三池ろむこのレビュー一覧
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ネタバレ読み物としては面白かったです。
非常にキャラが立っていて、BLにしては珍しい『女性が活躍』
していて、尚且つ当て馬ではない。
これと言った山場もないのですが、ありがちなトラウマをそれなりに
上手に利用してます。
ただやっぱりBLかと言われると、微妙……。
これって多分、もう一穂さんの持ち味なんだろうなぁ、と思うように
なってきました。唐突にくっつくことはなかったけども、くっつくのが
あっさりすぎて拍子抜けします。
しかも受のトラウマが結構ハードなネタなのに、え??
そんなに簡単に男好きになっちゃいますかっっ?????
という、何とも言えないモヤモヤ感……。
それでも内容自体はそこそこ楽しめ -
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ネタバレんー…なんか終始ものすごく冷静に読んでしまった…
春売ってた青年を金持ちが拾って云々、加えて兄弟だったから3Pものなのかな…とか思ってたけど(1巻の時点では)ちがった。
受けの子はそんなに好みじゃないかな〜。卑屈すぎるところが時々いらっときた…
ろむこさん本人がおっしゃってるように話はゆっくりゆっくり進むのでちょっともどかしい…と、いうか、ゆっくり進んでる割に感情の変化とかが急に感じる。なんでだろう?
そもそも拾われて養われて何もしらないけど好き!みたいな展開は
ちょっとエエエエって思ったなあ。伏線なんだろうけど、これから明らかになっていくんだろうけど、それでもなんだか…入り込めない。
急に久 -
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ネタバレ300年の時を超えた恋。
彫物師の秀誠はある日、300年前に白狐の像に封印されていた妖しの紺の封印を解いてしまう。
実はこの白狐、300年前の
秀誠と恋仲だったが、訳あって秀誠の手で封印されてしまったのだ。
必ず迎えに来るから、待っていてくれという秀誠の言葉を固く信じて待ち続ける紺。けれども秀誠は、紺を封印した数日後流行り病で死んでいた。
最初の100年迎えに来てくれると信じて待ち続けた。
次の100年迎えに来るなんて嘘だと気が付いた。
最後の100年殺してやろうとずっと考えていた。
でも、紺には殺せなかった。300年忘れられないくらい、秀誠が大好きだから。
300年前の生まれ変わりだと絶対に -
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ネタバレ不満な点をひとつ、ふたつだけ。
内容はとっても面白かったです。ライトな読み物だから妥協すべきなのかもしれませんが、婚約をしていた彼女の心の声が一般に考えられている裏表の激しい女のそれで、ちょっと辟易しました。
それと、お互い好きって分かったのに距離を置いてしまったときの心理が怖い だけではなかなか納得し辛かったです。
もっと、どういう風に怖いのか丁寧に書くべきかと思いました。心を読まれるのは自分だけの世界が見られてしまうと同じ事で不都合な事も沢山あると思います。そういう細やかな表現があれば、もっと分かりやすかったかなと思います。 -
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ネタバレ設定としては、まあ、ありがちなお話です。見た目のかっこよく、あちこち気の向くままに遊び歩いてフラフラしている受は実は年下で硬派の後輩に壮絶片思い中。で、いろいろとちょっかいだしているうちはいいんだけど、攻の気持ちが自分に向いた途端、逃げる、逃げる、逃げる!
でも、攻の方が一枚上手で、先輩受のグダグダも一刀両断。そこは気持ちいい。でもね、後半の腹違いの弟が出現するお話はマジで好みじゃなかった。
中途半端にやさしくてかえって自分を追い詰める受と子供っぽくて自分のことしか考えていない腹違いの弟、そしてその関係性に激怒した攻は、なに、これ、鬼畜?っていう展開。おいおい、なんも解決してねえよ、な終わりで -
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ネタバレもし他人の心の声がすべて聞こえてしまったら・・・?『言の葉の花』のスピンオフ。前作とは全くリンクしてません。生まれた時から他人の心の声が聞こえてしまうロクデナシ仮原が、心の声と口に出す言葉が完全に一致する藤野という人間に初めて出会い、心ならずもどんどん惹かれていってしまうお話。シリーズ2作ともに共通しているのは、すべて聞こえてしまうのは、決して幸せではないということ。そして欲しいものは、聞こえたところで必ずしも手に入るわけではないということ。本当に大切なのは人を信じることだというテーマ。設定は完全に異世界だけど、変に浮ついたファンタジー感はありません。今まで、人の気持ちなんてどうでもよかった仮
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三神峯皓(26歳・弁護士)×桜井郁弥(26歳・グラフィックデザイナー)。幼馴染みの再会ものでした。
二人が隣同士で幼少から一緒に過ごしていたこともあって、遠慮なしの仲なんです。何事も包み隠さず言いたい放題で、それゆえにぶつかり合う事もしばしば。相手に負けまいと競争心剥き出しなのも、同級生のいかにもなライバル関係で、とても等身大で共感できる二人でした。
しかし、中学3年の夏、気安さからのケンカが嵩じて口もきかずにいた二人に、皓の親の転勤という形で、突然の別れがやってくるのです。
これには涙でした。すごく仲の良かった親友がいなくなる寂しさは、子供時代の悲しい出来事として心当たりのあるものです。ケ