VOFANのレビュー一覧
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ネタバレ時は素直に進んで、暦が高校生の夏休みの話。
「上」「下」と書いてあって、「続く」的な終わりをするのかなあ……と思ったら、ちゃんと完結しました。
つくづく、この作者さんは読者の期待を裏切ってくれる……
おまけに「気が向いたら続きを書きます」的なことまであとがきに書いてあって「上」巻なのに……となったりもしたり……(苦笑)
そういうのとっても好きです。
そして、本題に入る前に繰り返されるおなじみのキャラクターとおなじみのやり取り。
正直、えーっと、「さっさと本題に入れ……」と思わなくもない。
それでもテンポのいいやり取りなので、読んでて苦にならないけど、私は一体何を読まされてるん -
Posted by ブクログ
ネタバレ化物語の主人公である阿良々木暦が、怪異に次々と遭遇することになったきっかけの話。
物語の時間軸としては、化物語より少し前。
化物語で、何度も何度も出てきた、春休みの事件。
阿良々木くんが愚かでどうしようもなくバカだったお話。
順番としては、こちらを先に読んだのかもしれませんが、物語が全体的に回想として書かれているので、化物語が終わった後、登場人物の説明があらかた済んでいる前提で物語が進行するので、こちらを先に読むと話がわからないかと思います。
彼がどうしてあそこまで自分を卑下するのか、「吸血鬼に襲われたのは自分が悪いのだ」と考えるのか、正直よくわからなかったんですが、これを読ん -
Posted by ブクログ
ネタバレ第一巻目でまだ高校生だった暦たちが大人になって就職していて、時間の流れの速さを感じた。
暦と同じように不死身になった職場の、新キャラも出てきて相変わらず名前が凄い。
羽川は、まるで「十二大戦」の猿のように平和を目指しているけど、どこかで狂ってしまっている。
忍野メメに言われた通り、羽川は気持ち悪くて 、暦ももう関わりたくない感じで、世間は広くて狭くて、人って変わることを見せつけられた。
ひたぎが現れるまでは二人は実は両想いだったけど、暦にはやはりひたぎがお似合いだと思った。
阿良々木家に来たのは、本物の羽川だと思う。
八九寺や忍野や貝木が出てこなかったのは残念だけど、第一巻から成長したり色んな -
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大学生になった暦が高校の後輩女子高生たちがミイラ化する事件の解決に関わるお話。
物語シリーズは元々ミステリー的謎解きの要素が高いのだけど、今回はミスリードあり替え玉有り、どんでん返し有りの結構本格的なミステリー仕様だった。
まあ個人的にはいつも通り謎解きにはあまり興味がないので(笑)こよみんといつもの面子とのやり取りを楽しく読ませてもらった。
でもまあ、大学生になったことで、いつもの面子よりも新たな面子の方が多くなって、それはそれでシリーズが長く続いた結果なのかと楽しみではある。
それにしてもパジャマパーティのバスケ部OGの面子が濃いな(笑)
ぜひまた登場願いたい。 -
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宵物語、だけど今回の主人公は「まよいスネイル」では阿良々木くん、「まよいスネイク」は撫子で、あんまり真宵ちゃんは関係ない。
後輩の友達の友達の妹が誘拐されたみたい。
阿良々木君は神原の友人、みとのんからの人探しの依頼をされる。
しかも、誘拐された家のポストには、その子の引っこ抜かれた前歯が入れられていたという物騒な案件。
大学では、その子の義理の姉にも会い、話を聞くことに。
その後、みとのんから送られてきた写真は、義理の姉とはまるで別人だった。
捜査を続ける阿良々木くんが、隣町で見つけたものとは。
そして、久しぶりに撫子だよ!
過去の悪行の禊に行う神事に、八九寺への献上と -
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『犬のおまわりさんならぬかませ犬のおまわりさん。』
「現行犯なので、否認の余地はないように思うんですがね。しかし、本人いわく、『探偵である私が犯罪に手を染めるなら、それは完全犯罪であるべきで、こうして逮捕されているという時点で、私の潔白は証明されているようなもの』 ー だそうです」
『私のこと、お好きだったりしました?
(みんなこんな風に、この人に籠絡されて来たんだろうな…、どいつもこいつも、道理で誑かされるわけだ)
まったく、どこまで計算尽くなのか。
つくづく、罪作りな探偵である。』
『探偵を生き残らせるために、呼吸不全から、あえて回復しようとしなかったのでは ー そのとき彼は。
呼吸 -
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ネタバレ物語シリーズの22巻目でオフシーズンの第4弾(最終巻)。
第一話「ぜんかマーメイド」
第二話「のぞみゴーレム」
第三話「みとめウルフ」
第四話「つづらヒューマン」
の4話収録。
各話のタイトルからだれの話?と思いましたが、暦が就職してキャリア警察官の警部補となって直江津署での4か月の研修の物語でした。
延々と続く会話バトルがなく、暦の無鉄砲さもなく、つまらない部分もありますが、これまで読んできたファンとしては後日譚的な一巻で、登場人物たちの将来が垣間見えてうれしかったです。
登場しなかった八九寺の話題にはちょっと涙腺が緩みました。
それにしても昔に比べてシーズンのまとまりがないような気がしま