野田サトルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
見開きに狂気を感じた。
感動の再会の直後にアレとは……オソマおいしいといいアシリパさんがどんどん変なプレイに目覚めていって心配。
樺太編もクライマックスとあって、凄い勢いで巻いていく。
珍獣と変態が入り乱れて氷上の大活劇、見所はたくさんあるが個人的には尾形の猿芝居がツボった。
これまでの尾形の所業の数々を知っている読者にとって、歯の浮くようなデマカセのオンパレードと、胸に手をあて嘆く芝居は面白すぎる。コイツ!!!!!!!
杉元の死を哀しみ、最期の様子を知りたがっていると見せて実は……なアシリパさんはさすが。
次代のアイヌの象徴として父に期待されるのも納得の聡明な策士っぷりに惚れ直す。
アレをぷすっとされて倒れていく時の尾形の笑みがまた……「計画通り」とアテレコしたくなる。
そしてキロランケ……
たっぷり2ページ半使った回想シーン(「いや結構無駄なこともしたな」)に、長谷川幸一とその娘がしっかり入ってたのと、ラストに家族に想いを馳せたのが泣かせる。
けれど本当に本当の最期に思い出したのは彼女……心底ソフィアに惚れぬいてたからこそウィルクの裏切りが許せなかったんだろうな……
一筋縄じゃいかない食わせ者だったが、ブレることなく信念をまっとうした生き様に清々しさを感じた。
そして月島軍曹はいい人……己の境遇と重ね合わせて娘を叱咤するシーンの熱さには、普段の鉄面皮との落差でジーンとする。
鯉登少尉もちゃんとかっこいい!相変わらず何言ってるかわからないけど、今回は面目躍如の大活躍。月島軍曹が怪我し、血相変えて敵討ちに走る義理堅さに痺れる。第七師団は一部(尾形)除いて仲間想いが多い。