野田サトルのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
宇佐美の過去の話は、良い話かと思ったら、しっかり豹変。鶴見中尉に対する愛が凄すぎる。
谷垣とインカラマッの逃避行に感動した。「役立たずなオレ」が「全部上手く行くから」と奮闘するのが良い。
鯉登もボンボン度が高かったのに少尉らしくなってた。
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Posted by ブクログ
尾形には、アシリパが勇作と重なって見えてるんだな…
ゲスな言い方をすれば、尾形にとって目障りな存在である肉親はこの世から消しているにも関わらず、この金塊争奪戦に関わろうとするのは、アシリパが「人を殺さず」どこまで行けるか見届けたいのが一番大きな理由なんじゃないかなぁ。
アイヌのアシリパは、カッコつけの、人見知り、嫌われ者の尾形を、差別したり嫌ったりしないで他の男たちを同じ様に「チタタプ」強要したり(笑)「ヒンナ」と言ったと喜んだり、地位や出自で偏見を持たないので、恐らくとても新鮮な存在として捉えていると思われる。
卑怯な事もするけどなー。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ感想を一言で言うなら「愛はどこまで本能か?」だった。
中島らもの薬物エッセイで、覚醒剤を飲んだ猫が仲良しだった兎を食べてしまう話がある。これを見ると友愛は数ccの薬でかき消える薄っぺらな理性に属するようにも見える。このエピソードは杉元が可愛がっていたはずのシマエナガを食べてしまうシークエンスとよく似ている。
だがそもそもなぜ愛情は存在するか?もし愛=利他的行動とするなら、遺伝子の面から補強する説がある。
有名な「5人のきょうだいか10人のいとこのためなら私は命を投げ出す」(自分と同量の遺伝子が残るなら生命は利他的行動をとる)という説である。これが拡散すると「故郷のため」「国のため」に利他的