いがかっこよく見えてしまう、という話。ここらへんは絵柄の変化も合わせて、もはらギャグマンガの域に達している。
インカマッラが鶴見と通じていることを尾形が暴く。インカマッラの目的は何かといぶかる谷垣に、彼女はアイヌの女として金塊を守りたいと答える。
杉元一行は網走に向かう途中の湖で、盲目の盗賊の話を聞く。その長・都丹庵士に -
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ゴールデンカムイを10巻まで読んで、アイヌ文化に興味を持ち、ゴールデンカムイのアイヌ語を監修している中山裕さんの本書を手に取りました。
カムイとは、「神」だけではなくて、人間をとりまくほぼすべてのものを表すこと、アイヌが厳しい自然で生き抜くために、その文化には様々な知恵が込められていることがよくわかります。
ネタばれはありますが、ゴールデンカムイの面白さはネタバレがあってもそれ以外の魅力にあふれているので、あまり気にならないです。このタイミングで本書を手に取ってよかったと思っています。
どうしても気になるなら、19巻まで読んでから本書を読むといいでしょう。 -
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ネタバレ巻が進むにつれ主要人物がキャラ化してきた。鹿を殺し、その皮にくるまって厳寒の夜をやり過ごした一行は羆に襲われるが、羆たちは白石が発した奇声に驚いて退散する。そんなのってあるか!?笑 でも、白石は脱力キャラになっているので、お約束的に読めてしまう。前巻から登場した鶴見命の鯉登少尉も同様。
この巻のメインは稲妻強盗と蝮のお銀のエピソード。千枚通しを首の後ろから大脳に貫通させるという殺し方は、必殺仕事人を思い起こさせたが、実在したというのが怖い。途中に尾形が花沢中将の婚外子であったというエピソードも絡まる。
後半は姉畑支遁(シートン)という獣姦変態学者が登場。犯した生き物を殺すという性癖に、生き -
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ネタバレ江渡貝の家で、杉元の一行、尾形、土方、長倉、牛山、家永が一同に会しているところを、二階堂たちが襲う。屋敷には火が放たれる。樺戸監獄に収監されている熊倉という贋作画家を訪ねに現地で落ち合う約束をして土方と家永は別れる。熊倉なら偽の入れ墨を見抜く方法を知っていると考えたからである。
白石が脱獄王となった経緯が明らかにされる。熊倉の描いた修道女の絵に一目ぼれしてしまい、彼女を探して北海道各地の監獄を巡っては収監され、脱獄の繰り返しだったのだ。白石のキャラがどんどん立っていく。
杉元の一行は、樺戸の近くのアイヌの村を訪れるが様子が変だ。この村は、脱獄囚たちが乗っ取り、変装して偽札づくりに励んでいた -
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振り切った作品
湿原で動物が無惨に殺されているのを発見した杉元たちは何かしらの理由で動物に酷いことをしている人物がこのあたりに潜んでいることを知る。
そして谷垣がその犯人だと疑われているため真犯人を探す事にしたのだった。
尾形を谷垣が殺されないための監視役としてアイヌの人たちの元にいるように指示した杉元はアシリパと途中で合流した二瓶の猟犬リュウとともに捜索を開始した。
そして尾形は時間が経てば経つほど谷垣に対する疑いが深くなることを懸念して彼を連れて脱出。
その頃姉畑はヒグマのフンを身体中に塗りたくりヒグマを引きつけることに成功。
その後振り落とされそうになりながらも交尾を成功させるのだった。
そ -
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詐欺師と白石
金塊争奪戦に初期から参加していた白石だったが別に大義もなにもあったわけではない。
しかしいろいろコトが大きくなってきたことや自分の脱獄の腕を見込まれてやらされることが多くなったこと、そしてなによりも杉元と土方のあいだで二重スパイ状態になってしまっている今それが杉元にばれた場合今までの交流?から感情を切り替えて自分を簡単に殺すことができるだろうと思った白石は争奪戦から降りようと土方の元を脱出するがうろついていた大量の兵士たちに見つかってしまう。
一方杉元たちはあるコタンにいたアイヌを装った和人たちの中に探していた贋作師の熊岸長庵を見つける。
他の囚人たちとともに脱獄させられた熊岸はそこで偽 -
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贋作師の元へ
夕張の江渡貝のもとに行った鶴見はそこで刺青人皮の贋作を作るための真偽の見分け方を鉄と皮をなめすときに使用するタンニンが反応して黒くなることを利用してこの金塊争奪戦に混乱を招こうとしているのだった。
一方炭鉱の中で死にかけた杉元は牛山と尾形に助けられてある人物に出会う。
その男はかつて新選組の副長として幕末の世を駆け抜けた土方歳三だった。
そこで彼らの真意がわかってきた杉元は一触即発の事態になるが長倉新八の一言によってなんとか最悪の危機を脱することができ食事をすることになる。
杉元や土方も鶴見側のもくろみが偽物を作って金塊騒動に混乱をもたらそうとしているのはわかるのでその判別方法を見つけ -
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夕張へ
杉元一行がヒグマと壮絶な死闘を繰り広げているあいだに、土方歳三のもとには牛山辰馬と家永、書き写した白石、辺見和雄と尾形が茨戸で手に入れた6枚分の刺青人皮がある。
しかし尾形はこの状況から独立して蝦夷共和国を立ち上げるには無理があるという。
鶴見中尉も土方ものっぺらぼうがアイヌに成りすましたロシアのパルチザンで極東ロシアの独立戦争のための資金源としてアイヌの長老たちが守ってきた金塊に手をつけようとしたのではないかと推察しているのだった。
一方あたりにはびこるヒグマを退治した杉元たちはそこで人の皮から作られた本を発見。
それは夕張にいる男が作ったらしい情報を得た彼らは夕張へ向かうのだった。 -
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名エピソード登場
アシリパの知り合いであるキロランケによってこの一連の金塊騒動の元凶といってもいいのっぺらぼうが自分の父親ウイルクであると聞かされたアシリパ。
杉元が金塊を手に入れるための案内人として存在していた彼女が一気に金塊をめぐる一員の中心になってしまう。
それが事実ならウイルクはかんりむごたらしい事を周りに対してし続けていることになるがなぜそうしたか知りたいアシリパは真偽を確かめるために網走監獄にのっぺらぼうに会いに行く決意をする。
そのためには網走監獄にいたこともあり脱獄王の異名を持つ白石の協力なしでは成し遂げられないこれを実行するためにキロランケとともにコタンを発つことにした一行。
そして札 -
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海へ
山中で何本も包丁を刺されむごたらしく殺された男を発見した杉元とアシリパ。
一方街にいる土方一派もその情報をつかんでいるうえにだいたいの犯人の目星をつけていた。
網走監獄にいた囚人の辺見和雄がやったらしいという情報を白石がつかんだが牛山に見つかり命を助けてもらうかわりに二重スパイとして動くはめになる。
その後つかんだ情報をわざと流した白石によって海辺に来た一行。
そこでアシリパの叔父を手伝っていると海に落ちた男を助ける杉元。
しかしその男こそ辺見だった。
杉元のやさしさににじむ人殺しの気配を敏感に察知し、この人に殺されたいと思った辺見はわざと杉元を危険な目に合わせようと画策する。