VOFANのレビュー一覧
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ネタバレ物語シリーズ24巻目(モンスターシーズン2巻目)。
第二話 まよいスネイル
第三話 まよいスネイク
の2話収録。
八九寺ちゃんメインの回は泣けますね。
第二話はメインゲストの紅孔雀ちゃんが悲惨すぎるけど、ミステリー主調の怪異譚で、ラストの八九寺ちゃんにすべて持っていかれた感じです。
第三話は短編ですが、今後の撫子ちゃんのお仕事のプロローグになっているようです。
救われないロリオの中でも一番感情移入しちゃう八九寺ちゃんファンの自分としては、噛まない、メインでないにもかかわらずうれしい巻でした。
ロリオ以外で救われない撫子ちゃんが今後の怪異譚のメインになっていきそうで期待したいと思います。 -
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ネタバレ暦の大学時代のこのシリーズは、怪異よりも現実的な問題についてが多かった。
それでも、怪異はキッカケであり、問題の本質はどこまでも人間だなぁ、と思った。
老倉よりも酷いネグレトの家庭環境で育った紅孔雀ちゃんと、両親がエリートの警察官であるために色々ととりなしてくれたり、車を買ってくれた暦との対比が凄い。
彼女と比べたら、暦の両親との不仲も全然いい方だった。一長一短には比べられないけれども。
ただ、現実的な分、全裸で町を歩けるはずがないというか、著者は必ず一巻ごとに全裸を出すのが好きだな?
全裸で歩ける紅孔雀ちゃんのメンタルや、凄い田舎なのかな?と思った。
暦の思った通り、ラストには出てきたひたぎ -
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ネタバレドラマを見てから、今日子さんの声や映像が
全部新垣結衣さんで脳内再生されるようになりました。
異質なのに可愛いけれどサバサバしているという今日子さん、
新垣結衣さんが演じてくれたのははまり役だったなと
改めて思います。
ミステリーとして秀逸かと言われたらそうではないかもしれませんが
読み物としてとても楽しいです。
テンポも良く、あまり難しいことを考えずさらっと読めると思います。
シリーズが進んでいるからこそできる
「その人にアリバイ求めても駄目だよ!」と読みながら犯人に同情してしまう話運びや
洋服のブランドをひと目で気に入り一揃い買ってしまう
という普通の女の子みたいな今日子さんが見られて -
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ネタバレ前に途中まで読んでて、積んでた本。この間出た本だと思ってたのに気付いたら5年前……時の流れの早さが怖過ぎる。
大好きな羽川さんの猫物語の裏側で起きてたこと。まぁ話としては可もなく不可もなく。あんまり好きではない神原のことを少し好きになる話。一番目も二番手も気持ちがわかる少女の真っ直ぐすぎる行いが忍を少し動かしたも思うと温かい気持ちになる。
臥煙さんまで忍野の親族だと言い出して。みんな忍野と親族になりたすぎ。その点でも忍野扇は気に入らないな〜。実際に姪っ子だったらすみません。そしたら忍野の親族関係を細かく教えてくださいお願いします。 -
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決死にして必死にして万死の吸血鬼、デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスター来日。
前もどこかで出なかったっけ? もう覚えてないや。
全裸のうつくし姫は是非ともアニメで見たいものです。
所々に他作品のメタネタが割り込んでくるが、刀語に懐かしさを覚えたり、りすかを出す気があるのかないのかゆさぶられたり、って言うか自分でりすかのことに触れてくるとは思わなかった。りすかのインパクトが強すぎて全裸のうつくし姫も後輩女子たちのパジャマパーティもかすんでしまうね。
あとはみんな大好き老倉さんの出番がこのシーズンでちょくちょくあるようだと私が喜びます。 -
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大学生になった暦。
で、相変わらず巻き込まれる。というか、巻き込まれにいく。
後輩から、友達の妹が行方不明だという話をきいて、探し始める。
…物語シリーズは、ふいに生い立ちがどうしようもなくかわいそうな子がでてくるので、びびる。
でもって、それが子供ゆえに、自分の立場や境遇がひどいってことに気づいてないことが多くて、切ない。もっとも、気づいたところで、子供ゆえの無力さでどうにもできないのだけど。
思えば、羽川ですら、あの家庭環境に甘んじていたわけだ。
そして、それをどうにもできないジレンマに猫になり、打破するしかなかった。
あの、聡明で行動力のある羽川ですらだ。
暦 -
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ネタバレ今日子さんが忘却探偵であることを読者は知っており
登場人物の方が知らないという状況を楽しめるのも二作目ならではだなと思いました。
もちろんこの本から読んでも普通に楽しめるのも良いところです。
推理小説ですが、人は死なないしちょっと無茶のあるトリックが出てくるようなこともなく
淡々と読み進められます。
ドラマも好きで見ていましたが、新垣結衣さんがはまり役で
小説を読んでいても全部新垣結衣さんのビジュアルと声で再現されるようになりました。
ドラマでは都合上依頼人は厄介さんでしたが、小説版では親切さんという警備員さんが主人公です。
記憶を無くす設定が生かされていないという声もありますが
その設定 -
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忘却探偵、掟上今日子シリーズの4作目。
冤罪体質の主人公、隠館厄介。厄介の名が体を表すとばかりに次々と災難が降りかかる。何か災難がある度に、有能な探偵、掟上今日子に世話になっている。掟上今日子は、依頼を受けた仕事はその日のうちに必ず解決する。なぜなら、記憶を一日で失ってしまうからだ。
隠館厄介は仕事場の古書店が入っている雑居ビルから外に出たとたんに、屋上から投身自殺する女子中学生の直撃を受ける。
厄介は辛くも命をとりとめ骨折ですんだが、女子中学生の方は意識不明で生死の境をさまよっているという。
女子中学生がなぜ自殺を図ったのか、その一因に関わっている理由から、掟上今日子に依頼するこ -
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いやあ真宵は良い神様やってるんだなあ。
なんか嬉しくなったよ。
物語的にはかなり悲惨な境遇の子供キャラが登場する今回。
こういう展開は物語シリーズ的に久々だなあと思った。
最近は既存のキャラの掘り下げ的なお話が多かったからね。
だから久々に新しい怪異の登場でなんだか初期に戻ったような印象だ。
暦が昔できなかったことをやり直そうとしていることにも関係しているのかな?
ハイライトはやっぱり真宵が紅孔雀ちゃんの言う事を全肯定してあげる場面。
読んでてぐっと来てしまった。
そして撫子ちゃんはもしかしたらシリーズ最強能力者になろうとしているのか?(笑)
次巻(かな?)での派手な活躍を期待している。 -
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アニメ「化物語」の第1話冒頭に一瞬だけ、前日譚である本作品のダイジェスト映像が流れる。
私は、羽川のパンツが見えてしまうシーンしか記憶になかった。きっと同士は大勢いるだろう。
などという私は、この「傷物語」(来年劇場版公開)が気になり、初めて西尾維新氏の原作を手に取った。
講談社BOX文庫は、通常のラノベと異なり、イラストはボックスカバーと冒頭のイラストのみである。
絵師さんは、台湾の方だという。知りませんでした。
文章も二段組みと珍しい体裁である。
作風は、非常に読みやすい。ほとんど雑談、冗談(文字あそびが多い。アニメ化しにくいw)が多い。
しかし、主人公の一人称スタイルで内省するポイントも -
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ネタバレどうしようもない人間の、どうしようもない偽物なお話……でした。
個人的に、魅力的な「女の子」っていうのには限りがあると思っていたのだけれど……出てくるわ、出てくるわ個性的な女の子。
もちろん、個性的な男の人もいるのだけれど、それ以上に圧倒的に、個性的な女の子の方が多い……
そして、下巻なのに新しい登場人物登場。
これもう、上巻・下巻関係ないのでは……と思わず天を仰いでしまった。それくらい上巻と下巻は独立した話です。
「上巻」が上の妹「火燐」の話であるのならば、「下巻」は下の妹「月火」の話。
「ファイヤーシスターズ」なんてひとくくりにされているから、同じような理由で偽物なのかと思ってい