安藤優一郎のレビュー一覧

  • 15の街道からよむ日本史

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    古来から人物の往来が街道を栄えさせ、その逆もまた然り。武士、皇族や貴族、商人や庶民など、様々な人々が行き交い、その歴史を見つめて来た全国各地の街道。

    その成立の由来と、歴史的価値や大きなイベントなど、各街道毎に独自の視点から触れられていて読みやすい。個人的には江戸時代に整備が進んだ五街道(東海道、中山道など)よりも、伊勢参宮街道や西国街道など、マイナーな道にまつわるエピソードの方が興味深い。

    ネタバレ覚悟で取り上げると。。

    ◯京都の七口(伏見口など)
     京(都)はその成立から防御を重要視していて、京都と諸国を結ぶ主要街道の七つの出入り口は、激しい戦闘の部隊となって来た。血生臭い権力闘争の

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    2024年06月07日
  • 15の街道からよむ日本史

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    日経ビジネス人文庫の歴史シリーズ。
    このシリーズで新刊が出ると、ついつい読みたくなってしまいます。様々な角度から歴史を見直すきっかけをくれるシリーズですので、毎回楽しみにしています。
    今回のテーマは「街道」、道です。
    いわゆる五街道だけでなく、いろいろな街道をテーマにしていますので、なかなかマニアックです。
    「街道はそんな歴史のドラマを生んだだけではない。逆に歴史が街道を生み出したこともあった」と冒頭に述べているように、街道は、一時代だけのものでは決してなく、長い歴史の中で生まれてきたものであり、様々な歴史の場面で異なる顔を見せていたのだとすると、改めて歴史の奥深さを感じることができる一冊です

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    2024年04月29日
  • 大名廃業

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    一つ一つのケースが簡潔に書かれていて、その前後はもうちょい内容が欲しかった印象です。
    江戸城刃傷事件が意外とあるのかという感じでした。

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    2023年10月01日
  • 江戸の給与明細

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    物価高でお金がドンドン羽ばたいていく。




    江戸時代の人の懐事情はどうだったのか。




    将軍、加賀百万石、旗本・御家人、大奥、豪商、庶民の生活がどうだったのか載っている。




    派手な生活を送っていると目をつけられる。今なら国税局、裏社会の怖い人たちだが、江戸時代は幕府。




    豪商として有名な淀屋。淀屋は、材木店から始まった。その後、米の売買にも乗り出し、幕府の許可を得て各大名の米の売買を行うようになった。





    諸藩の米屋敷が大坂の中之島にあり、淀川の中洲にある中之島は、船が荷物の荷下ろしをするのにいい場所で、2代目の淀屋言當(げんどう)は中之島と自分の屋敷を行き来するため

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    2023年05月25日
  • 大名格差

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    徳川幕府がつくった大名の間の格差について、服装から、控えの部屋まで、さまざまな観点から論じた本。知っていることもあったが、知らなかったことも多く、勉強になった。

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    2023年05月25日
  • 大名廃業

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    戦国時代に活躍した有名な武将の一族が、江戸時代以降どうなったのかとかそういえばあまり気にしていなかったなぁと思って読んでみたのだけれど、こういう視点で見る江戸時代も面白かった。
    一つの事例に数ページしか使われていないので、「どうしてそうなった?」という部分も多少あり。それでも、一冊の中にこれだけの事例を納めるとなれば仕方のないことなので、興味をもった事例は個別に調べてみたい。

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    2023年05月11日
  • 大名廃業

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    一つ一つのケースが簡潔で読みやすい。同じような名前ばかりが出てくるので、簡略家系図は理解の助けになった。

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    2023年04月10日
  • 徳川幕府の資金繰り

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    財政難に政治家がやるべきこと
    徳川幕府3代将軍までの潤沢な財源も備蓄が瞬く間に減り財政難に、それ以降幕府は再建の見通しがなかったことが明確だ。特に幕末における外国と借款までするという事実は、大政奉還(幕府返上)がもはややもう得ない状況であったことが頷ける。「歴史の繰り返し」は、質素倹約等で財政難を逃れるとたちまち資金難になる様は現代の政治家等の思考と変わらないのではないかと思える。収入構築が全くできない、しかも浪費はできる政治家と収入と収益に苦労しながら年々増え続ける税金を納める国民の姿に見えてしまう。

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    2022年04月14日
  • 江戸の旅行の裏事情 大名・将軍・庶民 それぞれのお楽しみ

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    庶民も旅を楽しめるようになった江戸時代。その旅の実情とは?
    プロローグ~街道には旅人がいっぱい
    第一章 庶民の旅の表と裏
    第二章 買い物、芝居ーしたたかな女性の旅
    第三章 大江戸、人気観光地になる
    第四章 大名の「団体旅行」は七難八苦
    第五章 乱暴極まりない武士・公家の旅
    第六章 自粛を求められた将軍の旅
    第七章 外交使節、江戸へ行く
    参考文献有り。
    添乗員付きの団体パッケージツアー、旅をPRするメディア、
    様々なガイドブックに観光マップ、観光ガイドの案内、
    協定旅館のシステム・・・現代の旅行の如くのそれらは、
    江戸時代の旅行ブームの姿だった。
    講と御師の繋がりで行く参詣は、添乗員付きの団体旅

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    2022年01月20日
  • 越前福井藩主 松平春嶽

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    春嶽の一生を通じて、幕末維新史を大変分かりやすく整理して著述されている。最新の研究に基づいていて、好著。

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    2021年11月27日
  • 渋沢栄一と勝海舟 幕末・明治がわかる!慶喜をめぐる二人の暗闘

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    少し齧った渋沢栄一のプロフィールから幕末前後と勝海舟の存在に触れる機宜になればと読んだため
    途中の歴史事項の列挙は教科書的な興味しか湧かなかったが、実業家の俊英として見聞きした渋沢栄一にとっての慶喜公の存在というものが
    その恭謙のいきさつが果たして一義的に書評できるものかはさておき、非常に大きなものだったことが分かった。

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    2021年11月16日
  • 江戸幕府の感染症対策 なぜ「都市崩壊」を免れたのか

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    江戸時代にも様々な感染症に苦しめられ、特に人口の多かった江戸は被害を受けやすかった。また疫病だけでなく飢饉、火事、地震にも見舞われるなどありながら、都市崩壊にならなかった理由を解き明かす。

    授業で飢饉などがあったのは知っていたがどのように切り抜けてきたかは知らずいたのでいい勉強になった。
    貧困層のために給付金のための役所を作っていたなど江戸幕府は色々工夫をしていたのだなと驚きもあり。

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    2021年10月17日
  • 不屈の人 黒田官兵衛

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    本書のいいところは、豊富な、地図と、系図がでていることころかと。同じ地図が何度もでてきて、時代の変遷をかたってくれますし、軍の動きや、布陣などもあって、目でみて想像が膨らみます。

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    2021年09月24日
  • 江戸文化から見る 男娼と男色の歴史

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    こちらで頻繁に引用されている井原西鶴の男色大鑑を先に購入しておりお薦めに上がってきたので読んでみた。
    著者は江戸時代の間取りについての本など江戸文化全般をさまざまな角度からみた本を手掛けているようでべつに男色研究の専門家ではない。
    歴史に沿った陰間茶屋の変遷など勉強になった。
    春画がとても多い。春画の中に描かれた文章の訳が読めたらいいのにと思った。
    江戸の人たちが今となっては考えられないくらい性に奔放で情熱的(歌舞伎役者に対する愛情表現がむちゃくちゃ過激だったり)なことに驚く。
    面白かったのはキリスト教圏からやってきた宣教師などの、男色が当たり前に行われる日本社会に対する論評。
    保守派の政治家

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    2021年09月12日
  • お殿様の定年後

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    知られざるご隠居暮しに迫る。意外な日本史。

    あの徳川光圀、六義園の柳沢信鴻、関係の改革の松平定信、「甲子夜話」の松浦静山、薩摩藩の島津重豪。

    隠居になり自由の身で没頭する趣味の世界。特に松平定信の隠居後が面白い。老中時代に改革のため処罰した山東京伝を自らの文化活動に登用するなど、立場上やむを得ず行なった改革だったことが良く分かる。

    水戸学の元となった大日本史の編さん事業など藩の財政を圧迫するが後世に文化遺産を遺した点は隠居暮しさまさま。

    思わぬ視点から日本史を見るのもまた一興。

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    2021年06月09日
  • 渋沢栄一と勝海舟 幕末・明治がわかる!慶喜をめぐる二人の暗闘

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     見る立場によって、こうも見方が変わるかと思った対比人物伝。

     片や恩人(渋沢)、片や主君だけど散々手を焼かされた(勝)。

     相手が二心殿と呼ばれた慶喜だから、猶の事複雑さが増している。

     本書を読んで、より一層幕末明治のゴタゴタに触れた気がする。

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    2021年05月20日
  • 江戸の色町 遊女と吉原の歴史 江戸文化から見た吉原と遊女の生活

    購入済み

    知らなかった色町の世界

    ふと、色町の世界を深く知りたくなりこの本を手に取りました
    江戸時代性事情は私の想像を超えていました…

    色町の女性達のプライド、憂いや諦め…宿命運命と諦めるしかなかった彼女達を思うと胸が締め付けられますが、江戸市民の遊女に対する尊敬の念を知り少し救われます…

    浮世絵の挿し絵は芸術です

    #切ない

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    2021年05月05日
  • 大江戸の飯と酒と女

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    ネタバレ

    幕末の万延元年に、江戸には3,763軒の蕎麦屋があり、屋台も含めると5千件を超えていたとか。よほど蕎麦好きが多かったのかと思えど、それは水車による製粉技術により16文という安価で提供できたればこそとは思い至らず。確かに人力で臼挽きしていては間尺に合わず、ファーストフードにはなり得なかっただろう。お酒に関しては、国内総石高3千万石の時代に酒米が8百万石を超え、酒造が米価の動向を大きく作用していたとは驚きだ。酒より食用だろうと、いや、思わんか。花魁は床をともにするまで20~30両かかったそうで、悩む(何故)。

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    2021年03月14日
  • 渋沢栄一と勝海舟 幕末・明治がわかる!慶喜をめぐる二人の暗闘

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     渋沢栄一関連本として読んでみました。
     本書では、一橋(徳川)慶喜を軸にして、渋沢栄一という車輪と勝海舟という車輪を左右にはめ、幕末から明治、大正にかけての日本の政治の歴史をたどっていきます。
     第一章では栄一と慶喜の関係、第二章では海舟と慶喜の関係が書かれ、第三章で栄一と海舟が出会います。第四章で栄一も海舟も明治政府に出仕することになり、第五章では政府を去った二人がそれぞれの立場から政府を助けます。そして第六章で、慶喜の名誉ひいては徳川家の名誉の回復と、海舟の死、慶喜の死、栄一のその後が書かれます。
     本書では、実業家としての栄一ではなく、慶喜に忠誠を尽くし続けた栄一の姿が印象的。先に読ん

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    2021年01月24日
  • お殿様の人事異動

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    勉強になりました。
    三方領知替は、大変ですね。
    天保11年の三方領知替が撤回されたのも、
    時代の流れというか、幕府の力が衰えていたことを
    表しているのですね。
    大岡越前や鬼平こと長谷川平蔵の話も面白かった。
    明治維新後の徳川家臣団も大変だった。
    静岡への無禄移住による窮乏生活は本当に悲惨だったと思う。
    大政奉還、廃藩置県は、武士社会を大きく変えた本当の革命だったと思う。

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    2020年08月21日