VOFANのレビュー一覧

  • 偽物語(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     時は素直に進んで、暦が高校生の夏休みの話。
    「上」「下」と書いてあって、「続く」的な終わりをするのかなあ……と思ったら、ちゃんと完結しました。
     つくづく、この作者さんは読者の期待を裏切ってくれる……
     おまけに「気が向いたら続きを書きます」的なことまであとがきに書いてあって「上」巻なのに……となったりもしたり……(苦笑)

     そういうのとっても好きです。
     そして、本題に入る前に繰り返されるおなじみのキャラクターとおなじみのやり取り。

     正直、えーっと、「さっさと本題に入れ……」と思わなくもない。
     それでもテンポのいいやり取りなので、読んでて苦にならないけど、私は一体何を読まされてるん

    0
    2018年10月11日
  • 掟上今日子の家計簿(単行本版)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった
    叙述トリックの話、まさか犯人を書かないとは思わなかった。
    「意外な犯人」なので直前に今日子さんが挙げた推理研と軽音部のメンバーは違う
    叙述トリック⑬、人数の誤読でやたらと煽った言い方の(印象に残る言い回しの)「管理人はいるでしょ」のくだりを考えると犯人は合宿所の管理人
    これなら犯人名の5文字にもあてはまるし、意外性もある
    そして今日子さんは腕に書いた登場人物にいなかったから不思議がった
    (といっても管理人の存在は明示されていないが)
    というような推理を楽しめてよかった

    0
    2018年09月25日
  • 傷物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     化物語の主人公である阿良々木暦が、怪異に次々と遭遇することになったきっかけの話。
     物語の時間軸としては、化物語より少し前。
     化物語で、何度も何度も出てきた、春休みの事件。
     阿良々木くんが愚かでどうしようもなくバカだったお話。

     順番としては、こちらを先に読んだのかもしれませんが、物語が全体的に回想として書かれているので、化物語が終わった後、登場人物の説明があらかた済んでいる前提で物語が進行するので、こちらを先に読むと話がわからないかと思います。

     彼がどうしてあそこまで自分を卑下するのか、「吸血鬼に襲われたのは自分が悪いのだ」と考えるのか、正直よくわからなかったんですが、これを読ん

    0
    2018年09月19日
  • 結物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第一巻目でまだ高校生だった暦たちが大人になって就職していて、時間の流れの速さを感じた。
    暦と同じように不死身になった職場の、新キャラも出てきて相変わらず名前が凄い。
    羽川は、まるで「十二大戦」の猿のように平和を目指しているけど、どこかで狂ってしまっている。
    忍野メメに言われた通り、羽川は気持ち悪くて 、暦ももう関わりたくない感じで、世間は広くて狭くて、人って変わることを見せつけられた。
    ひたぎが現れるまでは二人は実は両想いだったけど、暦にはやはりひたぎがお似合いだと思った。
    阿良々木家に来たのは、本物の羽川だと思う。
    八九寺や忍野や貝木が出てこなかったのは残念だけど、第一巻から成長したり色んな

    0
    2018年08月26日
  • 撫物語

    Posted by ブクログ

    千石撫子が語り部の物語。
    式神により増えた何体もの撫子が大暴れする。
    過去と今と向き合い、最後は自分をきっちり受け入れて未来に進もうとする神すらも通過点に過ぎなかった漫画家志望のひとりの女の子の成長を描いた作品。

    0
    2018年08月17日
  • 宵物語

    Posted by ブクログ

    ドキドキしながら読んだけど、まさかそういう怪異だとは。今どきの家庭ではありえそうでちょっと怖くなった。

    0
    2018年08月10日
  • 忍物語

    Posted by ブクログ

    大学生になった暦が高校の後輩女子高生たちがミイラ化する事件の解決に関わるお話。

    物語シリーズは元々ミステリー的謎解きの要素が高いのだけど、今回はミスリードあり替え玉有り、どんでん返し有りの結構本格的なミステリー仕様だった。
    まあ個人的にはいつも通り謎解きにはあまり興味がないので(笑)こよみんといつもの面子とのやり取りを楽しく読ませてもらった。
    でもまあ、大学生になったことで、いつもの面子よりも新たな面子の方が多くなって、それはそれでシリーズが長く続いた結果なのかと楽しみではある。

    それにしてもパジャマパーティのバスケ部OGの面子が濃いな(笑)
    ぜひまた登場願いたい。

    0
    2018年08月05日
  • 宵物語

    Posted by ブクログ

     宵物語、だけど今回の主人公は「まよいスネイル」では阿良々木くん、「まよいスネイク」は撫子で、あんまり真宵ちゃんは関係ない。

     後輩の友達の友達の妹が誘拐されたみたい。
     阿良々木君は神原の友人、みとのんからの人探しの依頼をされる。
     しかも、誘拐された家のポストには、その子の引っこ抜かれた前歯が入れられていたという物騒な案件。
     大学では、その子の義理の姉にも会い、話を聞くことに。
     その後、みとのんから送られてきた写真は、義理の姉とはまるで別人だった。
     捜査を続ける阿良々木くんが、隣町で見つけたものとは。

     そして、久しぶりに撫子だよ!
     過去の悪行の禊に行う神事に、八九寺への献上と

    1
    2018年07月23日
  • 宵物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『物語』シリーズ第24巻。阿良々木暦の大学1年生時のエピソード。本編では阿良々木が、短編では千石撫子が、それぞれの過去の失敗に向き合い、今できる形でそれをやり直そうとする構図になっている。
    本編がかなり暗いけれど、八九寺真宵の台詞でだいぶ和らぐ。重いテーマは読む側にとっても扱いづらいけれど、ハッピーエンドのあえて一歩手前で物語を締めるのは説得力があると思う。

    0
    2018年07月19日
  • 結物語

    Posted by ブクログ

    オールキャストとはいかないまでも、色んなキャラクターの5年後を読むことができて、嬉しかった楽しかった面白かった。     
    阿良々木警部補、神原後輩、扇くんちゃん、火憐ちゃん月火ちゃん、ツバサ・ハネカワ、老倉さん(ほんと好き結婚したい)、戦場ヶ原、蕩れ。

    0
    2018年07月07日
  • 掟上今日子の裏表紙(単行本版)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    このシリーズの中で久々楽しんで読めた。ミステリー感がしっかりしていたと言ってもいいかもしれない。ミスリードを誘う叙述的なトリックだけではなく、シチュエーションや道具にちゃんと意味を持たせていたように思う。

    その上で筆者らしいどうでもいいギャグを織り込んでくるところはいつも通りで、そのバランスがよかったのかなと読み終えてから感じた。

    0
    2018年05月08日
  • 掟上今日子の裏表紙(単行本版)

    Posted by ブクログ

    『犬のおまわりさんならぬかませ犬のおまわりさん。』

    「現行犯なので、否認の余地はないように思うんですがね。しかし、本人いわく、『探偵である私が犯罪に手を染めるなら、それは完全犯罪であるべきで、こうして逮捕されているという時点で、私の潔白は証明されているようなもの』 ー だそうです」

    『私のこと、お好きだったりしました?
    (みんなこんな風に、この人に籠絡されて来たんだろうな…、どいつもこいつも、道理で誑かされるわけだ)
    まったく、どこまで計算尽くなのか。
    つくづく、罪作りな探偵である。』

    『探偵を生き残らせるために、呼吸不全から、あえて回復しようとしなかったのでは ー そのとき彼は。
    呼吸

    0
    2018年05月06日
  • 撫物語

    Posted by ブクログ

    撫子と斧乃木ちゃんのコンビでお送りする撫物語。     
    過去を振り返り、見つめ直し、向き合い、悔恨し、猛省し、総括し、開き直り、受け流し、思考して、上を見て、前を向いて、大人の階段をのぼる。

    0
    2018年04月30日
  • 掟上今日子の婚姻届(単行本版)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回もやはり人間の心ってところにフォーカスしたミステリーだったなぁ。氏の作品でどんでん返しが起こるとすれば、たいていそうで、前提だと思われされていたことが覆るというところから始まる。

    そのあたりのミスリードは単なる叙述とかではなく、当たり前という思い込みをうまく使ったトリック(というかミステリーかな)。本格というのとはまた違った毛色なんだなぁーとここまで読んでちょっと感じた。

    0
    2018年04月19日
  • 結物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    物語シリーズの22巻目でオフシーズンの第4弾(最終巻)。

    第一話「ぜんかマーメイド」
    第二話「のぞみゴーレム」
    第三話「みとめウルフ」
    第四話「つづらヒューマン」
    の4話収録。
    各話のタイトルからだれの話?と思いましたが、暦が就職してキャリア警察官の警部補となって直江津署での4か月の研修の物語でした。
    延々と続く会話バトルがなく、暦の無鉄砲さもなく、つまらない部分もありますが、これまで読んできたファンとしては後日譚的な一巻で、登場人物たちの将来が垣間見えてうれしかったです。
    登場しなかった八九寺の話題にはちょっと涙腺が緩みました。
    それにしても昔に比べてシーズンのまとまりがないような気がしま

    0
    2018年04月14日
  • 掟上今日子の推薦文(単行本版)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    推薦文というタイトル、最後の最後で意味が明かされる。そんな大きなネタではないが、プロットの良さがこのタイトルに現れている気がするなぁー。

    やくすけじゃない助手役がでてくるわけだが、基本的にやくうすけとほぼ同じキャラというのがなんとなく違和感。

    0
    2018年04月01日
  • 掟上今日子の挑戦状(単行本版)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作までの印象が強化されたかなぁ。助手役となる警察の人がバラバラなのにみんな同じに見える。それぞれキャラ付けはされてるんだけどもなぁ。

    トリックとかは作り込まれているが故に、登場人物へのむずむず感が余計に目立ってしまう。そんなことを気にしなくてよいという評価もできるはずなんだけども、このへんは好みなんだろうなぁ。むしろやくすけがもっとでてたら、一定程度の役割固定がしっかりできて、その他の助手役がたまに登場しても変な感じにはならないのかもなー。

    0
    2018年03月27日
  • 掟上今日子の旅行記(単行本版)

    Posted by ブクログ

    これはシリーズの中で一番好きかも!?(^^;)えっ!今日子さんと厄介さんがおフランスに!!(゜゜;)から始まり、私の大好きな怪盗の登場だ(^o^)♪と思っていたら、意外な人(なんとな~く分かっていたけれど(^.^))だったり、最後にはロマンティックな雰囲気に…(*^^*)と、いつもより楽しめた(^^)今日子さんの過去については「聞いても、どうせ忘れちゃいますからねえ」と言っているのを読んで「あぁそうだよなぁ(--;)」と妙に納得した(^^;)

    0
    2018年03月15日
  • 掟上今日子の色見本

    Posted by ブクログ

    シリーズ第10弾ですね。探偵が誘拐され、それを救うためにボディーガードが推理するという変わった設定でした。相変わらず話がまどろっこしいのですが、それが作風なのでしょうから我慢。トリックは奇抜です。ボディーガードにメッセージを送る方法がハチャメチャすぎて逆に面白かったですね。

    0
    2018年03月10日
  • 掟上今日子の色見本

    Posted by ブクログ

    誘拐された今日子さん。
    警備員の親切守、絶賛冤罪取り調べ中の厄介らの協力を得ながら、犯人の目的、今日子さんの奪還を目指す。
    海の上の座標を特定するための色見本暗号。。。

    0
    2018年02月28日