三池ろむこのレビュー一覧
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ネタバレ評価高くないようだから、どきどきしながら読んだら
思っていたよりも好きなお話だった。
若干「それ、刷り込みだから。別の、女性好きになったのがいいよ」と
受に忠告したくなったけどw
受のことが好き好きすぎる攻が変態ぎみ……
一応読者への配慮なのか、攻の子どもじゃない可能性が高い、てのを
匂わせてはいるものの、子どもの存在は衝撃。
受が好き好き大好きな変態のクセに4年も音沙汰なしだった理由なのかな。
好きな子に似た女性に手を出すというところで、
かわい有美子さんの『いとし、いとしという心』をなんとなく連想。
今時の高校生らしからぬすれてなくて古風な受が可愛かった!
「兄上」と呼ぶところに -
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ネタバレ幼い頃から何かにつけて張り合いながら大きくなった二人を周りは「いいコンビ」というが、本人達は「とんでもない!」と思っていた。
ライバル意識を持つあまり素直になれない二人。
中学三年の夏、郁弥は皓の様子に微妙な変化を感じていた。
それは今まで同等だと思っていた二人の間に距離を置かれたようなそんな違和感だった。
ある日、体育の授業でサッカーをやった時に、二人の競り合いになり、突然、皓が手を抜いたように郁弥は感じた。
それが原因で、いつもどおりのはずのケンカをしたが、数日後、皓はそのまま突然、転校してしまう。
そのまま十数年の歳月が流れ、大人になった郁弥は皓が引っ越してい -
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ネタバレ前作のスピンオフ。前回の余村と違い、生まれつき心の声が聞こえる
仮原のお話で、攻視点。お人好しで、口に出す声と、心の声が同じ藤野に惹かれていきます。。
個人的には前作のが好きだったかな、と。
攻の仮原がね、すっごい性格が悪いんですわ。ヒトは騙すわ嘘つくわ。
『声』を利用して、そういう狡い行いをするっていうのが、ちょっと受け付けなかった。
とはいえ、受の藤野に萌えポイントをいくつも見いだしたので、それなりに
楽しめました。
物語中盤あたりに、前作を読んでるとそうとうショッキングな出来事が起こるんですが、そこは流石砂原さん。なるほど、と安心しました。
長谷部も余村も、幸せと知って、ほっとする。