VOFANのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『犬のおまわりさんならぬかませ犬のおまわりさん。』
「現行犯なので、否認の余地はないように思うんですがね。しかし、本人いわく、『探偵である私が犯罪に手を染めるなら、それは完全犯罪であるべきで、こうして逮捕されているという時点で、私の潔白は証明されているようなもの』 ー だそうです」
『私のこと、お好きだったりしました?
(みんなこんな風に、この人に籠絡されて来たんだろうな…、どいつもこいつも、道理で誑かされるわけだ)
まったく、どこまで計算尽くなのか。
つくづく、罪作りな探偵である。』
『探偵を生き残らせるために、呼吸不全から、あえて回復しようとしなかったのでは ー そのとき彼は。
呼吸 -
Posted by ブクログ
ネタバレ物語シリーズの22巻目でオフシーズンの第4弾(最終巻)。
第一話「ぜんかマーメイド」
第二話「のぞみゴーレム」
第三話「みとめウルフ」
第四話「つづらヒューマン」
の4話収録。
各話のタイトルからだれの話?と思いましたが、暦が就職してキャリア警察官の警部補となって直江津署での4か月の研修の物語でした。
延々と続く会話バトルがなく、暦の無鉄砲さもなく、つまらない部分もありますが、これまで読んできたファンとしては後日譚的な一巻で、登場人物たちの将来が垣間見えてうれしかったです。
登場しなかった八九寺の話題にはちょっと涙腺が緩みました。
それにしても昔に比べてシーズンのまとまりがないような気がしま -
Posted by ブクログ
自分が好きになった人は破滅する……そんな経歴をもつ女性ライターに厄介さんがプロポーズされる話。
厄介さんは今日子さんにその呪いの解読を依頼して、今日子さんはあっさりと解決するのだが。
この作品はミステリではない、そう思うと掟上今日子シリーズとしてはかなり楽しめる作品。6冊目になるので、そろそろ今日子さん自身の物語にもう少し踏み込んで欲しいところではありますが。
今日子さんの推理のやり直しは、厄介さんとのコンビとしての面白さの真骨頂だと思いますし、ラストの一文が秀逸です。掟上今日子シリーズに親しんだ読者にとっては素晴らしい作品だと思います。 -
Posted by ブクログ
掟上今日子シリーズの第5弾。
厄介さんは出てきません。ちょうどドラマの放送に合わせたくらいに刊行された一冊だったと思いますが、個人的にはこの作品集は好きです。
忘却探偵である今日子さんに警察が密かに依頼するという設定は初期の頃から何度も書かれていましたが、この第5弾では4つの短編で4人の女刑事からの依頼を描いています。
それぞれの作品の出来不出来よりも、今日子さん自身のキャラクターを強調しすぎず、またそれぞれの刑事さんとの関係性を鋭く描いていて心地の良い読み口になっています。
特にそれぞれの作品の締め方が良くて、忘却探偵としてのシリーズで積み上げてきている設定がきちんと生かされているよう