村松潔のレビュー一覧
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相変わらずのコンセイユの面白さ。コンセイユ推しです。
下巻はさらにワクワクの探検が重なります。
その中でネモ船長の心の内が垣間見えて悲しい人だとわかるのですが、彼の曲がった正義感がなんとも言えないモヤモヤ感を残します。
このあとネモ船長たちはどうなるのでしょう…。考える余白を多く残したまま物語が終わりました。
登場人物が少なく、ストーリー展開は複雑ではありません。
多くの知識が込められたSF小説ではあるものの、登場人物の考え方 — 知への欲求、自然への挑戦、自由と自己実現など、現代と全く変わらない不変のテーマに基づいていて、全く古さを感じません。
だから名作と呼ばれるのでしょうね。 -
Posted by ブクログ
知的好奇心をくすぐる壮大な冒険活劇!
とても有名な作品ですが、実は名前だけ知っていた程度で、読むのは今回がはじめてだったのですが、本当に面白かった!
ネモ船長、アロナクス教授が連れていってくれる海底旅行をたっぷり楽しめました
何より特徴的なのは主人公アロナクス教授が語る海底生物の緻密な描写と膨大な脚注!
訳者あとがきにもありましたが、当時の人々にとって写真はまだあまり一般的ではなく、想像力を膨らませながら読んでいたとか…
百聞は一見に如かずと言いますが、本書に限っては色鮮やかな情景がありありと目の前に浮かぶので、教授達と一緒に旅をしてる気分になれます!
また、かなり高い頻度で挿絵が入るので文章についていけなくても問題なし!笑(幼い頃はこういう挿絵が気になってページをめくる手が止まらなかったなぁ…)
ワクワクしながら海底を旅できる、素晴らしい物語でした! -
Posted by ブクログ
★★★★ 何度も読みたい
世界各地で目撃される謎の巨大海洋生物。その捕獲をすべく乗り出した教授たち3人は、事故で海に投げ出された際、その巨大生物の上に漂着した。なんとそれは生物ではなく、陸の生活を捨てた者たちが暮らす高性能な潜水艦・ノーチラス号だったのだ。教授たちの奇怪な冒険が今始まる。
といった感じの上巻では、まだ誰も目にしたことのない海底の光景、更にその散策など、海底の冒険に主軸があった。しかし下巻では一転して、ノーチラス号のリーダー・ネモ船長の謎が深まり、不穏な雰囲気が漂う。
上巻では細やかな海底の様子が綴られているが、(下巻でそれらが消え失せることはないが)下巻では海底世界の紹介者としてではなく、人間としてのネモ船長に焦点が当たっている。
個人的に潜水艦での軟禁生活に否定的なネッドと船長の肝心な時には助け合う関係が好きだったので、教授やネッドと船長が仲違いしたままに終わってしまったことは少し寂しい。 -
Posted by ブクログ
童話だけど、若者向けにサロンで語り継がれてたなんて作られた物語よりステキ 童話、とあるけれど、実はルイ14世がいた時代にサロンで若い女の人に向けて話されていた話集なんだと。言われてみれば、そうかも。文字を残すのも、本を作るにも今よりだいぶ大変で貴重な時代、若い人向けに教訓やらを披露する場で話されていた、とあとがきを読んで非常に納得した。昔からあるお話って、お話自体も惹きつけられるものがあるけど、今とは違うシチュエーションで異なるターゲットが相手だったのは目からウロコだったけど、きっとその時代もこのお話自体、ものすごく人を惹きつけていたんだな、と想像できる。歴史、時代、時を経て、同じストーリーを楽しみ、かつ今の我々は昔の人も楽しんでいた、という一面も合わせて楽しめる、という。魅力的なストーリーだからこそ、何百年経ってもターゲットが変われど、愛されているお話なんだろう、と。
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1909年の大傑作ということだけれど、劇団四季の演目としてしか知らなかったので読んでみた。2022年翻訳の新しいもの。
旅行でオペラ座に行こうと思っているので、結果読んでおいてとてもよかった!!
読んでいるとまるで史実?!と思ってしまうような書き方と進行。最初の方は若干入り込むのに時間がかかったけれど、次第に夢中になった。
老朽化によりシャンデリアが落ちたことや、地下に湖があることは事実のようで、色々調べてみたくもなる作品。屋根の真ん中にあるというアポロンと竪琴は忘れずに見てきたい!
オペラ座に行くのは貴族に憧れた成金の人たち、その人たちが舞台上を品定めして愛人を探すのがオペラ座、という解説も興味深かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作の続き
なかなか希望が見えない、閉ざされた自由が続く中でそれぞれの心の内は大きく揺らいでいく
より一層故郷への渇望をつよめる者、知的好奇心が勝る者、すれ違っていく人間関係に心を擦り切らす者
より垣間見えてくるネモ船長の暗い過去と何者かに向けられた激しい怒り
そんな不安定な状況の中で自然の脅威までも襲いかかってくる、絶体絶命のピンチや突如として訪れる小さな脱出への道を前にした時にアロナクス博士達が選ぶのは
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上巻に引き続きとても引き込まれる世界観になっています。
これまで無敵に思えたノーチラス号を襲う大自然の脅威、正体不明のネモ船長が見せる激しい感情
物語は静かに、時には激しさを伴いながらクライマックスへと向かっていきます。
アロナクス博士達の冒険の終わりには何が待っていたのか、、、本当に最後まで釘付けの1冊でした! -
Posted by ブクログ
ネタバレちょいちょい入る海の生き物の名前列挙するやつ、全部読み飛ばしたけど、すごい知識量、勉強量だなーと思った。二万里なのか二万マイルなのか二万海里なのか、よくわからないまま生きてきた。そして、どれでもないということがわかってよかった。どうやら正解は2万リューらしい。リューと里でたまたま音が似てるし、たまたま距離も近くて2万リューで8万km(2万里は約7.8万km)らしい。これからは、堂々と「二万里」派を表明して生きていける。あと、数字の前に「海底」という単語がくっ付くせいで、海面から下方向に向かって2万里だと思ってたけど、これも違った。