安藤優一郎のレビュー一覧

  • お殿様の人事異動

    お殿様も大変だったんだなあ

    大名や幕府中枢にいた人物の人事評価について、楽しみながら知ることができました。
    特に大名の領地替えの話が興味深く、印象に残っています。
  • 江戸の旅行の裏事情 大名・将軍・庶民 それぞれのお楽しみ
    江戸時代の旅行事情を庶民、大名、外交使節それぞれの立場から復元した良著。

    ほかの方のレビューは違う本ではないかと思える楽しい一冊だった。江戸時代の旅行事情を多くの書物からまとめて一冊。温泉、寺社。庶民の暮らしの中にもレジャーがあったようだ。

    江戸の大名屋敷が観光スポットになったり湯治から短期滞在...続きを読む
  • 江戸文化から見る 男娼と男色の歴史
    日蝕つきるを読んで、男娼の仕組みについて知りたいと思い読んだ
    とても詳しく書いてあり参考になった

    歌舞伎の起源は出雲阿国まではぼんやり知っていたが、そこから女歌舞伎、若衆歌舞伎、野郎歌舞伎が発生したことは知らなかった

    最高すぎて殺すつもりかの感情は江戸からあったんだなと笑った

    欧米文化を否定す...続きを読む
  • 渋沢栄一と勝海舟 幕末・明治がわかる!慶喜をめぐる二人の暗闘
    朝敵となった徳川慶喜に生涯忠誠を尽くした渋沢栄一と、慶喜に30年間も「謹慎」を強いた勝海舟。共に幕臣であった二人の対立を描き、知られざる維新・明治史を解明。
  • 河井継之助 近代日本を先取りした改革者
    司馬遼太郎の「峠」で描かれた河井継之助。「峠」を読んで知っているよって思っていたけれど、帯に「司馬遼太郎が描かなかった、もう一つの生き様」なんて書いてあったので、それなら読んでみようと手に取った。
    峠と照らし合わせて読んだわけではないですが、人間ドラマより、彼の経済官僚としての施策の中身が詳しく書い...続きを読む
  • 江戸っ子の意地
    明治の世に元幕臣たちはどう生き伸びたか
    町奉行所の継続採用や言論界での活躍など
    どっこい俺たちは強かに生き延びている!
  • 幕末維新 消された歴史
    後引きで結果から見たれきしに騙されやすい
    言うほど島津も毛利も一枚岩じゃないし
    状況により同じ行動も結果が逆になることも
  • 山本覚馬 知られざる幕末維新の先覚者

    大河ドラマ「八重の桜」に合わせての出版だと思うが
    簡潔にまとまっていて面白い。
  • 山本覚馬 知られざる幕末維新の先覚者
    いよいよ始まる2013年大河ドラマの主人公、新島八重の実兄、山本覚馬の生涯をコンパクトにまとめた本である。

    覚馬、八重が生まれた会津藩は文久2年(1862)、藩主松平容保が新設の京都守護職に任じられたことで運命が一変した。親藩である会津藩は幕政に関与しない建前だったが、いわば「特命」を受けての守護...続きを読む
  • 幕臣たちの明治維新
    普段スポットの当てられない明治維新後の幕臣について書かれた本.フランス式の改革を行った後の幕府は倒幕派に勝るとも劣らないほど先進的だったことが興味深かった.同時に歴史は勝者によって紡がれる物ということも実感した.
  • 大名廃業
    一つ一つのケースが簡潔に書かれていて、その前後はもうちょい内容が欲しかった印象です。
    江戸城刃傷事件が意外とあるのかという感じでした。
  • 江戸の給与明細
    物価高でお金がドンドン羽ばたいていく。




    江戸時代の人の懐事情はどうだったのか。




    将軍、加賀百万石、旗本・御家人、大奥、豪商、庶民の生活がどうだったのか載っている。




    派手な生活を送っていると目をつけられる。今なら国税局、裏社会の怖い人たちだが、江戸時代は幕府。




    豪商とし...続きを読む
  • 大名格差
    徳川幕府がつくった大名の間の格差について、服装から、控えの部屋まで、さまざまな観点から論じた本。知っていることもあったが、知らなかったことも多く、勉強になった。
  • 大名廃業
    戦国時代に活躍した有名な武将の一族が、江戸時代以降どうなったのかとかそういえばあまり気にしていなかったなぁと思って読んでみたのだけれど、こういう視点で見る江戸時代も面白かった。
    一つの事例に数ページしか使われていないので、「どうしてそうなった?」という部分も多少あり。それでも、一冊の中にこれだけの事...続きを読む
  • 大名廃業
    一つ一つのケースが簡潔で読みやすい。同じような名前ばかりが出てくるので、簡略家系図は理解の助けになった。
  • 徳川幕府の資金繰り
    財政難に政治家がやるべきこと
    徳川幕府3代将軍までの潤沢な財源も備蓄が瞬く間に減り財政難に、それ以降幕府は再建の見通しがなかったことが明確だ。特に幕末における外国と借款までするという事実は、大政奉還(幕府返上)がもはややもう得ない状況であったことが頷ける。「歴史の繰り返し」は、質素倹約等で財政難を逃...続きを読む
  • 江戸の旅行の裏事情 大名・将軍・庶民 それぞれのお楽しみ
    庶民も旅を楽しめるようになった江戸時代。その旅の実情とは?
    プロローグ~街道には旅人がいっぱい
    第一章 庶民の旅の表と裏
    第二章 買い物、芝居ーしたたかな女性の旅
    第三章 大江戸、人気観光地になる
    第四章 大名の「団体旅行」は七難八苦
    第五章 乱暴極まりない武士・公家の旅
    第六章 自粛を求められた将...続きを読む
  • 越前福井藩主 松平春嶽
    春嶽の一生を通じて、幕末維新史を大変分かりやすく整理して著述されている。最新の研究に基づいていて、好著。
  • 江戸幕府の感染症対策 なぜ「都市崩壊」を免れたのか
    江戸時代にも様々な感染症に苦しめられ、特に人口の多かった江戸は被害を受けやすかった。また疫病だけでなく飢饉、火事、地震にも見舞われるなどありながら、都市崩壊にならなかった理由を解き明かす。

    授業で飢饉などがあったのは知っていたがどのように切り抜けてきたかは知らずいたのでいい勉強になった。
    貧困層の...続きを読む
  • 不屈の人 黒田官兵衛
    本書のいいところは、豊富な、地図と、系図がでていることころかと。同じ地図が何度もでてきて、時代の変遷をかたってくれますし、軍の動きや、布陣などもあって、目でみて想像が膨らみます。