木村二郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
価値のないものしか盗まない怪盗ニックが主人公。
宝石とか有名絵画とか価値の高いものを盗む怪盗は世にたくさんいるが、価値のないもの例えば普通の壁掛け時計とか、センスの悪い石像とか、普通の犬とかを盗むことを生業としている怪盗はそう多くないのでは。
なぜ価値のないものを盗むのかがポイントでページ数の少ない短編のなかで、その辺りの理由をきちんと説明付する技量はなかなかすごいなと思います。
良くない点をあげるとすると主人公が怪盗なので、やっぱり悪党なのには違いないということ。
いくら価値がないものとはいえ人の物を盗むのは犯罪ですから。
その辺りを上手く咀嚼できるようであれば楽しい作品だと思います。 -
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Posted by ブクログ
この作者の作品を初めて読みました。
巻末の作者紹介を読むと、短編ミステリーの第一人者だそうです。
自称二千歳のサイモン・アークとワトソン役のわたし。
サイモンとわたしが初めて出会った事件から、
40年以上の間に起こった事件が収録されています。
その間に、わたしは結婚したり、
新聞記者から編集者に転職し、部長になった後引退したりしますが、
サイモンはずっと見た目が変わらないらしいです。
オカルト探偵ということでしたが、
特にオカルトチックな話ではありませんでした。
当初人間には不可能と思われた事件に対して、
サイモンが理にかなった推理を展開して解決するというものです。
短編なので起承転結がは -
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