谷口由美子のレビュー一覧

  • パットの夢

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    プリンスエドワード島の自然に浸って育つとパットのような娘になってもおかしくないと思えてしまう。
    屋敷が好きで家族が好きで彼氏はその次ってなんだか楽しい。いろいろあって最後には彼の元へ行くことになるのだけれど、パットのほとんどは屋敷と家族で出来ている。それを受け入れられる人でないといけなかったのね。
    二人が作る新しい家族を想像すると心が暖かくなります。

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    2012年06月04日
  • 銀の森のパット

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    プリンス・エドワード島の自然を愛し銀の森屋敷に住むパット。古くからの流れを大切に過ごすその生き方にホッとするものを感じる。

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    2012年04月30日
  • はじめの四年間 ローラ物語4

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    ネタバレ

    子供心に、ちょっと受け止めかねるほど厳しい開拓者?の新婚生活がのしかかってきた。
    happily ever afterってとってもありがたく無責任な言葉だと思う。

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    2011年10月27日
  • もつれた蜘蛛の巣

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    ネタバレ

    ≪内容覚書≫
    代々続くダーク家とペンハロウ家。
    婚姻を繰り返し、仲が悪いような良いような関係の両家。

    毒舌のベッキー叔母が受け継いでいた家宝の「水差し」を、
    受け継ぐのは一体誰なのか。

    叔母が残した遺言に振り回される一族のロマンスを、
    時に冷ややかに、時に温かく、生き生きと描く。

    はたして「水差し」は誰の手に。

    ≪感想≫
    人間の描写が、相変わらず、面白い。
    最初は、一斉に登場する、一族の面々を覚えきれず、
    誰がどれ?となるが、
    把握できてしまえば、あとは、ぐぐっと引き込まれるばかり。
    そこまでいけずに挫折する人もいそうな作品だな、とは思う。

    小さな社会の中で、よくありそうなちょっとし

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    2011年09月13日
  • あしながおじさん

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    ・小さい頃、どこが面白いのか全くわからず、本当に退屈した本。こんなに心温まるラブストーリーだったなんて!!
    ・「あしなが育成会」といった団体もこの物語がきっかけ。

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    2011年03月15日
  • 大草原の小さな町 ローラ物語2

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    長い冬を越えて、明るい1年半を描く物語。
    そしてローラがどんどん大人になっていく。
    時代が違うこともありますが、まだ15歳なのに彼女の自立の精神はすばらしい。
    また、学校の話が愉快。思春期を謳歌しています。

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    2011年01月05日
  • あしながおじさん

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    初めて読んだ。
    ジュディかっこいい。
    女子に参政権のない時代だったのか。
    後半、おじさまがじたばたしてる感じがよい。
    今にも通じる大事なことが書いてあった。
    反省、反省。

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    2010年10月31日
  • はじめの四年間 ローラ物語4

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    ローラとアルマンゾが結婚してからの四年間。辛いことが多い四年間だけどローラの前向きでたくましい生き様がすばらしい。

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    2011年07月21日
  • はじめの四年間 ローラ物語4

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    苦労続きの最初の4年間の結論。  それがマンリーの言葉に凝縮されています。 要は、自分がそれをどう見るかにかかっているんだよ。  現代の私たちからすると、どちらも「気の遠くなるような楽観主義」に思えちゃわないでもないけれど、そういう遠いものを純粋に見つめ続け、日々できる限りのことをするという覚悟 & 実践こそが、ローラのかあさんが言っていた「闘い」なのかもしれません。

    (全文はブログにて)

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    2010年02月25日
  • この楽しき日々 ローラ物語3

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    タイトルこそ「この楽しき日々」だけど、冒頭はおよそ「楽しい」という感じではありません。  まあ、どちらかというと、回顧録として「あの頃はホント、しんどいと思ったけれど、それもこれも過ぎ去った今となっては楽しい思い出♪」という感じでしょうか?(笑)  とにかくびっくりしちゃうのが、ローラが望まれて行ったはずの学校のある地での下宿先の家庭の様子。  最初のうちはぶっきらぼうな奥さんの態度に途方に暮れているという状態だからまだいいとして、夜中に刃物を振り回す奥さんの描写に至ると、さすがの KiKi も「う~ん、こんな下宿先は願い下げだぁ!」とビックリ仰天です。  まして当時のローラは15歳。  いか

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    2010年02月22日
  • 長い冬 ローラ物語1

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    雪に閉ざされた極限とも言える世界を描いているのに、そこかしこに色彩感が溢れています。  そして音楽も。  物にあふれているのに虚無感を感じることが多い現代人に比較して、ローラたちには屋根と壁のある家以外にはほとんど何もないのに、虚無感だけはありません。  それは生き抜くことに真剣だったからこそ得られる充実感でもあるだろうし、「あるもので満足する」人間の防衛本能でもあるだろうし、実はしぶとい人間の底力が試されている緊張感からでもあるのだろうなぁと感じます。  

    凡そ想像を絶するような7か月も続く猛吹雪の中、インガルス一家は備蓄してあった石炭を燃やし尽くし、パンを作る小麦粉もなくなり、明かり取り

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    2010年02月13日
  • あしながおじさん

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    今まで読んだことがなかったので挑戦してみました。
    ちょっと前にピッピを読んでいて、同じような少女向けの児童小説かと思っていたのですが、
    自分には合っていたようで、とても読みやすかったです。
    中に載っている挿絵はナゾです。。

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    2010年01月21日
  • もつれた蜘蛛の巣

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    「青い城」に続き、モンゴメリのマイナー作品(?)の文庫化です。
    篠崎書林という今はもうなくなってしまった出版社からしか出ていなかった作品なので文庫化されて嬉しくて買ってしまいました♪(もちろん篠崎書林版も持ってます☆)

    すごく久し振りに読んだんですが、やっぱり面白かった!
    ダーク家とペンハロウ家の一族に伝わる水差しをめぐる様々な人々の物語なのですが、さすが一族というだけあって、登場人物が多い多い!(笑)
    さぞや読んでいてこんがらかるだろうな~・・と思って覚悟して読んだんですが、それぞれのエピソードや登場人物たちが、何とも言えず魅力的でリアルで面白いんです。
    なので、全くこんがらかることもなく

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    2010年01月20日
  • ポリアンナの青春

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    青春です(笑)

    13歳と20歳のポリアンナが描かれています。
    前半は13歳のポリアンナの無邪気によって、少々貧富の差や社会の矛盾を問題提起している感もあります。
    20歳になったポリアンナは大人になっていて、青春です。
    同情って時にすごく欲するけど、活字で書かれていると、欲してない相手にはひどく失礼なのかもしれないとも思いました...言葉に出してないからいいかの?ムツカシイ
    でも、皆が愛し合っていて良いっすなぁ~。

    がやはり前作にはかなわず。
    今一度「少女ポリアンナ」を読み返しています(笑)

    (H21.12 図)

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    2009年12月14日
  • 少女ポリアンナ

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    いかにも「女の子向け」の表紙ですね~(笑)  KiKi はどちらかというと、こういう表紙の本って中身がどうか・・・・という前に苦手意識が働いちゃうんだけど大丈夫だろうか・・・・・(苦笑)  TVのアニメの方のイラストだと全然そういうことがなかったんだけど、やっぱり着ているものの違いかなぁ・・・・。

    (全文はブログにて)

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    2009年11月24日
  • あしながおじさん

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    よく言われることであるが、逆の視点から見ると読めたものではない。
    ただ主人公が自分の美しさを自覚するシーンなど、随所に溢れる瑞々しい描写が素晴らしい。

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    2009年10月04日
  • 8人のいとこ

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    ネタバレ

    ローズといとこたちとおじさんの楽しい日々。

    身寄りを亡くしてアレックおじさんに引き取られたローズ。7人のいとこたちと一緒に新しい生活が始まる。

    『若草物語』のオルコットってこんな物語も書くんだ。男の子たちの個性がいろいろで、その中心にいるローズが皆に愛されている。きっといつの時代の読者もローズに憧れたり、いとこたちの品定めをしたりして楽しんでいたのだろう。

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    2025年08月07日
  • 青い城

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    前半は、めんどくさい親戚がたくさん出てきて誰が誰だかわからなくなるけど、中盤からの風景の描写はとても綺麗
    展開は予想通り

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    2025年06月17日
  • 青い城

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    安心のハッピーエンド。文庫本の裏に「周到な伏線とどんでん返し」とあるが、モンゴメリにそれはない。

    全てが最後に幸せになるので安心して読める。裏を返せば予想しやすいということになるけれど。落ち着いて多幸感を得たい気分にはモンゴメリ。逆に刺激が欲しいときには不適切。

    ちなみに伏線だったあの違いには気づいたけど、ただの誤字だと思ってた。あと、バーニィの正体も読んでいると自然とわかる。

    ただ、序盤のヴァランシーのつらい日々が長すぎる⋯。中盤にならないと楽しめないような読書は嫌だな。

    私も誰の人目も気にせずに、好きな時間に好きな場所で食事をするとか、好きな時に帰って来るとか、ヴァランシーが求めた

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    2025年05月08日
  • 銀の森のパット

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    銀の森屋敷の日常のような生活をしたい。
    おいしいご飯を作ってお腹いっぱい食べて、家や庭の手入れをしたり、近所でなにかあったら手伝いに行ったり…。自分の身の回りのことを精一杯やっていたら、もうそれでいいんじゃない? それ以外のことでやることが多すぎて、もうそれだけで疲れてしまう。なんだか空虚だ。

    それから、クズ男あるあるの解像度が高すぎてえずくかと思った。ジュディが分からないと思って政治のことを聞くやつもいるし、しかも結婚のお祝いの席で。昔からクズはいるんだなと思った。滅亡しろ。

    西部に行くか行かないかで揉めているとき、パットのお母さんの諦めたような台詞が気になった。「深く愛さなければいいの

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    2024年10月27日