安藤優一郎のレビュー一覧
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こちらで頻繁に引用されている井原西鶴の男色大鑑を先に購入しておりお薦めに上がってきたので読んでみた。
著者は江戸時代の間取りについての本など江戸文化全般をさまざまな角度からみた本を手掛けているようでべつに男色研究の専門家ではない。
歴史に沿った陰間茶屋の変遷など勉強になった。
春画がとても多い。春画...続きを読むPosted by ブクログ -
見る立場によって、こうも見方が変わるかと思った対比人物伝。
片や恩人(渋沢)、片や主君だけど散々手を焼かされた(勝)。
相手が二心殿と呼ばれた慶喜だから、猶の事複雑さが増している。
本書を読んで、より一層幕末明治のゴタゴタに触れた気がする。Posted by ブクログ -
ふと、色町の世界を深く知りたくなりこの本を手に取りました
江戸時代性事情は私の想像を超えていました…
色町の女性達のプライド、憂いや諦め…宿命運命と諦めるしかなかった彼女達を思うと胸が締め付けられますが、江戸市民の遊女に対する尊敬の念を知り少し救われます…
浮世絵の挿し絵は芸術です
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渋沢栄一関連本として読んでみました。
本書では、一橋(徳川)慶喜を軸にして、渋沢栄一という車輪と勝海舟という車輪を左右にはめ、幕末から明治、大正にかけての日本の政治の歴史をたどっていきます。
第一章では栄一と慶喜の関係、第二章では海舟と慶喜の関係が書かれ、第三章で栄一と海舟が出会います。第四章...続きを読むPosted by ブクログ -
春画(もちろん男色)の掲載枚数が多い!
えっちな絵というより、江戸文化の一旦に触れているということに感動した!
でもぶっちゃけドキドキした!(笑)
男娼のルーツや、どんな人が働いて、どんなサービスを行っていたかまで細かく知れてビックリしました!Posted by ブクログ -
お城を中心にその土地を象徴する歴史にざっと触れられる。
城郭があってもなくても、足を運んでみたくなる。
〔首里城も出てきます。早く再建できますように。〕Posted by ブクログ -
日本にある30の名城を取り上げ、その城にまつわる歴史的事実を紹介しています。
城は、時代が異なっていても、権力者・為政者の拠点であり、中心地でした。その城がなぜこの地に築かれたのかを知ることは、その土地そのものを知ることでもあるし、日本史に与えた影響も大きいものです。そういう視点で見ると、ただ城を見...続きを読むPosted by ブクログ -
勝てば官軍
あとがきにありますが、勝者は勝つべくして勝ったというストーリーに歴史をねじ曲げてしまう。
勝者に都合の良いように叙述された歴史。
歴史の歪曲である。
こうして、勝者側が自己の正当性を後世に伝えるために編纂した歴史書や歴史教科書では、敗者側の言い分は抹殺され、敗者は歴史の表舞台から強制退場...続きを読むPosted by ブクログ -
一般常識としての幕末維新と違った「真実」が沢山あり、上野騒擾(当時は上野戦争とは言わなかったようです)までは大逆転の可能性もあったんですね。勝海舟に関しては賛否両論ありますが、この中では非常にしたたかな交渉人だったようです。彰義隊は幕府の舞台ではなく、元一橋家の家臣を中心にした連中が鳥羽伏見の敗残兵...続きを読むPosted by ブクログ
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本の紹介文です。
明治の世をつくったのは、「薩長」ではなく敗者たちの「悔し涙」だった!!
幕府が瓦解したあと、徳川に連なる人々は、どう生き抜いたのか!?
篤姫の執念、津田梅子の情熱、江戸っ子の心意気、リストラされた旗本・御家人たちの悲喜劇――。
これまで語られてこなかった維新史に新たな光を当て、日本...続きを読むPosted by ブクログ -
関ヶ原の戦いを学校の授業で習った時のイメージは、「天下分け目の合戦」と言いながらも、一日であっけなく終わってしまったというものでした。
両軍合わせて十万人を超える将兵が戦ったにしては印象が薄かったのですが、この合戦を取り扱った歴史小説を読むと、本戦に至るまでに、日本各地で様々な前哨戦が行われていた...続きを読むPosted by ブクログ