村松潔のレビュー一覧

  • 海底二万里(下)

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    フランスの海洋生物学者アロナクス教授、助手のコンセイユ、銛打ちの名手のカナダ人ネッド・ランドは、潜水艦ノーチラス号の調査に向かったところ、そのノーチラス号の襲撃を受ける。
    幸運にもノーチラス号に打ち上げられその船長であるネモに救助された3人は、ノーチラス号の半年間の海中旅に同行する。

    終始おびただしい数の生物学名が出てきて少し読みにくかったです。
    物語というよりは、絵のない図鑑や百科事典を読んでいるようでした。

    ただ下巻は物語にも盛り上がりが出てきて、棚氷に巻き込まれた話や海底でサメと闘う話はハラハラしながら読みました。
    原本と同じ挿絵が使われていたのも良かったです。

    ネモ船長の国籍や、

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    2024年04月18日
  • 海底二万里(下)

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    requin(フランス語でサメ)という言葉がrequiemから来ているという説明があったが、もしそれが本当なら面白い話だなと思った。

    上巻を思い返してみると、具体的な母国語が特定できず、最初からずっとネモ船長の国籍は最後まで明かされない。そして彼の暗い過去も完全な詳細までは語られない。それはまるで、まだまだ明らかになっていない海の秘密のようでもあり、ノーチラス号から脱出した後の彼がどうしているのかを想像する余地を与える締めくくり方も個人的に好みだった。

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    2024年02月24日
  • 海底二万里(上)

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    上下巻の装丁の繋がりの登録順番を間違えて、再登録しました。いいね登録をいただいており、そちらも削除する事になり申し訳なく思います。
    なんか気になってしまって。

    1870年 SF海洋冒険小説。
    ディズニーシーの「海底2万マイル」のモチーフ。
    乗った事も行った事もないけれど。

    第一部
    1. 逃げる岩礁
    1866年世界中の海で、鯨の様な何かが目撃されて、多くの船が接触等で事故に遭う。
    2.賛否両論
    海洋研究者アロナクスが「海洋の神秘」という研究が認められてアメリカの調査船に乗り込む事になる。
    3.旦那様のお気に召すままに
    忠実で献身的な召使の若者コンセイユを伴い、エブラハムリンカーン号へ。
    4.

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    2023年12月17日
  • 憂鬱な10か月

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    初イアン・マキューアン。これは、ウィットに富んだジョークなのかな?主人公はまだ母親のお腹の中にいる胎児。しかも母の身体をとおしてポッドキャストで世界情勢を嘆いたり、ワインを嗜んだり(しかもものすごく詳しい)、挙句の果てにへその緒で首をつって自殺をはかろうとする。一歳の息子がいる身としてはまさか我が子もなんて思ったり。最後にこの世界に生まれてくる描写は素敵だった。誰もその時のことは覚えてないはずなのに、追体験できるとは。

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    2023年05月04日
  • 海底二万里(下)

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    小学生の書く字数稼ぎの読書感想文みたいな海洋生物の固有名詞の列挙には辟易するも、それ以外の冒険談はとても引き込まれる。

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    2023年04月24日
  • 海底二万里(上)

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    巨大クジラの様な物体が世界中の船の運行をさまたげてる。乗り気ではないアロナクス教授が調査に駆り出された…
    まともな潜水艦が存在しない時代に海底移動する船の話を想像し、具体的な航路を表現していて読者の心を惹きつける。これはたまらん。

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    2022年09月25日
  • オペラ座の怪人(新潮文庫)

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    タイトルは知っているが内容をよく知らない作品の一つ。時代背景なども馴染みがないので、読み進めるのに少し苦労したが、あらすじは理解した。改めて再読したいと思っているが、今は星3つ。

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    2022年08月05日
  • 恋するアダム

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    面白かったけどこういうアンドロイドの誕生は実は怖いのではないかと思った。人間の心の繊細さ、揺れ、真実とその反面の折り合い···どこまで理解しあえるのだろう?

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    2021年12月17日
  • 海底二万里(上)

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    「不思議の海のナディア」の原作ということで海洋冒険物語を期待して読むとかなり期待外れとなりますね。ノーティラス号とネモ船長は登場するけど、原作表示は必要だった? とはいえ、素晴らしい挿絵とともに深海の旅を楽しめる作品でした。

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    2021年11月18日
  • 恋するアダム

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    アンドロイドのアダムを買ったチャーリーと、同じアパートの上の階に住む女子大生のミランダ。3人の奇妙な関係…、と書けば当然近未来小説と思うが、1982年の英国が舞台。サッチャー首相がフォークランド紛争に追い込まれていたころのこと。でも、そこは架空のお話なので、事実とは違う政治情勢になっている。そこがまた不思議な感じ。80年代にここまでできるのか?というのもあるけれど、どこまでが歴史上の事実なのか悩みながら読んだ(自分に知識がないからだけなんだけれど)。学習し続けるアダム、チャーリーが偶然手を差し伸べることになった少年マークの存在、何よりもミランダの過去などが次々と絡み合っていく。

    AIが日常生

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    2021年10月06日
  • 海底二万里(上)

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    装丁が綺麗。
     
    雪組のCaptain Nemoを見て、海底二万マイルってまさかこんな話じゃないでしょ?!と気になりすぎて買ってしまった。文学史の中の存在として名前・著者名しか知らなかったけど、勉強になりました。

    1869年刊ということで、海底世界の魚や植物の様子、世界中の地形や海の様子を想像しながら冒険旅行を楽しむ物語だったのだろう。

    下巻の最後まで読むと、何が原作に描かれていて何が谷先生の創作かが分かってすっきり。

    次はパルムの僧院読もう〜

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    2021年06月20日
  • 海底二万里(上)

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    SFの名作だが、なんか自然現象や海の生物の事典を読んでいるようだった。でも出版時の19世紀後半では一般人には本を読むという習慣はなかったと思うので新鮮だったんだろうな。さて時間はかかりそうだが後半を読みましょう。

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    2021年05月29日
  • 海底二万里(上)

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    140年前に出版された名作ですが新鮮です!

    書店で装画を見たときにワクワクして上下巻共に買ってしまいました。この本は新潮文庫の新訳名作コレクションでしかも刊行当時(1871年)の挿絵をふんだんに収録してあり古典空想冒険小説の新しい装いに気持ちが早くも海底の旅に巻き込まれます。

    物語は1866年に世界中を航海する船舶から超大型級鯨が多数目撃される、1867年には大型客船との接触事故が発生し航海の安全と世間の注目からアメリカの軍艦により化け物鯨の退治が実施された。

    多くの読者は既知の事と思いますがこの鯨の正体”ノーティラス号”は船長”モネ”によって世界中の海を航海する大型潜水艦でアメリカ軍艦

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    2021年05月03日
  • 眠れる森の美女―シャルル・ペロー童話集―

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    シャルル・ペロー童話集
     教訓が面白い
    眠れる森の美女
     理想の人を待つことは正しいが限度はある
     決まった幸せは先延ばしにしても幸せ
    赤頭巾ちゃん
     可愛い子はより品のない人が寄ってくる
    青ひげ
     好奇心には魅力がある反面、しばしば後悔がつきもの
    猫の親方または長靴をはいた猫
     役に立たないものはない この猫は優秀すぎるけども
     見た目はなんだかんだ大切
    仙女たち
     優しくて愛想のある女性のほうがいい
     言われた人にしか優しくしない長女はいかん
    サンドリヨンまては小さなガラスの靴 シンデレラ
     2回舞踏会にいって2日目の出来事だったとは
     そもそもガラスの靴って履いて歩けるんか
     食べるのの

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    2021年02月18日
  • 海底二万里(上)

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    1870年に書かれたものにもかかわらず、夢のある話で海の生物の知識がなくても楽しめた。
    まるで自分も海底を旅しているように感じた。

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    2020年10月21日
  • 美女と野獣(新潮文庫)

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    ボーモン夫人の子ども向け短編集。
    表題作「美女と野獣」は、ヴィルヌーヴ夫人の同作を子供向けに再編したものなので細かいところで物足りないのと、ほかの作品も含めてご都合主義っぽいところが、時代だなあと思ってしまった。
    当時の階級社会では、このような教訓が必要とされていたということなのかなぁ。とも。
    おとぎ話ほどふわふわしておらずシュール。

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    2020年08月29日
  • 海底二万里(下)

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    そこはかとなくかおる階級の差別的な意識

    上流階級:主人公
    中流階級:コンセイユ
    労働者階級:ネッド・ランド

    といったところ

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    2020年06月23日
  • 海底二万里(上)

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    Switch版深世界と同時進行で読み進めてるので、深海の様子がすごく美しく想像できてめちゃくちゃ胸熱。同時に酸素のない海中での探索のドキドキ感もなんだかリアルに感じられる。
    死んだらサンゴの王国を抜けた海底に葬られる、なんてロマン…

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    2020年05月20日
  • 海底二万里(上)

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    今やファンタジーとなってしまいましたが、面白い


    人間社会から縁を切っても、キリスト教は捨てないところが
    時代を感じさせます

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    2020年05月20日
  • 家なき子(下)(新潮文庫)

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    波乱万丈、次々に押し寄せてくるアクシデント、ボロボロになりながらも強く正しく生きて行くレミの姿にほだされる。わくわく面白く、いい話だった。

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    2019年12月15日