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200万部超の大ベストセラー! 屋根付きの橋を撮影するため、アイオワ州の片田舎を訪れた写真家ロバート・キンケイドは、農家の主婦フランチェスカと出会う。漂泊の男と定住する女との4日間。時間に縛られ、逆に時間を超えて成就した奇蹟的な愛――。1993年、日本語版が刊行されるやじわじわと感動の輪を広げ、「シンプルで純粋」「涙なくしては読めない」と絶賛された不朽のベストセラー。1995年、クリント・イーストウッド/メリル・ストリープ主演で映画化。
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Posted by ブクログ
クリント・イーストウッドとメリル・ストリープ主演で映画化されている原作。1960年代のアイオワ州を舞台に、たった四日間だけ燃え上がった切なく感動的な恋物語。情景が思い浮かぶ細やかな描写と心の内を綴った美しい文章を読み終えて、人生における選択とは何だろうと深く考えさせられました。 あらすじ: ナショ...続きを読むナル・ジオグラフィック誌の写真家ロバート・キンケイドは、屋根付きの橋を撮影するため、アイオワ州マディソン郡を訪れます。そこで道に迷った彼は、フランチェスカ・ジョンソンというイタリア出身の主婦と偶然出会い、橋まで助手席に乗せて道案内をしてもらいます。彼女は、たまたま夫と子どもたちが州外の農業見本市に出かけていて、一人で自宅に残っていたところでした。そんな二人が話し合ううちに、都会的で自由な気風のロバートに、フランチェスカは次第に惹かれていき、ロバートの方でも、フランチェスカの内に秘めた情熱や知性に心奪わて、二人は恋に落ちます……。 起きてしまったことに対する落とし所としては、この物語の結末を考えると、この着地点しかないだろうと思いました。そうでなければ、こんなに美しい物語にはならず、ドロドロの愛憎劇になってしまったでしょうから、これで良かったと思います。とても悲しい結末でしたが、いい作品を読んだなと思いました。 なお、著者がカメラの撮影が趣味なのか、自身で撮影した写真が章の扉裏に掲載されています。どれも構図が良くて、写真を撮るのが好きなんだろなと思わせる撮り方。空を入れるときは、雲を入れて動きを出したり、そうでなければ、川面の映り込みを利用したり、また縦位置で大胆な構図を狙ったり、クローズアップした橋の入口では花(Blossom)を手前に配置して変化を狙っています。作中のロバートの撮影時のこだわりも、そんな著者自身の撮影時の苦労した経験が活かされた文章だということが写真からも伝わってきて、とても好感がもてました。なお、撮影機材は、Nikon Fやジッツォの三脚などが出てきました。おそらく、カメラ好きな人が読むと、本作をより気にいるだろうなと思いました。
なんて美しい恋愛なんだろう たった4日間の短く深く一生の愛 彼が彼女の名を刻んだペンダントを身につけていたシーンでぶぁぁぁぁと泣いた 彼女が走り書きした1枚のメモが彼にとっての唯一彼女がこの世に存在した証であるなんて悲しすぎる 亡くなってから灰になりやっと一緒になれた(号泣)
かなり映画で話題になっていたけれど、 当時は全く興味がなく 本を手にとった段階でも やっつけ仕事的に流し読みかなって。 だけど全然違った。 いわゆる不倫のお話なのに 心の葛藤や精神論の部分が秀悦しているせいか、むしろ感動する覚えたほど。 四日間で人はこんなにも変わっていけるものなのか。キンケイド自...続きを読む身の生き方が頑なすぎて涙がとまらなかった。 映像でみたらどこまでこの世界観が再現出来ているのだろう。 晩年に彼に友人ができたのは 本当に良かったと思う。
最近、映画の「風と共に去りぬ」を鑑賞したばかりだったので、今作の主人公の一人・ロバート・キンケイドと、風と〜のスカーレット・オハラが、同じアイルランド系という偶然の一致が、何だかすごく嬉しかった作品ですo(^▽^)o←長い で、そんな同郷の2人なんだけど、一方は自分の生まれ育った土地を愛し、もう一...続きを読む方は風のように世界を放浪するっていう人物像の対比にすぐに気付けたのも、間を置かずに2つの名作に触れたからだよね〜と思えたのも嬉しかったのですo(^▽^)o←二回目 ロボートが引用したナバホ族の詩に触れた時も、これまた最近DVDで見たウインド・トーカーズのキーとなるナバホ族を思い出して、o(^▽^)oo(^▽^)oo(^▽^)oとなったのでした(笑)。ナバホと同じように、いつかリルケにも会えるかしら。 映画だけじゃなく、こういうシンクロニシティが増えると、もっともっと嬉しくなれるのかなあ。と思うと、いろいろアンテナ張っていたいなあとも思うんですが、うーん。毎度のことながら、実行力が伴わないんだぜ…(´・_・`) 前置きが長すぎたので、ざっくり本編感想を〜(・ω・)ノ 暖かい家庭を持っているにも関わらず、埋められない孤独を抱えたフランチェスカ。 幼い頃から人との縁が薄く、世界の風景の中に自分を移ろわせ、それらの一部を写真で切り取ることを生業とするロバート。 そんな2人が、マディソン郡にかかる橋がきっかけで、運命的に出会い、濃密な交歓の時を過ごす4日間が描かれます。 そして、フランチェスカの子供達が、彼女の死後、その事実に気付く…という物語。 要約すると、 「夫と子供達が不在の間に、突然現れた魅力的な男と不倫する女の話」 っていうだけのストーリーなんですね。うーん、身も蓋もない(笑)。 私、こういうジャンル、全然好みじゃない、筈だったのですが(前知識も全然なかった〜幸せ!)。 時間の都合で読むのを中断するのが惜しくて、貪るように字面を追ったの久しぶりぃ\(^o^)/し…至福〜!笑 各章を締めくくる印象的なセンテンス、スピリチュアルな愛とその表現、主人公2人のキャラクタや思い出をつづる言葉に、すごく惹かれました。訳がいいのかな!←浅い 久しぶりに、文章に恋をしました。前はどの作品だったかなあ。忘れた〜←浮気性 例えば、フランチェスカがちょっとした秘め事になれている女性だったら。 ロバートが家庭を持っていたり、女好きするような男性だったら。 こんなに魅力溢れる作品にはなってないんじゃないかなあ。 絶妙な人物描写と、美しい邦訳が生んだ名作です。名作です(二回目)。 なんか、めちゃくちゃ長くなってしまったわ〜(・ω・)
若かりしころに感銘を受けた名作。 いつでも懐かしくて甘酸っぱくてちょっびり悲し悔しな気持ちにさせてくれる一冊です。 恋愛モノは苦手だけど、この本は何かを残してくれた、そんな気がする。
涙がとまらかった。田舎の風情がしばらくわすれられなかった。最後の方は通勤でこの読むのを辞めて、自宅で目を腫らせました。
あたたかい。 責任、という表現がとても的確で、 深い想いを共感できた。 少し直接的すぎる訳もまた、良い。 何に対しても、あまり強い愛情や想いを持てない私だけれど、 出会えば、変わるだろうか。
時代の中で忠実に一生懸命生きた女性の姿が美しい物語。 人は一つの道を選んで進み始めたら、それを進路変更することはむずかしいですよね。家族がいるのに恋を・・。しかも恋によって本当の自分を見つけてしまったフランチェスカは本当は彼と歩みたかった。でもそれが何を意味するか十分理解できているフランチェスカ。結...続きを読む果、家族に責任を果たす。その姿がその恋愛をより一層美しいものにしています。 人妻でも恋をしたら、どちらの道を選ぶかは、やはりあなた次第でしょうけれど。美しい想い出、お相手を思いやる本当の愛!を選択しませんか。
ロバート・ジャームス・ウォラーの【マディソン郡の橋】を読んだ。 1995年にクリント・イーストウッドとアニー・コーリーの共演で映画化され、大ヒットを記録した作 品であるので、見た、または読んだ人も多いかもしれない。 小説は全米で250万部を売り上げるという記録も作り出した大ヒット作である。 ...続きを読む生涯でたった4日間の愛の物語。だがその4日間が2人の人生において、かけがえのない4日間になる。 不倫の話と言ってしまえばそれまでであるが、愛の形を問わぬとすれば、男が女を求める、または女が男 を求めるという真理において、これほど切なくて魅力ある物語はないのではないだろうか。 主人公のフランチェスカは、結婚を機に生まれ育ったイタリアからアメリカに移住して来た。優しい主人 と可愛い2人の子供に囲まれ、何不自由ない生活を送っているかのように思えた。主人と子供たちが家を 留守にした運命の日。フランチェスカの前にアメリカ人の写真家、ロバート・キンケイドが現れる。彼は このマディソン郡に7つある屋根付きの橋を撮影しに来たのだが、最後の1つの場所がわからず、偶然見 つけたフランチェスカの家に道を尋ねようと入って行った。これが運命の出会いである。 第一印象から2人はお互いに惹かれあった。フランチェスカは40歳を少し過ぎたくらい。ロバート・キ ンケイドは52歳であった。 大人の恋愛である。フランチェスカには家族があったが、ロバート・キンケイドは一人身。徐々にお互い が持つ不思議な魅力に、お互いが惹かれあっていく。 初めは紳士に。徐々に情熱的に。 お互いに一線を越えてはいけないと認識しつつも、気持ちのベクトルが向き合ってしまえば、それを押さ えることは、もはや難しい事実であった。 お互いの年齢からも二度と情熱的な恋などに身を焦がすことなどないと思っていた2人は、その気持ちと は裏腹に愛の極地へとのめり込んで行く。 ロマンチックな夜に浸り恋心に身を焦がし、情熱的な夜に身悶えるような愛を交わす。フランチェスカは 1人の「女」に戻り、ロバート・キンケイドは象徴的な「男」であり続けた。 交わされる愛の言葉、さりげない心使いや仕草が、大人の恋でありロマンチックである。 最後の日にロバート・キンケイドはフランチェスカに「自分のそばでいつまでもいて欲しい」と心の内を 告げるが、フランチェスカは「家庭という責任」があると首を縦には振れない。 最後の最後まで、何度も何度も愛し合った終わりに、後ろ髪を引かれる思いで2人は別れる。 車で走り去るロバート・キンケイドの後姿を見つめる最後のシーンは、心に響く名シーンであった。 究極の愛。それは、何らかの宿命を持ってこの世に生まれ、出会うべくして出会った愛であると思う。 ソウルメイトとも呼ばれるこの種の関わりは、あながち嘘ではないと思うのだ。 現世で目に見える結果の形として必ず結ばれるとは限らずとも、2人の魂はそれぞれを探し求めて生まれ てきた。出会うために生まれてきたのである。この理解を前提に置かなければ、この物語を深く読み進め ることは困難な作業だろう。 フランチェスカとロバート・キンケイドは、別れた後もお互いの生活に戻りながら、愛し合い続けた。 けして口には出さず、心の中で繋がり続けたのである。それこそ死ぬまでだ。 この2人の愛の事実はフランチェスカの遺書によって明るみに出る。フランチェスカの子供たちがその遺 書を読むシーンもまた心を震わせられる。 精神が肉体を超えた究極の愛の形に触れてみたい人にはぜひ、一読をお薦めしたい作品であった。
「大恋愛」なんて陳腐な言葉では片付けられない ロバード・キンケイドとフランチェスカの4日間の奇蹟。 あー私の数少ないボキャブラリーでレビューは書けませんね。 でもね、こんなことが実際にあったって知るだけで、 地球の真反対にいる知らない人類に対しても愛おしさを覚えます。 夢を見ているよ...続きを読むうな体験を、長年自分の記憶に残すために、 確実に存在していたと記すために、つないだ一通のメモと 名前が刻まれたネックレス。 地球規模から見た、体験と実感をつなぐために物質に頼る人間に、可愛らしさを感じます。 映画化もされているけど、きっと映画で見たら幻滅するだろうなぁ。
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マディソン郡の橋
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ロバート・ジェームズ・ウォラー
村松潔
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