谷口由美子のレビュー一覧
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ネタバレ「赤毛のアン」より、本人不本意なアンスピンオフ連作集が好きな自分にはこちらの方が面白い。
ダーク家とベンハロウ家というひとつの共同体が主人公(?)です。
この血族は結婚相手を基本的にお互いからしか選ばない、一歩間違えたら近親相姦一族。
その家族の中で代々伝わってきた「水さし」という家宝。
いきさつや実物も出てきますが、そんなにすごいか??というしろもの。一族以外は骨董としての価値しかないでしょう、みたいな皮肉な描写がモンゴメリらしい。
赤毛のアンを読んだことなく、高畑監督のアンのイメージしか知らない方はモンゴメリの作風を優しく清らかと勘違いしているかもしれませんが、かなりの皮肉やです。
リンバ -
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ネタバレ長く厳しい冬が終わり、本格的に町が形作られ、住民たちが纏まっていく様子と
メアリが大学に行ったり、ローラが町で働いたり教師の免状を取ったり
インガルス一家のカタチがだんだん変化していく時期が描かれている。
前作に比べると平穏な印象を受けるが
ローラにとって因縁のライバル(笑)ネリー・オルソンが引っ越してきたことで
楽しかったはずの学校生活が引っ掻き回される。
ネリーのKYさはなんというか国宝級(笑)。わざとやってんだろってなくらい。
現代でもこういう傍迷惑なタイプ居るよね(笑)。
そういう子は昔も今も変わらず存在するんだなぁ、と変なところで感心してしまった。
そしてワイルダー先生(確かアルマン -
Posted by ブクログ
「赤毛のアン」で有名なモンゴメリのシリーズ外の作品。
1931年に発表されたので、晩年の作品といっていいですね。
ダーク家とペンハロウ家は代々、同じ村で婚姻を繰り返してきた間柄。
その長老格のベッキーおばが病の床について皆を呼び集め、家宝の水差しを誰に遺すかに注目が集まる。
次々に遠慮のない指摘を浴びせられながらも、水差し欲しさに我慢する一族。
きつい発言はそれなりに当たってもいるので、当人以外にとっては見逃せない面白さでもあった。
ベッキーおばは遺言を1年後に明らかにするという~その1年間の物語。
18歳のゲイ・ペンハロウは、一族で一番の美女に花開こうとしていた。
医者のロジャー・ダーク -
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Posted by ブクログ
ネタバレ≪内容覚書≫
代々続くダーク家とペンハロウ家。
婚姻を繰り返し、仲が悪いような良いような関係の両家。
毒舌のベッキー叔母が受け継いでいた家宝の「水差し」を、
受け継ぐのは一体誰なのか。
叔母が残した遺言に振り回される一族のロマンスを、
時に冷ややかに、時に温かく、生き生きと描く。
はたして「水差し」は誰の手に。
≪感想≫
人間の描写が、相変わらず、面白い。
最初は、一斉に登場する、一族の面々を覚えきれず、
誰がどれ?となるが、
把握できてしまえば、あとは、ぐぐっと引き込まれるばかり。
そこまでいけずに挫折する人もいそうな作品だな、とは思う。
小さな社会の中で、よくありそうなちょっとし -
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タイトルこそ「この楽しき日々」だけど、冒頭はおよそ「楽しい」という感じではありません。 まあ、どちらかというと、回顧録として「あの頃はホント、しんどいと思ったけれど、それもこれも過ぎ去った今となっては楽しい思い出♪」という感じでしょうか?(笑) とにかくびっくりしちゃうのが、ローラが望まれて行ったはずの学校のある地での下宿先の家庭の様子。 最初のうちはぶっきらぼうな奥さんの態度に途方に暮れているという状態だからまだいいとして、夜中に刃物を振り回す奥さんの描写に至ると、さすがの KiKi も「う~ん、こんな下宿先は願い下げだぁ!」とビックリ仰天です。 まして当時のローラは15歳。 いか
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雪に閉ざされた極限とも言える世界を描いているのに、そこかしこに色彩感が溢れています。 そして音楽も。 物にあふれているのに虚無感を感じることが多い現代人に比較して、ローラたちには屋根と壁のある家以外にはほとんど何もないのに、虚無感だけはありません。 それは生き抜くことに真剣だったからこそ得られる充実感でもあるだろうし、「あるもので満足する」人間の防衛本能でもあるだろうし、実はしぶとい人間の底力が試されている緊張感からでもあるのだろうなぁと感じます。
凡そ想像を絶するような7か月も続く猛吹雪の中、インガルス一家は備蓄してあった石炭を燃やし尽くし、パンを作る小麦粉もなくなり、明かり取り