VOFANのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分が好きになった人は破滅する……そんな経歴をもつ女性ライターに厄介さんがプロポーズされる話。
厄介さんは今日子さんにその呪いの解読を依頼して、今日子さんはあっさりと解決するのだが。
この作品はミステリではない、そう思うと掟上今日子シリーズとしてはかなり楽しめる作品。6冊目になるので、そろそろ今日子さん自身の物語にもう少し踏み込んで欲しいところではありますが。
今日子さんの推理のやり直しは、厄介さんとのコンビとしての面白さの真骨頂だと思いますし、ラストの一文が秀逸です。掟上今日子シリーズに親しんだ読者にとっては素晴らしい作品だと思います。 -
Posted by ブクログ
掟上今日子シリーズの第5弾。
厄介さんは出てきません。ちょうどドラマの放送に合わせたくらいに刊行された一冊だったと思いますが、個人的にはこの作品集は好きです。
忘却探偵である今日子さんに警察が密かに依頼するという設定は初期の頃から何度も書かれていましたが、この第5弾では4つの短編で4人の女刑事からの依頼を描いています。
それぞれの作品の出来不出来よりも、今日子さん自身のキャラクターを強調しすぎず、またそれぞれの刑事さんとの関係性を鋭く描いていて心地の良い読み口になっています。
特にそれぞれの作品の締め方が良くて、忘却探偵としてのシリーズで積み上げてきている設定がきちんと生かされているよう -
購入済み
安定の物語シリーズ
終物語からもうシーズンものは出ないのかと思ってましたが、新たなシーズンが始まるということでワクワクして読み進められました!
安定の絡みと人物たちの成長と新たな登場人物などと、楽しめる要素満載でした!
終始シリアスの中にも笑いどころがあったのですが、前半とばしすぎたのか、終盤になってワクワク感が失速したようでした。(一気読みだったから疲れただけ?)
でも、読んで損なし!続きも早く読みたい一冊でした✩ -
Posted by ブクログ
終わりが見えないコンテンツ、物語シリーズ二十三巻目。
オフシーズン最終巻は就職後の阿良々木くんの話だったが、モンスターシーズンは空白の大学時代の四年間の話。
直江津高校女子バスケットボール部は伝説的プレーヤーの影響と実績から、実力に合わない連帯主義もとい連帯責任主義の束縛に縛られていた。
貼交帰依はこの状況から抜け出したいと強く願った。
「俺様は、デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスター。決死にして必死にして万死の吸血鬼だ」
この出会いが、女子バスケ部の木乃伊事件へとつながっていく。
アセロラ姫を吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハードアンダーブレードに変えた -
Posted by ブクログ
ネタバレ今日子さん、パリに参上。
ちょっとでも寝ると、記憶がリセットされてしまうわけですから、日本->フランスのフライト中、一睡もしなかったと言う事ですね。それも、中々つらいですが(苦笑)。
もう一つ新しい試み(?)は、今日子さんが怪盗になってしまうと言う事。寝ると記憶がリセットされる今日子さんですから、起きて再起動したとき(!)、新しい設定を指定すれば、怪盗にでもできる訳で・・・。それでも時々、探偵癖が抜けない感じですけどね:-p
著者も、新たな設定に苦労しているのかな?でも、徐々にではあるけど、今日子さんが忘却探偵になってしまった経緯を明らかにしようとする方向に話が向かって行ってますね