三池ろむこのレビュー一覧
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購入済み
7年の片思い
だらだらと体の関係だけを続けてしまっている七生と佐倉。最初からずっと佐倉のことが好きだったのに、遊び人を自称してしまって、そのまま本当のことを言えずに佐倉との関係を続けていた七生。7年間の関係は、長いようだけれど、振り返ってしまえば七生にとってみればアッという間だったんだろうし、佐倉にとっても七生への気持ちをはっきり自覚するには、この7年は二人には必要だったのかもしれない。そのおかげか、お互いの気持ちを確認したあとの二人は超甘い(笑)。個人的には、佐倉の過去の話よりも、偽装結婚の話の方が、とても生生しく切なかった。
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購入済み
光源氏
と紫の上がこんな関係だったかな?
狂気とも呼べる世話焼きにはびっくりしましたが、基本紳士。
すごく良い話でした。
それよりも!甲斐さんと想い人のスピンオフを是非!お願いします!!
絶対いい話になると思うのです。
というか、甲斐さんには幸せになって欲しいんです。そのくらい良い脇役。 -
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36歳で定職を持ちながら医者をめざす攻と、塾のバイトで攻に英語を教えることになった大学生の受というひねった設定。攻の鷹揚でありながら優しげな雰囲気もいいし、受の恋愛慣れしていないところも可愛かった。二人が結ばれたのは良かったけど、最初の話は受の一人称で攻の心情が語られなかったため、ノンケ攻がわりと抵抗なくすんなりと受を好きになったように感じられた。
逆に、次の話では攻の一人称のため、肝心の受の葛藤があまり伝わってこなかった。遠恋の二人のすれ違いは、受視点の方が見たかったというジレンマ。でもこれは好みかな。
タイトルの意味が作中にでてきたところで鳥肌。二つの話を合わせてこの作品でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ騒音トラブルに巻き込まれたことをきっかけに始まるご近所ロマンス。
一穂作品は女性が魅力的でかつ、元彼女を決して悪く言わないところが心地よいですね。本当の優しさをちゃんと持っている健やかな男の子が人を好きになって相手に向き合っていく過程を見られるというか。
コンプレックスを抱える要にグイグイ迫っていくキラッキラのサンの底抜けの明るさはまさしく太陽のごとく。悩みのない子を書こうとしたらアホの子になった、というのもまぁなんとも微笑ましくて良きかな。「楽しいBL」としてするするグングン読めるこの安心感は変えがたい。
底抜けに明るく、出会いや経験を経て前向きに生きていこうとするところが見れるのはなんというか微笑ましくてうれしい。
口絵に女性がいるぞー? と思ったところ、後半パートは姉のつぐちゃん、社長のしょう子さんにスポットが。
いろんな優しいラブが詰まっていて楽しくて優しくて穏やかでキュンとしました。ほっとするよいお話、を読めるのも一穂さんならでは。「家族」のドラマありきの良いお話が多いなと感じるのはルチルレーベルのカラーなんですかね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
若き牧場主・タイラーの元で下宿することになった新米教師の優希。
その可憐さに、一目会った瞬間から参ってしまうタイラーは……?
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カウボーイという言葉に惹かれて購入しました。
海外が舞台の作品なんですが、あんまり海外っぽさは無かったかな…。
丁度この作品を読む前に、海外のM/M小説(翻訳モノ)を読んだばかりなので余計そう感じてしまったのかもしれません。でも読み辛さなどは全くなく、サラッと読めて、尚かつそこそこ楽しめる作品だと思います。
まず出会った瞬間から攻めも受けも同時に一目惚れしますので、後は二人がくっ付くのを安心して見守るような状態でした。
しかも攻めと受け、両方の視点から描かれおり、意地悪なキャラや当て馬キャラなど煩わしい存在も一人も居ないので、本当に最初から最後まで安心して読めるかと思います。
ただ、一目惚れだからといって早々にはくっ付かず、二人とも凄く慎重なので両想いなのが分かってる此方からしたら、凄くもどかしかったです(笑)
読んでいて一番楽しかったのは、牧場や自然などの風景描写と、そんな中で繰り広げられる二人の淫らな妄想シーン…ですかね(笑)
攻めが性欲旺盛なのは予想出来ていたのですが、まさか受けの方も性欲旺盛とは…。
二人とも、割と直ぐに妄想スイッチが入るので、恋人同士になったら思う存分するんだろうなぁ…って考えると読んでいて楽しかったです。
受けは耳年増なだけで実際に経験した事はないらしいのですが、清楚に見せかけて結構えげつない大人の玩具を隠し持っていたり、攻めと一つになるシーンでは「すごい、太いよお……っ」ってな感じで淫乱じみた喘ぎ方をしたりと、結構ギャップのある子で、個人的には好きな受けの部類でした。地味めのキャラなんで、これくらいインパクトあった方が良い気がします。
欲を言えば、もう少し…それこそ大自然を活かしたエロエロなお話が読みたかったですが、これはこれで良いかな、とも思ったり(笑)
重たいお話ばかり読んで疲れている方や、何も考えずサラッと読めるライトなBLを求めている方にお勧めしたい作品ですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ一穂さんの小説の、女性キャラをメインカップルの片方にきゃーきゃー騒ぐモブもしくは嫌な感じの当て馬としてだけで描かないところ、
そして恋愛するとちゃんとその恋愛が仕事なり人格なり、主人公にプラスに働くところが好きです。
ヨウが見た目が派手な元カノのことを「でも俺は好きだった」と振り返るし、恋愛感情はなくなっても嫌いになってないところが良いなあ、と。
しょう子さんにしろ、つぐみにしろ、主人公カップルの恋愛以外にも色んな物語を書くことによって、お話全体が広がる気がします。口絵が主人公カップルとしょう子さんとつぐみの四人なのも良いですね。
みんな幸せに生きているところがいいです。
主人公カップルに焦点を当てているのが前半だけでBLとしてはちょっと物足りないけど、でも物語としては楽しめました。 -
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『カクゴをきめて』のコラボ作品。表題作は組長の末息子とお付きの人の話。前作キャラの一人が登場するものの、独立した別のお話。なのになぜか前作のサイドストーリー感が強いような。
強気攻×強気受。生殺しの状態から脱却したくも、自分からは折れたくない受が主人公。色々策は練るものの結局は攻の手のひらで転がされてしまう受はやはり可愛く、攻はカッコいい。
『恋も二度目なら』は前作の極道高校生×陰険眼鏡のカプの短編。こちらは受側から見た後日談。これがものすごく良かった!スパルタで生徒に嫌われている受が、ある事件を通して生徒や攻との絆を深めていく話。恋人でも学校ではいち生徒である攻が見せる嫉妬とか激しく萌えた!社会人である受の教師っぷりも含めて良いお話でした。前作に萌えた人におススメです。 -
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三池さん、初読み。といっても原作付きなので実際の作風とは違うようです。でもこれ、楽しかったな。極道の家の一人息子が、引っかけた男子高校生をだまして素人AVを作って売るような男について行ったのがきっかけで…という話。極道はオマケでなんちゃって風。どちらかというと一癖ある高校生の恋愛ドタバタ話の要素が強い。けれど、主人公は強くて可愛いし、ダメ男もそれなりにいいやつだしで読後感の良い作品。
次の話は主人公に失恋したお付きの高校生の話。こちらはなんと年下攻。陰険眼鏡の教師に目をつけられ辟易してた攻が攻勢に転じたところ、意外にも相手は…。こっちは意外性たっぷりで萌え。年上なのに不器用、でも経験はあるからHは積極的な教師がお相手。普段は冷静沈着で成績優秀で極道な攻が、そんな相手だからこそ振り回されてしまう年相応さがたまらなく可愛い。
共通しているのは強気な男の子が恋をする話。それぞれ受・攻と違いはあるけど、どちらも可愛くて萌えます! -
Posted by ブクログ
健気。ひたすら健気。
地味な二人の話だけど、すごく胸がきゅ~っとなる。
何もかも諦めることで自分を律してきた宮下(大学生・塾講師バイト受)と安定した仕事があるのに一心に医者になるために大学受験をしようと予備校に通う日下部。
宮下の塾にそんな日下部が入校し、あからさまに無理だと決めつけ面倒なものを押し付けるかのように学長に日下部の担当を言い渡される宮下。
それでも、まっすぐ頑張る日下部を見て、自分がたくさん諦めて、期待しなければ傷つくことはないと生きて生きた自分にないものを持つ日下部にどんどん引かれて。
視点が受け視点で始まり、思いが通じた後の2話目が攻め目線。
気持ちの補完があるからとても分かり易くて良かった。
取り立てて大きな事件とかないけど、同性愛者だということを高校時代に気づきそこからいろいろ傷つきすべてを諦めてきた宮下君が日下部さんを好きになり、諦めて生きることで平穏だった生活を捨て、ちゃんと希望を持って歩いていく姿がとても強かった。
心を決めてしまえば迷いなく、10以上も年上の日下部さえも支えようとする強さ。
2話は医学部に受かったけど、場所が遠くなり付き合って1か月で離れ離れになって二人の話。
大切だからこそ支えたい。
日下部さんの宮下君への愛だだ漏れで可愛いかった。
でも、何もかも初めての宮下君の不安や戸惑いをわかってあげるべきの日下部さんが少し驕り過ぎて、宮下君を不安にさせちゃったり。
なのに、それでも最後は宮下君は逃げずにまっすぐ気持ちをぶつけたり。
終始、宮下君の男気があっぱれでした。
30も過ぎると、経験が邪魔をすることってあるもんね、日下部さん(笑)
この二人の未来をまた読んでみたいなぁと思いました。