谷口由美子のレビュー一覧

  • 若草物語 1&2

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    ネタバレ

    ジョーの態度は失礼だし、感情的でみんなとは違う方面にわがままなので読者としては嫌な部分が目についたけど、家族の物語としてはジョーがいないと始まらないくらい気になる存在だった。

    ベスが体を壊した原因はそもそも母親が貧しい人を援助していたのと、ベスだけがその世話を引き継いだから…だれか知識を持った大人があの時判断を下すべきだった。エイミーが良識を持って幸せになっていく姿はわくわくしたし、メグの新婚生活の悩みはとても参考になった…

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    2025年07月25日
  • 青い城

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    とてもとてもよかった。
    モンゴメリは赤毛のアンシリーズ、しかも一冊しか読んだことがなかったけれども、心理や自然の表現がとても美しくて大好きだし、素敵な言葉がたくさんあるよね!というイメージで読みました。

    どんどん素敵になるヴァランシー、いいね〜
    当たり前だけどアンよりもヴァランシーに年齢が近いから、なかば友達に対する応援みたいな気持ちで読んだ!最後のほうは泣きながら読んでいたよ。とても気持ちがよく喜ばしい目の腫れだ〜!!

    どんな人にも青い城ってある。気になったらみんなにも読んでみてほしい!!!

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    2025年06月13日
  • 青い城

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    久々のモンゴメリ作品!
    赤毛のアンしか読んだことがなかったけれど、いちいち描写が美しい。

    自分を出せなかったヴァランシーが、誤診きっかけでやっと自分の人生を歩めるようになった。
    前半は退屈だったけれど、生まれ変わったヴァランシーの様子は読んでいてとてもスカッとした。

    後半のオリーブの手紙にニヤリとしてしまった。ずっと身内で自分が1番だったから悔しいんだろうなあ~~~
    でもヴァランシーの親族はどうしようもないな!

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    2025年06月10日
  • 若草物語(1) 仲よし四姉妹

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    笑いあり、友情あり、家族愛あり、恋愛あり!!

    友達におすすめされて。
    失礼だけどこんなにおもしろいとは思わなかった!

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    2025年06月06日
  • 青い城

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    最高に面白かった!
    モンゴメリの書く物語はとても読みやすい。

    「絶望からの解放」。人生も折り返し地点にきて、先が何となく見えてきた私にとっても、ヴァランシーの行動に共感しすぎて勇気をもらえた。

    「月光さん」「青い城」「青髭の部屋」
    ワードも可愛くて好き。

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    2025年05月15日
  • あしながおじさん

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    少女時代に好きで何度も読んだ本を30年以上ぶりに再読。面白い。好きだなぁ。ジュディの生き生きとした学生生活、夏休み、クリスマス休暇。そしておじさまの思惑。これは当時は気がついていなかったな。最終的には35歳と21歳。まあ、ぎりぎりかな、なんて考えてしまう大人になった自分。

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    2025年04月02日
  • 青い城

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    ロマンス好きにとって至高の一作。オールドミス(未婚のアラサー)であるヴィランシーが、医者から「1年は持たない」と病気を宣告される。

    これまで不満は持ちつつ、人の言うことを従順な大人しい性格だった彼女は、周囲からもその性格を利用され、息苦しい人生を送ってきた。

    寿命があと1年しかないのだから、全てに正直に、嫌なことは嫌と言い、やりたいことだけをやろう!そんな彼女に最高の幸運が訪れる。

    「青い城」というのは、物理的に青い城があるわけではなく、ヴィランシーが幼い頃から持っている「私だけの誰にも侵されない素晴らしい居場所」と言うニュアンスである。

    モンゴメリの『赤毛のアン』を読む際に、「青い城

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    2025年01月31日
  • 若草物語 1&2

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    『若草物語Ⅰ』(『若草物語1仲よし四姉妹』)
    巡礼ごっこ,メリー・クリスマス,ローレンス家の少年,それぞれのなやみ,おとなり同士,ベス、美の宮殿へ,エイミーの屈辱の谷,ジョー、魔王に会う,メグ、虚栄のパーティーへ行く,P・CとP・O,一週間の実験,ローレンス・キャンプ,夢のお城は?,秘密,電報,手紙,ベスの真心,暗い日々,エイミーの遺言状,うちあけ話,ローリーのいたずらとジョーのとりなし,お父さま、お帰りなさい,マーチおばさまのお手柄

    「プレゼントのないクリスマスなんて、クリスマスじゃないわ」というジョーの言葉から始まる、美しく素敵な四姉妹の一年間。ジョー(ジョセフィン・マーチ)15歳。最後

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    2024年12月27日
  • 長い冬 ローラ物語1

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    テレビドラマ大草原の小さな家を無性に見返したくなったので、岩波さんの本を手に取った。昔見たテレビドラマの中の、古きよきアメリカに時々身を預けたくなる衝動に駆られる。DVDもあるようで、買おうか悩んでいる今だけれど、本によって得られる静かな想像が、僅かに覚えているあのテレビドラマの中のワンシーンと重なってなんとも面白い。

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    2024年12月14日
  • 青い城

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    ネタバレ

    物語を読み終え、訳者あとがきを読んだとき「これを読んだとき、私の魂はまさに喜びうちふるえました」とあり、まさに!と思って訳者と語り合いたい気分になりました。本当にロマンス!ロマンスでした!29歳の女性が余命宣告とともに自由を得たのです、それはもう水を得た魚のように!風評は悪いけれど素敵でロマンチックな男に恋をし、結婚を申し込み、島で2人きりの同居生活!誰にも縛られることなく心のまま言葉を出せる、その相手が愛する夫である幸せ。同情でいい、自分を好きにならなくてもいい、それでも好きな人の傍にいたいという小さなわがままを通す主人公を応援せずにはいられません。そして、余命宣告が間違いだったとわかり身を

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    2024年08月30日
  • 青い城

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    ヴァランシーの青い城の世界観が大好きで何度も読み返しています。彼女はずっと現実と想像の世界を行き来しながらネガティブに過ごしていたが、本当の自分や自分の「好き」を見つけていくストーリーで、心地よい幸せな気持ちにさせてくれます。

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    2024年03月22日
  • わが家への道 ローラ物語5

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    日付を見ると…1か月以上、旅していたのだな…しかも馬車で。しかも夏。あの後ローラたちは終の住処を求めて小さな町を出たのだな…あそこじゃ農業できなさそうだったもんね…時代もあるのかな。ローズの書いた部分がすごく参考になる。あの100ドル札は結局、えっ、箱の中の?隙間に?あったということ?そんなことあるのか…写真がたくさん収録されているのがいい。素敵なお家ができたのだなあ。ローラよかったね。よかった…

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    2024年03月21日
  • はじめの四年間 ローラ物語4

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    農業ってたいへんだ。農家さんって本当にすごい。ローラとアルマンゾの新婚生活は試練の連続。竜巻、病気、火事、なんでこんなに続くのだろう。続く時は続くのか…それでもローズが希望の光だなあ。とうさんとかあさんがほとんど出てこないから気になる。メアリ、キャリー、グレイス、元気かな。訳者さんのあとがきでいろいろわかってよかった。ローラ関連の他の本も読んでみたいな。家のこと、頑張ろう…

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    2024年03月19日
  • この楽しき日々 ローラ物語3

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    題名からして『長い冬』に比べたら安心して読める…しかし最初のうちは本当に、楽しき日々なんだろうなと心配になった。ブルースターさん酷すぎない?特に奥さん。病んでるのだろうけど、旦那さんもケアしてあげないんだろうな…でも先生としてしっかり勤めたローラえらいよ…お針子さんとしても立派にやったし、違う学校でも先生やったし、働き者だ。メアリのオルガン…感動。キャリーもグレイスも大きくなって…!アルマンゾはまだ100%信用してないぞ私は…まあ人間だもの。でもちゃんと家建ててくれたもんね。すごい。しかし、かあさんのお料理がいつも何でもおいしそう。ミシンよかったねかあさん…!

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    2024年03月17日
  • 大草原の小さな町 ローラ物語2

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    春が来た。本当によかった。この巻は少し安心して読める。ローラ勉強がんばってるなあ。メアリもついに大学へ。ちょっと寂しくなった。でも門出はおめでたいよね。キャリーも立派になって…アルマンゾいい人なんじゃないか。でもお姉さんは酷いよ。ローラたちの先生で来た人。ローラも先生になるのか…頑張れ…そりでドライブ行くのかな。楽しみ。

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    2024年03月12日
  • 長い冬 ローラ物語1

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    本当に『長い冬』だった…あまりにも、ずっと冬で、読んでて心配になった。どんなにかたいへんだっただろう…まさに想像を絶する…だから春が来て、汽車が来て、嬉しかったなあ。私なんか、読んでるだけなんだけど、よかった〜!と思ったもん。ああ…太陽ありがたい。春の風って素晴らしいのだな。あのインディアンのご老人の言ったこと、当たったなあ…7か月か…人間は自然には敵わないから…今あるものに感謝。ありがたい。

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    2024年03月08日
  • あしながおじさん

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    素晴らしく気持ちのよい読後感。児童文学の名作っていいものですね…大学生の頃に読みたかったなあ。もっとより良く、生きていけた気がする…。大人になって読むジュディは可愛くて尊いです。
    「日々のくだらない、つまらない出来事に、笑いをもってあたることーそれにこそ、精神力が必要だと思うんです。」一番心に残っている言葉です!

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    2024年01月17日
  • 秘密の花園1 ふきげんな女の子

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    さて、小公子セーラと共にあまりに有名タイトルですが学生の頃に読むチャンスを逃し、おばさんになって初読です。あまりに面白い!強烈な主役と周りのキャラクターがバリバリとお話に巻き込んで行ってくれます。翻訳の分かりやすさもお見事です。難しい言い回しや単語は使われず、仮にわからない語彙があったとしても、周囲の文脈から推測しやすいシーンが続きます。全ての漢字にふりがなが振ってあり、興味を持てばおいくつでもすぐ読み始められると思います。
    1巻しか買ってないんですけどすぐに続巻を買わなくては〜!

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    2023年12月17日
  • 若草物語 1&2

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    ネタバレ

    子供の頃に読んだような気はするけど、内容を全然覚えてなく、たまたまこの可愛らしい装丁の本に出会ったので読んでみました。

    素敵な家族ですね。
    ジョーとローリーが結婚するかと思ってましたが、まさかのエイミーだったとは。
    ベスが亡くなってしまったのは悲しいです。

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    2023年10月22日
  • 青い城

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    モンゴメリの赤毛のアン以外の作品があるなんて、それもこんな面白いなんて!
    ヴァランシーが身内のくだらない因習を蹴散らして、本当に自分が気持ち良い生き方を見つけたのが我が事のように嬉しかった。そして意地悪なだけかと思っていたお母さんにも、娘を思う母親らしい心があるのが垣間見えてほっとしました。
    自分の青い城は何かな、と考えさせられました。

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    2023年08月03日