村松潔のレビュー一覧

  • 海底二万里(下)

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    知的好奇心をくすぐる壮大な冒険活劇!
    とても有名な作品ですが、実は名前だけ知っていた程度で、読むのは今回がはじめてだったのですが、本当に面白かった!
    ネモ船長、アロナクス教授が連れていってくれる海底旅行をたっぷり楽しめました
    何より特徴的なのは主人公アロナクス教授が語る海底生物の緻密な描写と膨大な脚注!
    訳者あとがきにもありましたが、当時の人々にとって写真はまだあまり一般的ではなく、想像力を膨らませながら読んでいたとか…

    百聞は一見に如かずと言いますが、本書に限っては色鮮やかな情景がありありと目の前に浮かぶので、教授達と一緒に旅をしてる気分になれます!
    また、かなり高い頻度で挿絵が入るので文

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    2024年07月07日
  • 海底二万里(下)

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    ★★★★ 何度も読みたい

    世界各地で目撃される謎の巨大海洋生物。その捕獲をすべく乗り出した教授たち3人は、事故で海に投げ出された際、その巨大生物の上に漂着した。なんとそれは生物ではなく、陸の生活を捨てた者たちが暮らす高性能な潜水艦・ノーチラス号だったのだ。教授たちの奇怪な冒険が今始まる。

    といった感じの上巻では、まだ誰も目にしたことのない海底の光景、更にその散策など、海底の冒険に主軸があった。しかし下巻では一転して、ノーチラス号のリーダー・ネモ船長の謎が深まり、不穏な雰囲気が漂う。
    上巻では細やかな海底の様子が綴られているが、(下巻でそれらが消え失せることはないが)下巻では海底世界の紹介者

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    2024年06月13日
  • 眠れる森の美女―シャルル・ペロー童話集―

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    童話だけど、若者向けにサロンで語り継がれてたなんて作られた物語よりステキ 童話、とあるけれど、実はルイ14世がいた時代にサロンで若い女の人に向けて話されていた話集なんだと。言われてみれば、そうかも。文字を残すのも、本を作るにも今よりだいぶ大変で貴重な時代、若い人向けに教訓やらを披露する場で話されていた、とあとがきを読んで非常に納得した。昔からあるお話って、お話自体も惹きつけられるものがあるけど、今とは違うシチュエーションで異なるターゲットが相手だったのは目からウロコだったけど、きっとその時代もこのお話自体、ものすごく人を惹きつけていたんだな、と想像できる。歴史、時代、時を経て、同じストーリーを

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    2026年03月14日
  • 海底二万里(上)

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    砕け散る大波の轟きに
    炸裂する雷鳴が交錯し

    うなる突風が水平線の
    あらゆる方角から吹き
    つける─

    私のベッドはいつしか
    嵐の洋上となり、

    眠るつもりで読書灯を
    落した闇のなかには、

    本にしがみつく子ども
    たちの姿が、

    息を止め瞳を輝かせて
    いる子どもたちの姿が
    浮かびあがりました。

    かつてノーチラス号に
    乗船した星の数ほどの
    子どもたちが、

    微睡みのなかに浮かび
    あがりました。

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    2024年02月23日
  • 海底二万里(下)

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    巷にあふれる刺激的な
    あれやそれにすっかり
    心を奪われて、

    現代に生きる私たちは
    玩具箱の底にうっかり
    忘れてる。

    自分たちが住まう惑星
    に満ちる壮大な浪漫を。

    次々にその興味の対象
    が移ろう幼子のように。

    それはもう仕方のない
    ことだけれど、

    いずれ目の前の玩具に
    飽きるときがきたなら、

    傍らの玩具箱の奥底で
    ひっそりと輝き続ける
    それを思い出すときだ。

    未知なる深海の世界へ、

    どこまでも深く我々を
    いざなうノーチラス号
    のことを。

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    2024年02月21日
  • オペラ座の怪人(新潮文庫)

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    切ないストーリー。オペラ座の怪人はいつも怪人を応援したくなります。
    エリック派かラウル派か、好みが分かれるところじゃないでしょうか。

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    2024年01月17日
  • 海底二万里(上)

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    序盤は、長い!!!!難しい!!と思って読んでたけど登場人物同士の会話が面白かったり、SF展開にドキドキしたりと読み進めていく度どんどん面白い展開になっていき、アニメを見ているような感覚で読めました。
    海の説明(?)についてや潜水艦の機能性などの説明が難しく書かれている部分があったけど解説を見ながら読み進めれば割と大丈夫でした。
    下巻も買って読んでみようと思います!

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    2023年09月08日
  • 海底二万里(上)

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    ある日突如海に出現したクジラのような謎の物体の正体を明らかにすべく乗り出した、パリ自然史博物館のアナロクス教授とその助手、カナダ人銛打ちらが体験するミステリアスであり、これまでにないほどの好奇心をそそられる世界の物語。情景描写や固有名詞の細かさが抜きん出ていて、読み進めにくかった部分もあったが、総じて印象的な展開だった。

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    2023年07月04日
  • オペラ座の怪人(新潮文庫)

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    1909年の大傑作ということだけれど、劇団四季の演目としてしか知らなかったので読んでみた。2022年翻訳の新しいもの。
    旅行でオペラ座に行こうと思っているので、結果読んでおいてとてもよかった!!

    読んでいるとまるで史実?!と思ってしまうような書き方と進行。最初の方は若干入り込むのに時間がかかったけれど、次第に夢中になった。

    老朽化によりシャンデリアが落ちたことや、地下に湖があることは事実のようで、色々調べてみたくもなる作品。屋根の真ん中にあるというアポロンと竪琴は忘れずに見てきたい!

    オペラ座に行くのは貴族に憧れた成金の人たち、その人たちが舞台上を品定めして愛人を探すのがオペラ座、という

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    2023年04月14日
  • オペラ座の怪人(新潮文庫)

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    ミュージカルの映画が好きで見直していたら原作が気になって読んでみました。

    違うところも多かったですが、原作の印象的な部分を映像化、ミュージカル化しているのですね。
    怪人が実に悲惨で悲しい人生であり、想像以上の容姿であった様子。
    ラストは映画とは違うが、
    最後まで天国に憧れ、彼女を想っていたであろうことは伝わってきますね。

    解説を読むと実際にあったのではないかと思わせる時代背景があって、読み終わりが豊かになりました。

    読みやすい翻訳でした

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    2023年02月24日
  • 海底二万里(下)

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    ネタバレ

    前作の続き

    なかなか希望が見えない、閉ざされた自由が続く中でそれぞれの心の内は大きく揺らいでいく

    より一層故郷への渇望をつよめる者、知的好奇心が勝る者、すれ違っていく人間関係に心を擦り切らす者

    より垣間見えてくるネモ船長の暗い過去と何者かに向けられた激しい怒り

    そんな不安定な状況の中で自然の脅威までも襲いかかってくる、絶体絶命のピンチや突如として訪れる小さな脱出への道を前にした時にアロナクス博士達が選ぶのは


    上巻に引き続きとても引き込まれる世界観になっています。

    これまで無敵に思えたノーチラス号を襲う大自然の脅威、正体不明のネモ船長が見せる激しい感情
    物語は静かに、時には激し

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    2022年11月05日
  • 海底二万里(下)

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    児童文学ということで気楽に読み始めたものの、予想以上に想像力が必要だった。
    序盤〜中盤は、海洋生物を列挙することに大半のページが使われており、多くの生物は分類学上でどこに位置するかが書かれているのみ。文をさらっただけではピンと来ないことが多かった。
    あまり細かいことは考えず、ふんわりと想像しておくのが良いのかもしれない。

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    2022年08月15日
  • 恋するアダム

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    AIと人間の関係が最初からそんなに良好と言い難かくちょっと、題名と内容があわないと感じてしまった。
    アダムがミランダに恋をしているからの結末なのか?恋していなくても正しい結末だったのではないかと思う。
    翻訳がいいからか、サラサラ読めて、よかった。
    なんとなく、少し不完全燃焼かな。

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    2022年02月18日
  • 海底二万里(下)

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    どこか不穏なネモ船長のすべての謎を残したまま、物語はクライマックスへ。無期限にノーチラス号に閉じ込められるという極限状態は、ロックダウンの時になんとなく似ている。しかし知的好奇心は、そのような状況も救うのだ。

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    2021年06月20日
  • 海底二万里(上)

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    1870年刊行当時、最先端の技術・自然科学の驚異と神秘に満ちたこの本に読者は夢中になっただろう!4人しかいない登場人物、それぞれ異なるキャラクター、ノーチラス号の内装、海の恵みの豪華な食事、そして海底探検の描写!

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    2021年06月03日
  • 海底二万里(下)

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    ネタバレ

    ちょいちょい入る海の生き物の名前列挙するやつ、全部読み飛ばしたけど、すごい知識量、勉強量だなーと思った。二万里なのか二万マイルなのか二万海里なのか、よくわからないまま生きてきた。そして、どれでもないということがわかってよかった。どうやら正解は2万リューらしい。リューと里でたまたま音が似てるし、たまたま距離も近くて2万リューで8万km(2万里は約7.8万km)らしい。これからは、堂々と「二万里」派を表明して生きていける。あと、数字の前に「海底」という単語がくっ付くせいで、海面から下方向に向かって2万里だと思ってたけど、これも違った。

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    2021年05月07日
  • 恋するアダム

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    AIは恋をするのだろうか。
    どうやって自分でいられるのだろうか。
    不完全な人間は倫理と道徳観念とどう向き合っているの。
    現実世界の裏返しのような(サッチャー夫人が追い出され、ビートルズが新譜を出して酷評される)1981年のイギリス。
    デジタル分野は今より進んでおり、自動運転やAI搭載のアンドロイドがでてきている世界。

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    2021年05月05日
  • 恋するアダム

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    1980年代後半のイングランドに似たパラレルワールド。チューリンゲンは生きているし非常に優れたアンドロイドのいる世界。
    25体の一体アダムを手に入れたチャーリーと女子学生ミランダの共同生活における関係性の構築と破綻の、そしてある意味再生の物語。ミランダの秘密のミステリー色と善悪と正義の判断、アダムを含めた3人の恋模様など盛り沢山で内容の詰まった物語だ。

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    2021年04月30日
  • 恋するアダム

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    発想が斬新だった。コンプレックスの固まりみたいな主人公とアダムとの対比が面白かった。もしかしたら、もうそこそこにアンドロイドがいるのかも、と思った。

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    2021年03月28日
  • 海底二万里(下)

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    下巻の途中からトラブルが起こったりネモ船長の秘密みたいなのがわかってきて急激に面白くなった。最後の終わり方も完璧やったな〜。また読みたくなるわー。ネモ船長の毒舌がおもしろい。
    専門的な人もそうでない人も楽しめる作品でした。

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    2021年03月06日