• 微笑む人

    気に入らないけど気になる

    この作品がドラマ化されることを知り、読んでみました。先が気になるので深夜にわたって一気に読んでしまいましたが…唖然としてしまいました。結末が、はっきりしなかったからです。ホラーを見た時のような怖さと気持ち悪さがありながら、気になる感じが残りました。
    尚、私も微笑む人です。色々あって家族以外の人に対面するとき当たり障りないように生きています。
    追記:犯人は、職場の人間関係なら、いやだったら捨てたり切り離せたんだけど、家族のことは、うまくあしらったりできなくて自ら短絡的な行動をとってしまったんじゃないかと思うようになりました。有りうることのギリギリだからとても怖いと思ったけど、ないですね。今度...続きを読む

    0
  • プレゼント

    気持ちよくびっくり

    私にとっては、葉村晶シリーズを読んだのは2冊目で、読みやすい短編集です。葉村晶が全ての話に登場するわけではありませんが、どの話も、ある勘違いを呼ぶような仕掛けがしてあって楽しめました。表題作は、以前ミスマ―プルのドラマで見た「蒼ざめた馬」が思いだされる作品。「再生」は、ただ、ただびっくり。「ロバの穴」今の世の中生き抜く為には、うまくかわす術を身に付けなければ。「トラブルメイカー」葉村晶のキャラクター形成には姉の存在と死が影響を与えた。

    0
  • 影裏

    謎が残る

    芥川賞受賞、映画化等で興味を持ち、読みました。短編集なのですぐ読み進める事が出来ますが…。表題作に関しては、主人公の妹の結婚のあたりから、最初の疑問が生じ…というのは、主人公の性別が、男性だと思っていたけど男性と付き合っていて別れたと思われる描写があったからです。さらに、読み進めると震災が起こり親友が失踪したのを知った主人公が、親友の父親を訪ねて捜索願を出すよう頼みに行くと、親友がしていた不正や裏切りを知るというところで、真相は明らかにされず物語は、終わってしまいます。読者の解釈に任せるということでしょうか?私が思うのは、親友は、不正はしたかもしれないけど、親がお金を脅し取られる謂れはないとい...続きを読む

    0
  • 82年生まれ、キム・ジヨン ストーリーブック

    色々なサイトや書店で表紙絵を目にする事が多く興味を持ちました。この本はダイジェスト版のようなもので82年生まれ、キム・ジヨンのあらすじや印象的な文章とその記載されている頁が載っています。国籍に関わらず女性だということで生じる生き辛さ、障害は理解できます。また、82年生まれというのにも、何か意味があるのかな?と推察します。数多くの女性のボヤキみたいなのが、聞こえてくるような気がしますが、想像は、これくらいにしたいと思います。

    0
  • 化物語(上)

    会話の掛け合いが面白い

    アニメ版を良く見ていたので興味を持ち小説を購入しました。会話の文章や主人公の語りが多いので、読みやすく読書がサクサク進みます。会話のテンポの良さ、掛け合いが楽しいです。アニメを見た時すごい速度で字幕が流れ、ビデオを巻き戻しスローで再生を繰り返した経験がある私としては、小説で再確認出来て良かったです。

    1