あらすじ
19世紀末、夜ごと流麗な舞台が繰り広げられるパリの花、オペラ座。その地下深くには奇怪な事件を巻き起こす怪人が棲み着いていると噂されていた。怪人は若く可憐なクリスティーヌに夜毎歌の手ほどきを授けていたが、歌姫に想いを寄せる幼馴染の子爵との仲に嫉妬しクリスティーヌを誘拐。結婚を迫り、拒否すればオペラ座を爆破すると脅すのだった……。ホラー小説の先駆けと名高い世紀の名作。(解説・岡田暁生)
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Posted by ブクログ
名作、面白い!
ミュージカルであらすじは知っていましたが、小説は、サスペンスあり、オペラ座の怪人の真の姿にせまるストーリー。オペラ座に行った時の記憶を辿りながら読みました。次回は、2階の5番ボックスに行きたい!
最後の解説も、当時の様子・時代背景がわかって良かったです。
Posted by ブクログ
1909年の大傑作ということだけれど、劇団四季の演目としてしか知らなかったので読んでみた。2022年翻訳の新しいもの。
旅行でオペラ座に行こうと思っているので、結果読んでおいてとてもよかった!!
読んでいるとまるで史実?!と思ってしまうような書き方と進行。最初の方は若干入り込むのに時間がかかったけれど、次第に夢中になった。
老朽化によりシャンデリアが落ちたことや、地下に湖があることは事実のようで、色々調べてみたくもなる作品。屋根の真ん中にあるというアポロンと竪琴は忘れずに見てきたい!
オペラ座に行くのは貴族に憧れた成金の人たち、その人たちが舞台上を品定めして愛人を探すのがオペラ座、という解説も興味深かった。
Posted by ブクログ
ミュージカルの映画が好きで見直していたら原作が気になって読んでみました。
違うところも多かったですが、原作の印象的な部分を映像化、ミュージカル化しているのですね。
怪人が実に悲惨で悲しい人生であり、想像以上の容姿であった様子。
ラストは映画とは違うが、
最後まで天国に憧れ、彼女を想っていたであろうことは伝わってきますね。
解説を読むと実際にあったのではないかと思わせる時代背景があって、読み終わりが豊かになりました。
読みやすい翻訳でした
Posted by ブクログ
そんなに感情移入しなかった。読者は2人の男性にどっち派か分かれるようだが、どちらにも魅力は感じられなかった。ただ、エリックの生い立ちが切ないなくらいでした。
ミュージカルでみると、世界観やシャンデリアが落ちる情景、衣装が相まって面白いだろうなと思うからミュージカルでぜひみたい。